☆ 四字熟語 ☆ 


【 「く」の蔵 】
◎空空寂寂:くうくうじゃくじゃく
  この世のものは、形あるなしにかかわらず、すべて空である、ということから
  、何事にもとらわれず無心なさま、無反応、無関心であるということ。
◎空々漠々:くうくうばくばく
  何もなくて広々としている様子。
  また、ぼんやりとして捉えどころがない様子。
◎空谷跫音(足音):くうこくきょうおん(そくおん)
  【原文】「夫逃二空谷一者、聞二人之足音跫然一而喜矣」
                       −荘子(そうじ)・徐無鬼−
  寂しい山中に響く足音。転じて、寂しく暮らしているときの思いがけない訪問
  やうれしい便りのこと。
  【空谷】
   人のいない谷間。寂しい谷。
  【跫音】
   あしおと。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎空前絶後:くうぜんぜつご  −宣和画譜(センナガフ)
  今までに例がなく、これからもあり得ないということ。つまり、非常に珍しい
  こと、まれなこと。
  【空前(くうぜん)】
   今までに例のないこと。未曾有(みぞう)。
  【絶後(ぜつご)】
   (1)将来二度と同じことが起こらないこと。
   (2)息が絶えたのち。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎空即是色:くうそくぜしき  −般若心境(ハンニャシンギョウ)
  固定的な実体がなく空(クウ)であることで、はじめて現象界の万物が成立す
  るということ。万物の真の姿は実体がなく空だが、その空は一方的にすべてを
  否定する虚無ではなく、それがそのままこの世に存在する物の姿でもあるとい
  うこと。
  仏教の哲理。「色」は、この世の一切の存在物のこと。仏教では、この「色」
  は因と縁によって生起し実体がないと考える。それを「空」という。「色即是
  空」は、「この世の一切のものは実体がない」という意味ですが、「空即是色
  」はそれを転倒した表現で、「実体のないものがそのまま形ある存在でもある
  」ということ。『般若心境』には、「色即是空、空即是色」と対の表現になっ
  ている。
◎空中楼閣:くうちゅうろうかく
             −夢渓筆談(ぼうけいひつだん・むけいひつだん)
  大空の中に建物をつくるように、根拠のない物事のこと。空想。蜃気楼。
◎空理空論:くうりくうろん
  現実から懸け離れていて、実際には役立ちそうもない理論や議論のこと。
  【空理(くうり)】
   (1)実際とかけはなれていて、役に立たない理論や理屈。
   (2)〔仏〕万物はすべて仮のもので、実体をもたないとする教理。
  【空論(くうろん)】
   現実ばなれしていて役に立たない議論や理論。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎苦髪楽爪:くがみらくづめ
  苦労しているとには髪の毛が良く伸び、楽な暮らしをしているときには爪がよ
  く伸びるということ。
  「苦爪楽髪」ともいう。
◎愚者一得:ぐしゃのいっとく
  愚か者でもたまには役に立つ知恵を発揮することがある、ということから、人
  それぞれに社会に役立てることがある、ということ。
  【愚者】
   おろかな人。ばか者。
  【一得/一徳】
   (そのものが有している)一つの利得。一利。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎苦心惨憺:くしんさんたん
  物事をやり遂げる為に、あれこれと心をくだき痛めること。ひどく苦労するこ
  と。
  【苦心】
   あることをなしとげるために、心をくだき苦労すること。
  【惨憺/惨澹】
   (1)いたましくて見るに忍びないさま。
   (2)あれこれと心を砕くさま。
   (3)薄暗くて恐ろしいさま。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎苦爪楽髪:くづめらくがみ
  苦労しているときは爪ののびが早く、楽をしているときは髪ののびが早いとい
  うこと。
  「苦髪楽爪」とも言う。
◎求不得苦:ぐふとくく
  〔仏〕八苦の一。求めているものが得られない苦しみ。
  【八苦】〔仏〕
   生・老・病・死の四苦に、愛別離苦・怨憎会苦(おんぞうえく)・求不得苦
   (ぐふとくく)・五陰盛苦(ごおんじようく)を加えた八つの苦しみ。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎君子豹変:くんしひょうへん
                       −易経(エキキョウ)・革卦−
  君子は過ちに気づくとすぐに改め、自らを向上させるということ。また、まる
  で節操がなく、主張や態度がころころと変わること。
  【豹変(ひょうへん)】
   〔「易経(革卦)」より。豹の毛が季節によって抜けかわり、斑紋も美しく
   なることから〕性質・主張などが急激に変化すること。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎群盲評象:ぐんもうひょうぞう
  目の見えない人たちが象の体を撫で回し、それぞれが手に触れた部分から象は
  太い綱のようだ、杖のようだ、太鼓のようだと見当違いの批評をしたという寓
  話。つまり、人がそれぞれの五感や知識に基づいて真理を語ろうとしても、言
  及できるのはその一端にしか過ぎないということ。元々は、涅槃経(ネハンギ
  ョウ)
・六度経などでは、人々が仏の真理を正しく知り得ないということ。
  【群盲(ぐんもう)】
   (1)多くの盲人。衆盲。
   (2)多くの凡人。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
  【六度経】
   お経・・・?<(_ _)>