☆ 四字熟語 ☆ 


【 「ち」の蔵 】
◎知音女房:ちいんにょうぼう
  恋女房のこと。
  【知音(ちいん)】
   (1)〔琴の名人伯牙は、自分の弾く琴をよく理解していた友人の鍾子期の
      死後、琴の弦を切ってしまったという「列子(湯問)」の故事から〕
      心の底まで理解しあった友人。親友。
   (2)知り合い。知人。
   (3)愛人。恋人。また、情を交わすこと。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎遅疑逡巡:ちぎしゅんじゅん
  あれこれと思い迷って、尻込みすること。
  【遅疑(ちぎ)】
   疑い迷ってためらうこと。
  【逡巡(しゅんじゅん)】
   決断をためらうこと。ぐずぐずすること。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎知己朋友:ちきほうゆう
  自分の心や真価を知ってくれる友人。
  【知己(ちき)】
   (1)〔史記(刺客列伝)〕自分のことをよくわかっていてくれる人。親友
      。知音。
   (2)知り合い。知人。
  【朋友(ほうゆう)】
   友達。友人。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎池魚籠鳥:ちぎょろうちょう  −潘岳(ハンガク)・秋興賦−
  池の魚と籠の鳥。つまり、不自由な身の上の事。身体が束縛されて自由でない
  こと。また、宮仕え役人やサラリーマンや囲われ者の女性の不自由な身の上の
  こと。
◎竹頭木屑:ちくとうぼくせつ  −晋書(シンジョ)・陶侃伝−
  中国・晋の陶侃(とうかん)が、船を作った時に出た竹の切れ端(竹頭)やお
  がくず(木屑)をとっておき、竹の切れ端は竹釘を作り、その竹釘を船の修繕
  し、おがくずは雪が降ってぬかるんでいる道にまいたという。つまり、小さい
  ものや、つまらぬものでも、何かの役に立つことがあるということ。
  【竹頭(ちくとう)】
   竹の切れ端。
  【木屑(ぼくせつ)】
   おがくず。
◎竹馬之友:ちくばのとも
  幼少時代、竹馬で一緒に遊んだ仲の良い友人ということから、幼い頃からの親
  しい友達。
  【竹馬(ちくば)】
   (1)たけうま。
   (2)たけうまで遊ぶような幼い頃。幼時。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
竹林七賢:ちくりんのしちけん
◎知行合一:ちこうごういつ  −伝習録(デンシュウロク)
  本当の知は実践を伴わなければならないということ。
  「知行合一説」の略。中国の明時代に王陽明(オウヨウメイ)が唱えた儒学の思
  想で、知(知識)と行(行動)は合一(合致)していなければならない、つま
  り、知識と行為は一体であるということ。知識が先で実践は後からという宋の
  朱熹(シュキ)の先知後行説に対して唱えられた。
◎魑魅魍魎:ちみもうりょう
       −春秋左氏伝(シュンジュウサシデン)・宣公(センコウ)三年−
  いろいろの化け物。さまざまの怪物。また、自分が利益を得ようとして悪だく
  みをする者のこと。
  【魑魅(ちみ)】
   〔「魑」も「魅」も化け物の意〕山林の精気から生じ、人を迷わすというば
   けもの。すだま。
  【魍魎(もうりょう)】
   〔「魍」も「魎」も山川の化け物〕山・水・木・石などの精気から生じて人
   をばかすという怪物。すだま。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
  【魑(もう)】
   虎の形をした山の神。
  【魅(りょう)】
   イノシシの頭をした沢の神。

