☆ 四字熟語 ☆ 


【 「き」の蔵 】
◎気宇壮大:きうそうだい
  物事に対する心がまえが大きく立派なこと。
  【気宇(きう)】
   物事に対する心のもち方。気がまえ。
  【壮大(そうだい)】
   大きくてりっぱな・こと(さま)。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎気炎万丈:きえんばんじょう
  燃え上がる炎のように非常に意気盛んなこと。
  【気炎/気焔(きえん)】
   (炎のように)盛んな意気。威勢のいい言葉。
  【万丈(ばんじょう)】
   (1)非常に高いこと。また、非常に深いこと。
   (2)意気が盛んではげしいこと。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎危機一髪:ききいっぱつ
  髪の毛一本ほどの差で危険が迫っている状態のこと。きわめてきわどいこと。
  【一髪(いっぱつ)】〔ひとすじの髪の毛の意〕
   ごくわずかのすき間。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎奇奇怪怪:ききかいかい
  非常に怪しくて不思議なこと。
  【奇奇(きき)】
   非常に不思議なさま。
  【怪怪()かいかい】
   非常に怪しいさま。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎規矩準縄:きくじゅんじょう
  物事や行為などの標準となるもののこと。規準・法則のこと。
  【規矩(きく)】
   〔「規」はコンパス、「矩」はものさし〕人の行動の規準となる手本。規則
   。
  【準縄(じゅんじょう)】
   〔「準」は水平を定める水盛り、「縄」は直線を決める墨なわの意〕基準と
   なるもの。規則。手本。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎鬼哭啾啾:きこくしゅうしゅう
  浮かばれない霊魂の泣き声が響くこと。また、そのように鬼気迫るさまのこと
  をいう。
  【鬼哭】
   〔淮南子(本経訓)〕浮かばれない霊魂が恨めしさのあまりに泣くこと。ま
   た、その泣き声。
  【啾啾】
   (1)すすり泣くさま。うれい泣くさま。
   (2)鳥や虫が低い声で鳴くさま。[色葉字類抄]
  【淮南子】
   (1)中国の学者、劉安(りゆうあん)の尊称。
   (2)中国、前漢代の思想書。二一編現存。淮南王(わいなんおう)劉安撰
      。道家・陰陽家(いんようか)・法家など諸学派の説を総合的に記述
      編集する。淮南鴻烈(わいなんこうれつ)。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎起死回生:きしかいせい
  死にかかっている人や、ほろびかかっているものを生き返らせること。つまり
  、今にもだめになりそうな物事を、立て直すこと。
  【起死(きし)】
   瀕死(ひんし)の病人を生き返らせること。
  【回生(かいせい)】
   生きかえること。
  【瀕死(ひんし)】
   死にそうなこと。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎旗幟鮮明:きしせんめい
  旗じるしがはっきりして鮮やかであること。つまり、主義主張や態度などがは
  っきりしていること。
  【旗幟(きし)】
   (1)旗とのぼり。旗じるし。
   (2)表立って示す立場・態度。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎起承転結:きしょうてんけつ
  漢詩の句の並べ方。起句でうたい起こし、承句でこれを承(ウ)け、転句で趣
  (オモムキ)を転じ、結句で結ぶという形式のこと。絶句(ゼック)では第一
  句を起句、第二句を承句、第三句を転句、第四句を結句という。つまり、文章
  の構成や物事の順序のこと。
  【絶句(ぜっく)】
   (2)漢詩の近体詩の一種で、起・承・転・結の四句からなる定型詩。五言
      絶句と七言絶句とがある。唐代に、韻律を整えた近体詩として成立し
      、律詩とともに典型的な詩形となった。その平仄(ひようそく)法が
      律詩の前半または後半と同じであるところから、「小律詩」とも呼ば
      れる。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎喜色満面:きしょくまんめん
  喜びの表情が心の中で包みきれず、顔じゅうにあふれ出ていること。
