| 【 「せ」の蔵 】 |
◎青雲之志:せいうんのこころざし −王勃(オウボツ)・滕王閣序−
若者の立身出世を願う功名心のこと。また、立身出世をしようとする志のこと
。偉くなろうとする望みのこと。
【青雲(せいうん)】
(1)青色の雲。晴れた高い空。
(2)地位・学徳などが高いこと。
(3)世を避けて送る超然とした生活。また、高尚な志操。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎臍下丹田:せいかたんでん −黄庭経(コウテイキョウ)−
へそと恥骨の間の腹中にあり、東洋医学の身体論で「心身の活力の源である気
の集まる」といわれるところ。つまり、ここに意識を集中して力を集めれば、
健康を保ち勇気がわいてくるという。
【臍下】
へその下。下腹。さいか。
【丹田】
東洋医学で、臍(へそ)の下のあたりをいう。全身の精気の集まる所とされ
る。
【東洋医学(とうよういがく)】
(1)東洋、特に中国・インドで発達した伝統的医学。
(2)西洋医学に対して、中国から伝来し、日本で発展した漢方をいう。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎晴耕雨読:せいこううどく
晴れた日には外に出て畑を耕し、雨の日には家にいて読書するということ。つ
まり、悠々自適の生活のこと。また、俗世間を離れての静かな生活や老後の理
想的な生活のこと。
◎生殺与奪:せいさつよだつ
−荀子(ジュンシ)・王制(オウセイ)−
生かすも殺すも、与えることも奪うことも自分の思うままになること。つまり
、絶対的な権力を握っていること。
◎精神一到:せいしんいっとう
精神を集中すればどんなことでも成功する、ということ。
◎生生流転:せいせいるてん
すべての物は絶えず生まれては変化し、移り変わっていくこと。
【生生(せいせい)】(名)スル
生まれ出ること。生まれ育つこと。
【流転(るてん)】
(1)物事がとどまることなく移り変わってゆくこと。
(2)〔仏〕生死・因果が繰り返され、きわまりないこと。輪廻(りんね)
。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎清濁併呑:せいだくへいどん
きれいな川も濁った川も受け入れる海のように、善悪の区別なく、物事をある
がままに受け入れること。
【清濁】
(1)澄んでいることと濁っていること。
(2)正と邪。善と悪。
(3)清音と濁音。
(4)楽符に示された、音の高低・強弱。
(5)清酒と濁酒。
【併呑】
〔合わせのむ意から〕他国を自分の勢力下に取り込むこと。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎青天霹靂:せいてんのへきれき
突然、思いもよらないことが起こること。
【霹靂】
(1)かみなり。雷鳴。
(2)かみなりがなること。また、大きな音が響きわたること。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎青天白日:せいてんはくじつ
青空に太陽の輝くこと。つまり、疑いがはれて無罪になること。また、人に隠
している悪いおこないなどが少しもないこと。
【白日(はくじつ)】
(1)明るく輝く太陽。
(2)昼間。白昼。
(3)やましいところのないたとえ。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎正道人心:せいどうじんしん
世の中の道徳と世間の人の心のこと。
【正道】
人間としての道理にかなった正しい道。道理にかなった正しいやり方。
【人心】
人間の心。世の中の人々の気持ちや考え。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎清風明月:せいふうめいげつ
すがすがしい夜風と明るい月のことから、美しい自然のこと。
また、自然を相手にした風景を相手にした風流な遊びの意味もある。
◎精力絶倫:せいりょくぜつりん
元気がよくて活発的なこと。人並みはずれた行動力があること。また、そのよ
うな人のこと。
◎勢力伯仲:せいりょくはくちゅう
両者の力が優劣をつけにくいほど接近していること。
【伯仲(はくちゅう)】
(1)長兄と次兄。
(2))優劣のつけにくいこと。力などが接近していること。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎精励恪勤:せいれいかっきん
力の限りを尽くして学業や仕事に励むこと。
【精励(せいれい)】
つとめはげむこと。仕事に精を出すこと。
【恪勤(かっきん)】
