 | | 【 「そ」の蔵 】 |
◎粗衣粗食:そいそしょく
粗末な衣服や食事のこと。
◎創意工夫:そういくふう
人の真似をせずに自分で考え、これまでにない独創的な手段や方法を考え出す
こと。新しい手段や方法を考え出すこと。
【創意(そうい)】
これまでだれも考えつかなかった考え。新しい思いつき。
【工夫/功夫(くふう)】
(1)いろいろと考えて、よい手段を見いだすこと。また、考え出した方法
・手段。
(2)禅宗で、修行に励むこと。また、よく考え研究すること。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎喪家之狗:そうかのいぬ −史記・孔子世家−
喪中の家の犬は、誰にも構ってもらえず、餌も与えられないので、元気がなく
しょんぼりしていることから、人が落ちぶれて気力をなくし、やつれて哀れに
見えること。つまり、落ちぶれてしょんぼりしている人のようす。
一説に、宿無しの犬とも。また、やつれて元気のない人のこととも。
【喪家】
喪中(もちゆう)の家。葬式のあった家。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
【狗】=犬
◎創業守成:そうぎょうしゅせい
創業は易しいが、事業を維持するのは難しいということ。
【故事】
唐の太宗(李世民・二代皇帝)が「創業(王朝を打ち立てること)と、守成(
それを維持すること)と、どちらが難しいか」と質問したところ房玄齢(ぼう
げんれい)は「創業難し」と答え、魏徴(ぎちょう)は「守成難し」と答えた
。 −貞観政要(ジョウガンセイヨウ)−
◎壮言大語:そうげんたいご
できそうもないことや威勢のいいことを言うこと。また、その言葉のこと。「
大語壮言:たいげんそうご」と同じ。
【壮語(そうご)】
勇ましいことや偉そうなことをいうこと。
【大言(たいげん)】
大きなことを言うこと。大げさなことを言うこと。また、その言葉。高言。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎糟糠之妻:そうこうのつま −後漢書(ゴカンジョ)−
中国後漢の光武帝(コウブテイ)が家臣の宋弘と姉を結婚させようとしたとこ
ろ、宋弘が「糟糠の妻は堂より下さず(苦労をともにした妻は、富貴になった
のちも離縁してはいけない)と聞いております」と、辞退したという。つまり
、貧しいときから連れ添い、苦労を共にしてきた妻のこと。
【糟糠(そうこう)】
(1)酒かすと米ぬか。転じて、粗末な食物。
(2)価値のないもの。かす。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎相互扶助:そうごふじょ
お互いに助け合うこと。
ダーウィンの生存競争説に反対したクロポトキンの理論の中心概念。生物や社
会は競争や闘争によってではなく、自発的な協同によって進歩するという考え
。
【扶助(ふじょ)】
(経済的に)たすけること。援助すること。
【ダーウィン [Charles Robert Darwin]】
(1809−1882)イギリスの博物学者。測量船ビーグル号で南半球を
周航して動植物・地質を調査し、また育種動植物の変異の観察などをもとに
、自然選択説を提唱、生物進化を説明。生物学ばかりでなく社会思想にも大
きな影響を与えた。著「種の起源」「ビーグル号航海記」など。
【クロポトキン [Pyotr Alekseevich Kropotkin]】
(1842−1921)ロシアの社会思想家・地理学者。国家を廃した小組
織の連合による社会を主張。無政府主義の理論家としてその宣伝に努めた。
著「近代科学とアナーキズム」「相互扶助論」など。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎相思相愛:そうしそうあい
男女が互いに恋いしあい、愛し合うこと。
◎造次顛沛:ぞうじてんぱい
【原】「君子無二終レ食之間違仁、造次必於レ是、顛沛必於レ是」
−論語(ロンゴ)・里仁(リジン)−
とっさの場合のこと。あわただしいときのこと。また、わずかの時間のこと。
【造次(ぞうじ)】
〔古くは「そうし」「そうじ」とも〕事がにわかで、急ぎあわてる場合。ほ
んのわずかの時間。
【顛沛(てんぱい)】
〔詩経(大雅、蕩)・論語(里仁)〕
(1)つまずきたおれること。
(2)危急の時。とっさの場合。また、つかの間。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎漱石枕流:そうせきちんりゅう