  【喜色(きしょく)】
   うれしそうな顔つき。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎疑心暗鬼:ぎしんあんき
  「疑心暗鬼を生ず」  −列子(レッシ)・説符注−の略。
  疑いの心があると、いもしない鬼を見たりするということ。つまり、何でもな
  いことまで疑わしく恐ろしく感じるということ。
  【疑心(ぎしん)】
   (1)疑いの心。疑い。
   (2)〔仏〕六根本煩悩(ぼんのう)の一。仏教の真理に対して、疑いの心
      をもつこと。安心立命(あんじんりゆうみよう)しなくなること。
  【暗鬼(あんき)】
   暗がりにいると思われる鬼。不安や妄想による恐れ。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎奇想天外:きそうてんがい
  「奇想天外より落つ」の略で、天から思いもよらない案が降ってきたというこ
  と。つまり、考えが普通では思いもよらぬほど奇抜であること。
  【奇想(きそう)】
   普通では思いつかないような奇抜な考え。
  【天外(てんがい)】
   (1)天のそと。天のはるかかなた。
   (2)非常に遠い所、高い所。思いがけない所。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎気息奄奄:きそくえんえん  −李密(リミツ)・陳情表(チジョウヒョウ)−
  息も絶え絶えで、今にも死にそうな様子のこと。息をする力も弱く、今にも止
  まりそうな様子のこと。つまり、広く事物などが今にも滅びそうな様子のこと
  。
  【気息(きそく)】
   いき。呼吸。いきづかい。
  【奄奄(えんえん)】
   息が今にも絶えそうなさま。非常に苦しそうなさま。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎喜怒哀楽:きどあいらく
  喜びや怒りなど、人間の持っているいろいろな感情のこと。
◎鬼面仏心:きめんぶっしん
  外見はこわそうに見えるが、実は非常に優しくおだやかなこと。また、そのよ
  うな人のこと。
  【鬼面(きめん)】
   鬼の顔。また、鬼の仮面。
  【仏心(ぶしん)】
   (1)仏のもつ心。仏のような慈悲深い心。
   (2)衆生(しゆじよう)のなかにある仏性。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎亀毛兎角:きもうとかく  −楞厳経(リヨウゴンキョウ)
  毛のはえた亀と角のある兎は、どちらも存在しない。つまり、実在するはずが
  ないこと。ありえないこと。
◎牛飲馬食:ぎゅういんばしょく
  牛が大量の水を飲み、馬が餌をむさぼるように食べる様子のこと。つまり、大
  いに飲み、食べること。人並みはずれて飲食すること。
◎九牛一毛:きゅうぎゅういちもう
  たくさんいる牛のうち、一頭の毛が一本抜けても目に付かない。つまり、たく
  さんのものうち、ほんの僅かな部分。取るに足らないこと。
◎九死一生:きゅうしいっしょう
  ほとんど助かる見込みの無い状況から辛うじて命拾いすること。
  【九死(きゅうし)】
   十のうち九まで死の可能性が高いこと。
◎牛溲馬勃:ぎゅうしゅうばぼつ  −韓愈(カンユ)・進学解−
  牛の小便や馬の糞。つまり、役に立たないもののこと。
◎旧態依然:きゅうたいいぜん
  状態や体制が古いままで進歩のないこと。
◎急転直下:きゅうてんちょっか
  物事の事態や情勢が突然に変化して、解決・結末に向かうこと。
◎行住坐臥:ぎょうじゅうざが
  行くことと止まること、坐(スワ)ることと横になることの四つの動作のこと
  。つまり、日常の立ち居振る舞いのこと。四威儀(シイギ)。
  【行住(ぎょうじゅう)】
   〔仏〕行くことと止(とど)まること。
  【座臥/坐臥(ざが)】
   (1)すわることとねること。起居。
   (2)日常。ふだん。
  【四威儀(しいぎ)】
   〔仏〕「四儀(しぎ)」に同じ。
  【四儀(しぎ)】
   〔仏〕日常の起居の動作の基本である行・住・座・臥の四種の作法。四威儀
   。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎驚天動地:きょうてんどうち
             −白居易(ハクキョイ)・李白墓(リハクノハカ)−
  天を驚かし地を動かすということ。つまり、世間を非常に驚かせること。
◎毀誉褒貶:きよほうへん
  悪口をいうこととほめること。世間の評判のこと。
