 | | 【 「と」の蔵 】 |
◎当位即妙:とういそくみょう
〔仏〕あらゆるものが、その立場・あり方のままに真理にかなっていること。
煩悩をもつ凡夫のあり方が、そのままで仏の真理に一致していること。
【凡夫】(ぼんぷorぼんぶ〕
(1)平凡な普通の人。凡人。
(2)〔仏〕仏教の真理に目ざめることなく、欲望や執着などの煩悩
(ぼんのう)に支配されて生きている人間。異生(いしよう)
。
【異生】〔仏〕凡夫(ぼんぷ)のこと。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎当意即妙:とういそくみょう
即座に、場に適かなった機転を利かせること。気が利いていること。〔仏教の
、当位即妙から〕
【当意(とうい)】
その場で即座に考えたり、工夫したりすること。
【即妙(そくみょう)】
「当意(とうい)即妙」に同じ。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎同工異曲:どうこういきょく −韓愈(カンユ)・進学解−
音曲・詩文などの技巧は同じであるが、趣が異なること。また、ちょっと見る
と見かけは違うようでも、内容は同じであること。
◎同床異夢:どうしょういむ −陳亮(チンリョウ)・与朱元晦書−
同じ寝床に寝ていても別々の夢を見るということ。つまり、一緒に仕事をしな
がら目標や意見が違っているということ。
【与朱元晦書】
朱元晦(シュゲンカイ)に与(アタ)うるの書(ショ)。
◎道聴塗説:どうちょうとせつ
−論語(ロンゴ)・陽貨−
道で聴いた話を同じ道ですぐに他人に話すこと。また、人から聞いたことをす
ぐ受け売りすること。いい加減なうわさ話のこと。つまり、知識などの理解が
いい加減で、しっかり自分のものになっていないこと。また、根拠のない伝聞
、受け売りのこと。
◎同病相憐:どうびょうそうれん
−呉越春秋(ゴエツシュンジュウ)・闔閭内伝(コウリョナイデン)−
同じ病気に苦しむ人々が、互いに同情し合うこと。また広く、同じ境遇で苦し
む者同士は、互いになぐさめ合うということ。
◎東奔西走:とうほんせいそう
東や西へと忙しく走り回ること。つまり、仕事や用事のため、東へ西へとあち
こち忙しく走り回ること。
◎党利党略:とうりとうりゃく
自分が属する政党・党派の利益と、そのためにめぐらす策略のこと。
◎読書尚友:どくしょしょうゆう
−孟子(モウシ)・万章(バンショウ)・下−
書物を通じて昔の賢人に親しむこと。
【尚友(しょうゆう)】
書物を読んで昔の賢人を友とすること。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎読書百遍:どくしょひゃっぺん
−魏志(ギシ)・董遇伝(トウグウデン)・注−
難しい書物でも、何度も繰り返して読めば自然に意味がわかってくるというこ
と。書物の精読を進める語。「読書百遍、意自ずから通ず」の略。
◎独断専行:どくだんせんこう
周囲の人たちに相談せずに、自分一人で勝手に決めて行動すること。
◎徒手空拳:としゅくうけん
手に何も持っていないこと。また、何かを始めようとするときに、身一つで他
に頼むものがないこと。
【徒手(としゅ)】
(1)手に何も持っていないこと。素手(すで)。てぶら。空手(くうしゆ
)。
(2)資金や地位などの頼りになるものが全くなくて、自分の力だけが頼り
であること。
【空拳(くうけん)】
(1)何も持っていない、ただの握りこぶし。空手。素手(すで)。徒手。
(2)他人の援助を受けないこと。自分だけの力。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎塗炭之苦:とたんのくるしみ
泥や火の中にいるようなひどい苦しみ、のこと。水火の苦しみ。
【塗炭(とたん)】
〔泥にまみれ、炭火に焼かれる意〕非常に苦しい境遇。
【水火(すいか)】
(1)水と火。
(2)洪水と火災。また、そのように勢いの激しいもの。
(3)水におぼれ、火に焼かれるようなひどい苦しみ。
(4)(水と火のように)互いに相いれないもの。きわめて仲の悪いこと。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎怒髪衝天:どはつしょうてん
毛髪が逆立つくらい激しく怒り狂うこと。
【怒髪(どはつ)】
激しい怒りのために逆立った毛髪。
【衝天(しょうてん)】
天をつくこと。勢いの盛んなこと。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
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