まじめに、一生懸命職務に励むこと。精勤。かくごん。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎清廉潔白:せいれんけっぱく
心が清くて私欲がなく、後ろ暗いことのまったくないこと。
【清廉(せいれん)】
心が清らかで、私欲のない・こと(さま)。
【潔白(けっぱく)】
(1)心やおこないが正しいこと。うしろぐらいところがないこと。また、
そのさま。
(2)清くて白いさま。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎責任転嫁:せきにんてんか
責任を他人におしつけること。
◎是是非非:ぜぜひひ −荀子・修身−
私情にとらわれず、良いことは良い、悪いことは悪いと公平な立場で判断する
こと。
◎切磋琢磨:せっさたくま
−詩経(シキョウ)・衛風(エイフウ)・淇奥(キイク)−
玉や石を細工しみがく。つまり、学問や人徳をよりいっそう磨き上げること。
また、友人同士が互いに励まし合い競争し合って、共に向上すること。
【切磋/切瑳(せっさ)】
〔玉・石・骨などを切ってみがく意〕学問・伎芸などに励むこと。また、そ
れによって人格を磨くこと。
【琢磨(たくま)】
〔詩経(衛風、淇澳)〕
(1)玉などをとぎみがくこと。
(2)修行して、学問・技芸・精神などを向上させること。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎切歯扼腕:せっしやくわん
−史記(シキ)・張儀伝(チョウギデン)−
歯ぎしりしたり自分の腕を握り締めたりすること。つまり、はなはだしく怒り
、非常にくやしく思うこと。
【切歯(せっし)】
(1)歯ぎしりすること。歯をくいしばること。
(2)非常に残念がること。大いに憤慨すること。
(3)「門歯」に同じ。
【扼腕(やくわん)】
憤慨したり、残念がったりして、思わず自分の腕をにぎりしめること。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎絶体絶命:ぜったいぜつめい
逃れようもなく進退きわまった状態。
◎是非曲直:ぜひきょくちょく
正しいことと正しくないこと、道理にかなっていることとそうでないこと。
【対義】理非曲直:りひきょくちょく
道理にあっていることとはずれていること。道徳的に正しいこととあやまっ
たこと。
◎善因善果:ぜんいんぜんか
よい行いをしていれば、いずれよい結果に報いられるということ。
◎浅学非才:せんがくひさい
浅い学識と、乏しい才能。つまり、学問や才能があまりないこと。
◎千客万来:せんきゃくばんらい
代わる代わるお客が訪問し途切れることが無いこと。
◎千軍万馬:せんぐんばんば
多数の兵士と兵馬。幾千もの戦いを経て来たツワモノをいう。
◎先見之明:せんけんのめい
−後漢書(ゴカンジョ)・楊彪伝−
将来どうなるかを前もって見抜く見識のこと。
【先見(せんけん)】
将来のことをあらかじめ見抜くこと。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎千言万語:せんげんばんご
−鄭谷(テイコク)・燕詩(エンシ)−
たくさんの言葉のこと。また、たくさんの言葉を話すこと。さらにくどくどと
言うこと。
◎千古不易:せんこふえき<
遠い昔から普遍的に変わらないこと。
【千古(せんこ)】
(1)遠い昔。おおむかし。太古。また、太古から現在にいたるまでの間。
(2)永遠。永久。
【不易(ふえき)】
いつまでも変わらない・こと(さま)。不変。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎前後不覚:ぜんごふかく
前のことも後のこともわからないほどになること。
◎千載一遇:せんざいいちぐう
−文選(モンゼン)−
千年の間に一回しか会えないこと。つまり、滅多に訪れそうもないよい機会の
こと。また、二度と来ないかもしれないほど恵まれた状態のこと。
【千載(せんざい)】
「千歳(せんざい)(1)」に同じ。
【千歳(せんざい)】
(1)千年。長い年月。千載。
【一遇(いちぐう)】
一回会うこと。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎千差万別:せんさばんべつ
色々な違いがあって一律でないこと。
◎千思万考:せんしばんこう
何度も考えること。また、あれこれ考えて思いをめぐらすこと。
◎千姿万態:せんしばんたい
姿形が色々異なっていること。状態が色々変化し同じでないこと。
◎千秋万歳:せんしゅうばんざいorせんしゅうばんぜい
千年万年。永遠。また、長寿を祝う言葉。
【千秋】
(1)千年。長い年月。ちとせ。千載。
(2)「千秋万歳」の略。
cf.
