☆ 四字熟語 ☆ 


【 「た」の蔵 】
◎大喝一声:だいかついっせい
  大声でしかること。大きな声で叱りつけること。
  不心得者などを叱りつける場合にいう。
◎大願成就:たいがんじょうじゅ
  大きな願い事が思うようにかなうこと。
  【大願(たいがん)】〔「だいがん」とも〕
   (1)大きな願い。
   (2)〔仏〕 仏が衆生を救おうとする願い。
  【成就(じょうじゅ)】
   〔古くは「じょうじゅう」とも〕願いなどのかなうこと。物事が望んだとお
   りに完成すること。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎大器小用:たいきしょうよう  −後漢書・辺譲伝(ヘンジョウデン)−
  大きな器を小さなことに用いるということ。つまり、大人物につまらない仕事
  をさせること。また、すぐれた才能の持ち主でありながら、低い地位にしか用
  いられないこと。すなわち、人材の用い方が当を得ていないこと。
◎大器晩成:たいきばんせい  −老子(ロウシ)
  大きな器をつくるには時間がかかる。つまり、ほんとうの大人物は時間をかけ
  て実力を養い、頭角を現してくるものだということ。
◎大義名分:たいぎめいぶん
  人として、また、臣として国家や君主に対して守るべき道理・本分や節義のこ
  と。ある行為のよりどころとなる正当な理由や道理のこと。
  【大義】
   (1)人間として踏み行うべき最も大切な道。特に、国家・君主に対して国
      民のとるべき道をいうことが多い。
   (2)重要な意義。大切な意味。
  【名分】
   (1)身分・立場などに応じて守らなければならない本分。
   (2)名と実質。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎大言壮語:たいげんそうご
  できそうもないことや威勢のいいことを言うこと。また、その言葉のこと。「
  壮言大語:そうげんたいご」と同じ。
  【大言(たいげん)】
   大きなことを言うこと。大げさなことを言うこと。また、その言葉。高言。
  【壮語(そうご)】
   勇ましいことや偉そうなことをいうこと。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎大悟徹底:たいごてってい  −無門関(ムモンカン)
  仏教語で、すべての迷いを打ち破り、煩悩を離れて悟りきること。
  【大悟(たいご)】
   〔「だいご」とも。「大」は完全の意。多く禅宗で用いる〕完全円満な悟り
   を開くこと。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎泰山北斗:たいざんほくと
           −新唐書(シントウジョ)・韓愈伝(カニュデン)・賛−
  泰山と北斗七星のこと。つまり、誰もが仰ぎ見るものであることから、ある分
  野での権威や第一人者など、人々の尊敬を集める人物のこと。