すだま
− すだま −

◎忠肝義胆:ちゅうかんぎたん
  主君や国家に忠誠を尽くし、正義を貫こうとする固い決意のこと。
  【忠肝(ちゅうかん)】
   強固な忠義の心。忠魂。
  【義胆(ぎたん)】
   正義を重んじ守る精神。また、行う気力。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎知勇兼備:ちゆうけんび
                             −史記(シキ)
  知恵と勇気をあわせもっていること。
  【知勇/智勇(ちゆう)】
   知恵と勇気。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎中世無私:ちゅうせいむし
  公正で私利私欲に走る事がないこと。また、そのような人をいう。
◎知勇弁力:ちゆうべんりょく
  知恵と勇気をもって、適正に物事を判断し、処理する力のこと。
  【知勇/智勇(ちゆう)】
   知恵と勇気。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
  【弁力(べんりょく)】
   コミュニケーション論の理論に則り、どんな聞き手をも魅了・説得・鼓舞し
   、明確な目的を意図的に行うことのできる力のこと。但し、その目的が倫理
   や道徳、に反するものであってはならない。
◎昼夜兼行:ちゅうや-けんこう
                 −呉志(ゴシ)・呂蒙伝(リョモウデン)−
  昼夜をわかたずに仕事をすること。また、昼も夜も休まず道を急行すること。
  【兼行(けんこう)】
   (1)通常の倍の行程を行くこと。
   (2)二つ以上の仕事を兼ね行うこと。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎朝三暮四:ちょうさんぼし
                       −列子(レッシ)・黄帝など−
  狙(ソ)公(=猿回し)が猿にトチの実を朝に三つ、暮れに四つ与えると言っ
  たら猿が怒り出したので、朝に四つ暮れに三つやると言ったところ猿が喜んだ
  ということ。(狙公橡(トチ)を賦(クバ)る)つまり、表面的な相違や利害
  にとらわれて結果が同じになることに気づかぬこと。また、うまい言葉で人を
  だますこと。あるいは、命をつなぐだけの生活・生計のこと。
◎長身痩躯:ちょうしんそうく
  背が高く、やせている体のこと。
  【痩躯(そうく)】
   やせたからだ。痩身。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎丁丁発止:ちょうちょうはっし
  刀などで互いに激しく打ち合うこと。また、お互い譲らず激しく議論を戦わせ
  ること。
  【丁丁/打打(ちょうちょう)】
   物を続けて強く打つ音を表す語。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎長幼之序:ちょうようのじょ
  年長者と年少者の間にある、守らなければならない社会的、道徳上の秩序のこ
  と。
  【長幼(ちょうよう)】
   大人と子供。年上と年下。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎朝蠅暮蚊:ちょうようぼふん
  朝に蠅が集まり、夕に蚊が騒ぐ。うるさくて害はあるし、益のないものだが、
  かといってなかなか追っ払えないといぅこと。つまり、度量の狭い人間がはび
  こること。
◎跳梁跋扈:ちょうりょうばっこ
  欲しいままに行動すること。悪人などがのさばり、はびこること。
  【跳梁(ちょうりょう)】
   (1)おどりはねること。はねまわること。
   (2)反徒悪人などが勢力を伸ばし、好き放題なふるまいをすること。
  【跋扈(ばっこ)】
   〔「後漢書(崔?伝)」より。「跋」は踏む意。「扈」は魚をとる竹籠。魚
   が籠にはいらず、おどりはねることから〕わがもの顔に振る舞うこと。のさ
   ばりはびこること。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎朝令暮改:ちょうれいぼかい  −漢書(カンジョ)・食貨志(ショッカシ)−
  朝出された命令が夕方には改められるということ。つまり、命令や方針が次々
  に変わり、一定しないこと。
◎直情径行:ちょくじょうけいこう  −礼記・檀弓下−
  思ったことをかくさず、そのまま言ったりしたりすること。
  【直情(ちょくじょう)】
   偽ったり飾ったりしない、ありのままの感情。
  【径行(けいこう)】
   考えないで、すぐ行動すること。思ったとおりに行うこと。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎猪突猛進:ちょとつもうしん
  イノシシが突進するように、向こう見ずに猛然と突き進むこと。
◎治乱興亡:ちらんこうぼう
  国家や社会が治まることと乱れることから、世の中の移り変わりや浮き沈みの
  こと。
◎沈思黙考:ちんしもっこう  −晋書(シンジョ)・劉伝(リュウコンデン)−
  黙ってじっくりと深く物事を考え込むこと。
  【沈思(ちんし)】
   深く考えこむこと。深く思いに沈むこと。
  【黙考(もっこう)】
   黙って考えにふけること。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎沈着冷静:ちんちゃくれいせい
  何事にも動じず落ち着いていること。
◎珍味佳肴:ちんみかこう
  珍しい味の食べ物とよい肴(サカナ)のこと。たいそうなご馳走のこと。
  【佳肴/嘉肴(かこう)】
   おいしい料理。
  【魚/肴(さかな)】
   〔「酒菜(さかな)」で酒のおかずの意〕
   (1)酒を飲むときに添えて食べる物。《肴》
   (2)〔本来は「食料とする魚」の意〕うお。魚類の総称。《魚》
   (3)酒を飲むときに興を添える歌や踊り、面白い話題など。座興。《肴》
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−