石に漱(くちすす)ぎ流れに枕(まくら)す
屁理屈を並べ負け惜しみの強いことのたとえ。漱石枕流(そうせきちんりゆう
)。〔「世説新語(排調)」にある故事から出た句。晋(しん)の孫楚(そん
そ)が、「石に枕し流れに漱ぐ」と言うべきところを誤って「石に漱ぎ流れに
枕す」と言ってしまい、とがめられると、石に漱ぐのは歯を磨くため、流れに
枕するのは耳を洗うためだ、と言ってごまかしたという
【世説新語】
中国の逸話集。南朝宋の劉義慶(りゆうぎけい)編。五世紀前半に成立。後
漢から東晋(しん)に至る士大夫の逸話を記す。清談風の文体は六朝文を代
表する。世説新書。世説。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎相即不離:そうそくふり
関係が非常に密接で切り離せないこと。区別がつかないほど密接な関係のこと
。
【相即(そうそく)】
〔仏〕華厳思想で、万物が互いに他の全事物を含みこんで、一体として存在
していること。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎聡明英知:そうめいえいち −易経(エキキョウ)・繋辞−
聖人の四つの徳。「聡」はあらゆることを聞く。「明」はあらゆることを見る
。「叡」はあらゆることに通じる。「智」はあらゆることを知る。つまり、深
遠(シンエン)な道理に通じ、すぐれた才知があること。
【聡明(そうめい)】
〔耳がよく聞こえ、目がよく見える意〕
(1)理解力・判断力がすぐれている・こと(さま)。かしこい・こと(さ
ま)。
(2)祭りのとき、神に供える肉など。ひもろぎ。そうめ。
【英知/英智/叡知/叡智(えいち)】
(1)すぐれた知恵。深い知性。
(2)〔哲〕 真実在や真理を捉(とら)えることのできる最高の認識能力。
【深遠(しんえん)】
奥深く容易にはかり知れない・こと(さま)。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎速戦即決:そくせんそっけつ
短期間で一気に決着をつけること。
あるいは、物事をてきぱきと片付けること。
◎即断即決:そくだんそっけつ
チャンスを逃さず、即座に決断すること。
◎則天去私:そくてんきょし
小さな私にとらわれず、身を天地自然にゆだねて生きて行くこと。
夏目漱石が晩年理想とした心境。我執を捨て、諦観(テイカン)にも似た調和
的な世界に身をまかせること。「明暗」はその実践作とされる。
「天(テン)に則(ノット)り私(ワタクシ)を去(サ)る」と訓読する。
【諦観(ていかん)】
(1)全体を見通して、事の本質を見きわめること。
(2)悟りあきらめること。超然とした態度をとること。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
【則天(そくてん)】
天地自然の法則にしたがうこと。
【去私(きょし)】
私心を捨て去ること。
◎俎上之鯉:そじょうのこい
まな板の上に置かれて料理されようとしている鯉の状態から、他人に自分の運
命を握られていて、どうしようもないこと。
一般的には「まな板の鯉」と言われている。
【俎上】
まないたの上。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎粗製濫造:そせいらんぞう
粗悪品をやたらと作り出すこと。
【粗製(そせい)】
(1)つくり方が粗雑なこと。
(2)・・・
【乱造/濫造(らんぞう)】
むやみに多く製造すること。乱製。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎率先躬行:そっせんきゅうこう
人より先に進んで実行すること。
【率先/帥先(そっせん)】
人の先頭に立って物事を行うこと。
【躬行(きゅうこう)】
自分から実際に行うこと。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎率先垂範:そっせんすいはん
人の先頭に立って物事を行い、模範を示すこと。
【率先/帥先(そっせん)】
人の先頭に立って物事を行うこと。
【垂範(すいはん)】
上に立つ者が、模範を示すこと。手本になること。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
cf.
「率先」は『史記(シキ)・絳侯世家(コウコウセイカ)。
「垂範」は『宋書(ソウショ)・謝霊運伝(シャレイウデン)・論賛』
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