泰山
北斗七星
− 泰山 − − 北斗七星 −

◎大山鳴動:たいざんめいどう
  大きい山がうなりを発して揺れ動くこと。大きな騒ぎこと。
   【鳴動(めいどう)】
   (1)大きな音を立てて揺れ動くこと。
   (2)地鳴り。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎大所高所:たいしょこうしょ
  広くて高いところからの観点のこと。つまり、個別の事情や些細な事柄にとら
  われない大局的視点のこと。
◎泰然自若:たいぜんじじゃく  −朱子語類(シュシゴルイ)
  少しも物事に動じないこと。
  【泰然(たいぜん)】
   落ち着いていて物事に動じないさま。
  【自若(じじゃく)】
   落ち着いていて、物事に驚いたり慌てたりしないさま。自如。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎大胆不敵:だいたんふてき
  敵を恐れず度胸のあること。
◎大同小異:だいどうしょうい  −荘子(ソウジ)・天下−
  だいたいは同じだが、細かい点に違いのあること。似たりよったりということ
  。大差のないこと。
  【大同(だいどう)】
   大筋において同じであること。
  【小異(しょうい)】
   わずかなちがい。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎大同団結:だいどうだんけつ
  いくつかの団体や党派が、多少の意見の差をかまわずに一つにまとまり、共通
  の目的に向かうこと。
  【大同(だいどう)】
   (1)大筋において同じであること。
   (2)目的を同じくする者が一つにまとまること。
   (3)〔礼記(礼運)〕中国で、公平で平和な理想的社会を表す語。
  【団結(だんけつ)】
   心を同じくする多数の人々が目的を達成するため集団を結成すること。また
   、その結びつきの力。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎多岐亡羊:たきぼうよう  −列子(レッシ)・説符−
  枝道が多いため逃げた羊を見失うこと。つまり、学問の道が多方面になりすぎ
  て、容易に真理を得がたいこと。また、道がたくさんあってどれを選んだらよ
  いのか思案にあまること。
◎拓落失路:たくらくしつろ  −春秋左氏伝(シュンジュウサシデン)
  十分な地位を得られず、出世の道が絶たれること。また、落ちぶれて失意の底
  に沈むこと。
  「拓落たくらくして路みちを失うしなう」と訓読する。
  【拓落(たくらく)】
   落ちぶれること。
  【失路(しつろ)】
   進む道を見失うこと。失意の状態にあること。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎多士済々:たしせいせい or たしさいさい
          −詩経(シキョウ)・大雅(タイガ)・文王(ブンノウ)−
  中国戦国時代、羊一匹が逃げたので、それを大勢で追いかけたが、分かれ道が
  多いため取り逃がしてしまった。それを聞いた隣家の思想家楊朱(ヨウシュ)
  は、「学問も同様である」と深く悲しむ様子をしたという。つまり、優れた人
  物が数多くいること。
  【多士(たし)】
   多くの人材。
  【済済(せいせい)】
   多くて盛んなさま。また、威儀がととのったさま。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
  【多士(せいせい)】
   ここでは、多くの優秀な人材のこと。
◎多事多端:たじたたん
  仕事が多くて非常にいそがしいこと。世の中が騒然とし、穏やかでないことに
  も使う。
  【多端(たたん)】
   〔「端」はいとぐち。多方面にかかずらう意〕
   (1)仕事や用件が多くて忙しい・こと(さま)。
   (2)複雑で多岐にわたっている・こと(さま)。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎多事多難:たじたなん
  事件や災難が多いこと。
◎多情多感:たじょうたかん
  感情が豊かで、物事に感じやすいこと。
◎多情多恨:たじょうたこん
  物事に感じやすく、些細なことでも恨みに思ったり、悲しんだりして悩みが絶
  えないこと。
◎多情仏心:たじょうぶっしん
  多情で移り気だが、無慈悲なことができないこと。
  【無慈悲】
   思いやる気持ちのない・こと(さま)。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎他力本願:たりきほんがん
                  −教行信証(キョウギョウシンショウ)
  本来は仏教語で、阿弥陀如来の力に頼って悟りを開き、極楽往生を遂げること
  。「他力と言うは如来の本願力なり」。つまり、他人の力に頼って事をなすこ
  と。他人まかせにすること。
  【本願(ほんがん)】
   仏・菩薩が衆生(しゆじよう)を救済するために立てた誓願。本誓(ほんぜ
   い)。
  【衆生(しゅじょう)】〔梵 sattva〕
   〔仏〕心をもつすべての存在。苦のある世界である三界を輪廻(りんね)す
   る。「人々」という意味で使われることが多い。時として、仏・菩薩をも含
   めることがある。
  【本誓(ぼんぜい)】
   〔仏〕仏・菩薩が菩薩の段階でたてた根本の誓約。多くは阿弥陀仏の衆生(
   しゆじよう)救済の願をいう。本願。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎暖衣飽食:だんいほうしょく
  暖かい衣服を着て、腹いっぱい食べること。つまり、物質的な欲求が満たされ
  、安楽に贅沢な生活を送るということ。
◎弾丸黒子:だんがんこくし
  弾丸やほくろのようなきわめて狭い土地のこと。
  【黒子】
   ほくろ。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎単刀直入:たんとうちょくにゅう  −五灯会元(ゴトウエゲン)
  刀を一振り持って敵陣に切り込むということ。つまり、前置きや遠回りをせず
  に、いきなり話の中心に入ること。
  【単刀(たんとう)】
   ただ一振りの刀。また、ただ一人で刀を振るうこと。
  【直入(ちょくにゅう)】
   回り道をしないで直ちにはいること。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎談論風発:だんろんふうはつ
  盛んに話し合ったり、論じたりすること。
  【談論】
   談話と議論。談話し議論すること。
  【風発】
   (風の吹き起こるように)言葉が勢いよく口をついて出ること。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−