 | | 【 「う」の蔵 】 |
◎有為転変:ういてんぺん
この世のすべての存在や現象は、さまざまな原因や条件によって常に移り変わ
るものであり、少しの間もとどまっていないこと。また、この世が無常で、は
かないものであるということ。
【有為(うい)】〔仏〕
さまざまの因縁によって生じ、常に生滅し永続しないすべての物事・現象。
有為法。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎右往左往:うおうさおう
大勢が右に行ったり左に行ったりすること。つまり、混乱している状態のこと
。
◎羽化登仙:うかとうせん
−蘇軾(ソショク)・前赤壁賦(ゼンセキヘキノフ)−
中国古来の神仙思想などで、人間に羽が生えて仙人になり天に昇ること。また
、酒に酔ってよい気分になること。つまり、羽が生えて仙人となり、天にのぼ
るということから、酒に酔ったりして、天にものぼるような良い気分になるこ
と。
【羽化(うか)】
(1)昆虫が幼虫または蛹(さなぎ)から変態して成虫になること。
〔養蚕では化蛾(かが)という〕→孵化(ふか)
→蛹化(ようか)
(2)人間に羽が生え、空中を飛べる仙人となること。うけ。
【登仙(とうせん)】
(1)天にのぼって仙人になること。
(2)貴人、特に天皇の死を敬っていう語。[運歩色葉集]
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎烏合之衆:うごうのしゅう −後漢書(ゴカンジョ)−
カラスの集まりのような統制の無い寄せ集めの軍隊のこと。また、統制・秩序
を欠いた集団のこと。
【烏合(うごう)】
烏(からす)の群れのように規律も統一もなく集まること。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎右顧左眄:うこさべん
右を見たり左を見たり、正面からしっかりと見据えないこと。つまり、あたり
の様子や周囲の思惑など、まわりのことばかり気にして決断をためらうこと。
【顧(こ)】
振り返って見ること。
【眄(べん)】
横目で見ること。
◎有相執著:うそうしゅうじゃく
形ある現象の姿にとらわれる心。それらが一切皆空(イッサイカイクウ)であ
ることを悟らないで執着心を起こすこと。
【有相(うそう)】
〔仏〕姿形をもって存在している事物。姿形をもって存在しているというあ
りかた。また、その姿形。
【一切皆空(いっさいかいくう)】
一切の存在は、すべて固定した実体ではなく空であるという仏教の根本教理
。色即是空(しきそくぜくう)。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
【執著(しゅうじゃく)】
こだわる?
◎有象無象:うぞうむぞう
もとは、世の中の有形無形のもの一切を指す仏教語「有相無相」で、これが転
じて、数ばかり多くて役に立たない物や人々をさげすむこと。
◎有智高才:うちこうさい
生まれつき頭の働きがよく、学習によって得た才能も優秀なこと。またはその
人のこと。
【有知/有智(うち)】
知恵のあること。また、その人。
【高才(こうさい)】
〔「こうざい」とも〕すぐれた才能。また、その持ち主。高材。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎有頂天外:うちょうてんがい
このうえなく大喜びすること。また、たいそう喜んで夢中になり、我を忘れる
こと。
【有頂天(うちょうてん)】
[一](名)
〔仏〕無色界(むしきかい)の最上天である非想非非想天のこと。色界の最
上位の天、色究竟天(しきくきようてん)をいうこともある。
[二](名・形動)
(1)喜びで気分が舞い上がっている・こと(さま)。
(2)あることに熱中し他を顧みない・こと(さま)。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎雨天順延:うてんじゅんえん
雨が晴れるまでのばすこと。
◎海千山千:うみせんやません
「海に千年、山に千年」の略で、海・山にそれぞれ千年生き抜いた蛇は竜にな
るという俗説から、世の中の経験を十分に積み、物事の裏事情にまで通じてい
て狡(ズル)賢いこと。また、そういう強(シタタ)かなこと。また、そうい
うし強か者のこと。「海千河千」とも言います。
◎有耶無耶:うやむや
有るのか無いのかはっきりしないことから、物事がはっきりしないこと。また
、ぼんやりとしてあいまいでいいかげんなこと。態度や結果などが明白でない
こと。
◎紆余曲折:うよきょくせつ
道や川などが曲がりくねること。また、事情が込み入っていて分かりにくいこ
と。あるいは、これまでのいきさつが複雑で状況が分かりにくいこと。
【紆余(うよ)】
(1)曲がりくねっていること。
(2)才気があって、しかも十分ゆとりのあること。
【曲折(きょくせつ)】
(1)折れ曲がること。曲がりくねること。
(2)状態が変化すること。移り変わること。変化。
(3)複雑に変化のある経過。込み入った事情。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎雲煙過眼:うんえんかがん −蘇軾(ソショク)・宝絵堂記−
雲や霞がたちまち目の前を過ぎ去るように、心にとめないこと。気にしないこ
と。つまり、物事に執着しないこと。
【雲煙/雲烟】
(1)雲と煙。また、雲とかすみ。
(2)〔杜甫「飲中八仙歌」〕書画の筆勢が生き生きとしているさま。
(3)山水画・筆跡などの墨色の美しさ。また、そのような画や書。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎雲散霧消:うんさんむしょう
雲が散り、霧が晴れて消え去るように、跡形もなく消えること。つまり、わだ
かまっていた思いや悩みが吹っ切れて、すっきりした気持ちになること。
◎雲集霧散:うんしゅうむさん
雲や霧のように人々が集合と解散を繰り返すこと。
◎運否天賦:うんぷてんぷ
人の運命は天の定めによるということ。つまり、運を天に任せること。
【運否(うんぷ)】
幸運と不運。運不運。
【天賦(てんぷ)】
(1)天が与えること。天から授かったもの。
(2)生まれつき備わっている性質・才能。天稟(てんぴん)。天資。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
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