【千秋万歳/千寿万歳(せんずまんざい)】
中世、唱門師が正月に民家の門に立って家門の繁栄を祝い、祝言を述べつ
つ舞った芸能。一人は扇を持って舞い、一人が鼓で拍子をとった。近世の
三河万歳などの源流。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎前人未到:ぜんじんみとう
今までだれも足を踏み入れたことがないこと。
◎泉石膏肓:せんせきこうこう
自然を愛することが高じて、その中で暮らすことに病みつきになること。
【泉石】
泉水と庭石。庭園。
【膏肓】
〔「こうもう」は誤読。「膏」は心臓の下、「肓」は横隔膜の上〕膏と肓の
間に病気がはいり込むと治療しにくく、容易に治らないという所。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎ 戦戦兢兢/戦戦恐恐:せんせんきょうきょう −詩経(シキョウ)−
恐れてびくびくしていること。何かに恐れて気をつけ慎むこと。
【戦戦(せんせん)】
恐れおののくさま。恐れつつしむさま。
【兢兢(きょうきょう)】
恐れて自由に動きまわれぬさま。びくびくするさま。
【恐恐(きょうきょう)】
恐れかしこまるさま。おそるおそる。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎前代未聞:ぜんだいみもん
今までに見たことも聞いたこともないこと。
◎全知全能:ぜんちぜんのう
神の力について使う言葉で、神の完全無欠な力を形容し、すべてのことを知り
尽くし、どんなことでもできる完全無欠の能力のこと。
◎前程万里:ぜんていばんり
これから先の道のりが非常に長く遠いこと。また、その人物の前途に大きな可
能性が広がっていること。前途が明るいこと。
【前程(ぜんてい)】
行く先の道のり。前途。
【万里(ばんり)】
(1)一里の万倍。
(2)非常に遠い道のり。非常に長い距離。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎前途洋洋:ぜんとようよう
行く手や将来が広々と開けて、明るい希望が持てること。
◎前途遼遠:ぜんとりょうえん
行く先の道のりがはるかに遠いこと。
【前途(ぜんと)】
(1)これからさき。将来。
(2)目的地までの道のり。ゆくさき。
【遼遠(りょうえん)】
はるかに遠い・こと(さま)。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎千篇一律:せんぺんいちりつ
多くの詩がみな同じ調子で作られていることから、どれも同じようで面白みの
ないこと。
◎千変万化:せんぺんばんか −列子(レッシ)・周穆王(シュウボクオウ)−
局面や状況などがさまざまに変化してきわまることがないこと。
◎先憂後楽:せんゆうこうらく
先に苦労しておけば、後々に楽が出来るということ。
◎先用後利:せんようこうり
富山の薬売りは、元々は現金商いでした、当時では現代のように交通網が管理
されておらず、当然見知らぬ遠国では代金の回収困難だからである。だが、当
時の庶民にとっては、いつどのような薬を使う事になるかわからない状態で数
多くある種類の薬を買い常備しておくことは経済的に不可能に近かった。しか
し、幾度と通う事により薬売りと顧客の間に信頼関係が生まれていくき、そこ
で売薬りは思ったのです。
「1回だけの取引ではなく幾度と訪問するのだ、
とりあえずいくつかの薬を渡して
次に来たときに代金を受け取っても遅くはない」
これが先用後利の元です。つまり、先に使ってもらい、後でその分の代金を
受け取って利益をうること。
◎千里同風:せんりどうふう
世の中が平和で穏やかなこと。
◎千慮一失:せんりょのいっしつ −史記・淮陰侯伝−
どんなに賢い人であっても、たくさんの考えの中には一つぐらい失策はある、
ということ。
【千慮】
あれこれと十分に考えをめぐらすこと。多くの思慮。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
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