☆ 四字熟語 ☆ 


【 「ね」の蔵 】
◎熱願冷諦:ねつがんれいてい
  熱心に願い求めることと、冷静に本質を見極めること。
  【熱願】
   熱心に願うこと。また、その願い。
                   −三省堂提供「新明解四字熟語辞典」−
  【諦】明らかにすること。よく見てはっきりさせること。
◎拈華微笑:ねんげみしょう  −五灯会元(ゴトウエゲン)
  釈迦が霊鷲山(リョウジュセン)で華(ハナ)を拈(ヒネ)っていると、他の
  人々はその意を理解できなかったが、摩訶迦葉(マカカショウ)のみは理解し
  て微笑した。そこで釈迦は、言語で説明できない仏教の真理が摩訶迦葉に伝わ
  ったと告げたという説話。つまり、言葉を使わないで心から心に伝えること。
  以心伝心による禅宗の伝法の始めを語る説話で、唐以後に作られたものらしい
  。
  【拈華(ねんげ)】
   華(はな)をひねること。一般には、拈華微笑(みしよう)の故事を踏まえ
   て用いられる。
  【霊鷲山(りょうじゅせん)】
   インドのビハール地方ラージギル(古代マガダ国の都、王舎城)の東北にあ
   る山。釈迦が法華経などを説いた地として有名。霊山(りようぜん)。耆闍
   崛山(ぎじやくつせん)。鷲(わし)の山。鷲山(じゆせん)。
  【捻る/拈る/撚る(ひねる)】
   (1)指先でつまんで回転させる。軽くねじる。
   (2)体の一部をねじって回す。ねじって向きを変える。
   (3)首を締めて殺す。
   (4)手間どらずに簡単に相手をやっつける。
   (5)深く考える。
   (ア)考え出す。
   (イ)(「頭をひねる」の形で)良い考えを生み出そうと、一生懸命考える
      。知恵をしぼる。
   (ウ)(「首をひねる」の形で)問題が解決できずにあれこれ思案する。ま
      た、提出されたものが受け入れがたくて、どう処置したものかと思案
      する。首をかしげる。
   (6)あれこれ考えて普通とは違う物にする。趣向をこらす。
   (7)あれこれ考えて俳句などを作る。
   (8)つねる。
   (9)小銭を紙に包む。おひねりを作る。
  【摩訶迦葉(まかかしょう)】
   迦葉の尊称。
  【迦葉(かしょう)】
   釈迦十大弟子の一人。執着がなく、頭陀(ずだ)第一とされた。十六羅漢の
   一。釈迦の信頼が厚く、釈迦滅後の教団の指導者となり、王舎城で第一回結
   集(けつじゆう)を行なった。禅宗では西天二十八祖の初祖として重視され
   る。他の同姓の弟子と区別するため摩訶(まか)迦葉、大迦葉と呼ばれる。
   迦葉尊者。
  【以心伝心(いしんでんしん)】
   (1)〔六祖壇経「法即以レ心伝レ心、皆令二自悟自解一」〕禅宗で、言葉
      では表せない仏法の神髄を無言のうちに弟子に伝えること。
   (2)考えていることが、言葉を使わないでも互いにわかること。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−

霊鷲山
− 霊鷲山 −

◎年功序列:ねんこうじょれつ
  長年の熟練によって地位や給料が決まる事能力や仕事の成績によらず、年齢や
  勤続年数により地位や給料が決まる事または、その体系を言う。
◎年年歳歳:ねんねんさいさい  −劉希夷(リュウキイ)−
  「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」(自然界に咲く花は何年たっ
  ても変わらない、それにくらべて、人の世のなんと変わりやすいことか)から
  、毎年毎年、くる年くる年も、ということ。
  「歳歳年年」ともいう。
  【劉希夷】
   (651−679)中国、初唐の詩人。字(あざな)は廷芝(ていし)。楽
   府(がふ)をふまえた古調で哀切な調べで知られる。代表作「代悲白頭翁」
   「公子行」
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎燃眉之急:ねんびのきゅう
  情勢が非常に切迫していること。
  【燃眉】
   眉(まゆ)を焼くこと。事態の切迫していることのたとえ。ぜんび。焦眉。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−