  【毀誉(きよ)】
   けなすことと、ほめること。悪口とほめ言葉。
  【褒貶(ほうへん)】
   ほめることとけなすこと。ことのよしあしを論ずること。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎興味津々:きょうみしんしん
  興味があとからあとから尽きないこと。
◎曲学阿世:きょくがくあせい  −史記・儒林伝−
  真理にそむいて時代の好みにおもねり、世間の人に気に入られるような説を唱
  えること。
  【曲学】
   真理を曲げた学問。
  【阿世】
   世の中の大勢(たいせい)におもねること。世にこびへつらうこと。
  【おもね・る/阿る】
   気に入られようとする。へつらう。
  【史記】
   中国最初の紀伝体の通史。二十四史の一。一三〇巻。前漢の司馬遷著。紀元
   前91年頃完成。上古の黄帝から前漢の武帝までの歴史を記す。本紀一二巻
   、表一〇巻、書八巻、世家(せいか)三〇巻、列伝七〇巻から成る。後世、
  【史記】
   中国最初の紀伝体の通史。二十四史の一。一三〇巻。前漢の司馬遷著。紀元
   前91年頃完成。上古の黄帝から前漢の武帝までの歴史を記す。本紀一二巻
   、表一〇巻、書八巻、世家(せいか)三〇巻、列伝七〇巻から成る。後世、
   正史の模範とされた。注釈書に南朝の宋の裴(はいいん)の「史記集解(
   しつかい)」、唐の司馬貞の「史記索隠」、唐の張守節の「史記正義」など
   がある。太史公書。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎旭日昇天:きょくじつしょうてん
  朝日が天空に昇ること。つまり、勢いがきわめて盛んなこと。
  【旭日(きょくじつ)】
   朝日。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎玉石混淆:ぎょくせきこんこう
  よいものと悪いものがいっしょになっていること。
◎虚心坦懐:きょしんたんかい
  心になんのわだかまりもなく、気持ちがさっぱりしていること。心にわだかま
  りがなく、平静に事に望むこと。
  【虚心(きょしん)】
   (1)先入観や偏見をもたず、ありのままを素直に受け入れること。心にわ
      だかまりをもたないこと。また、そのさま。
   (2)いつわりの心。[日葡]
  【坦懐(たんかい)】
   胸にわだかまりのないこと。心の平らかであること。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎挙動不審:きょどうふしん
  動作・様子が疑わしい事。
  尋問の理由に使う事が多い。
  「挙動」は、人の立ち居振る舞い。
◎金科玉条:きんかぎょくじょう  −文選(モンゼン)・揚雄「劇秦美新」−
  黄金や珠玉のように善美を尽くした法律や規則のこと。つまり、人が絶対的な
  よりどころとして守るべき規則や法律のこと。
  現在では「金科玉条のごとく守る」などと用いて融通のきかないこととして用
  いられることもある。
  【玉条】
   (1)美しい枝。
   (2)大切に守るべき規則。とうとぶべき法律。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
  cf.「金」「玉」は貴重なもの・大切なもののたこと。「科」「条」は法律や
    決まりなどの条文のこと。
◎謹厳実直:きんげんじっちょく
  きわめてまじめで正直なこと。
  【謹厳】
   軽はずみなところがなく、まじめでおごそかな・こと(さま)。
  【実直】
   まじめで正直な・こと(さま)。律義。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎勤倹力行:きんけんりっこう
  仕事や事業に励み、倹約に努めること。
  【勤倹】
   勤勉で倹約につとめる・こと(さま)。
  【力行】
   努力して仕事などにはげむこと。りょっこう。りきこう。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎緊褌一番:きんこんいちばん
  気持ちを引き締め、固い決意で物事に取り組むこと。
  【緊褌】
   褌(ふんどし)をしっかり締め直すこと。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎金殿玉楼:きんでんぎょくろう
  黄金や宝石で飾り立てた、きらびやかな御殿。美しく立派な建物。
  【殿】&【楼】大きく豪華な建物のこと。