☆ 四字熟語 ☆ 


【 「ひ」の蔵 】
◎悲歌慷慨:ひかこうがい  −史記・項羽本紀−
  楚の項羽が垓下(ガイカ)で劉邦に囲まれたとき、兵力が少なく食糧も乏しか
  った。孤立を悟った項羽は、時の運は我にあらずと悲歌慷慨して詩を作った。
  「抜山(バツサン)の歌」という。
  悲壮な歌を歌い世の不正や乱れを憤り嘆くこと。悲しんで歌いつつ、国事や世
  事の不正や不義を憤り嘆くこと。
  【悲歌(ひか)】
   (1)悲しみの気持ちを表した歌。悲しい調子の歌。また、死者をいたむ歌
      。エレジー。
   (2)悲しみ歌うこと。
  【慷慨/慨(こうがい)】
   (一)世の中の不義・不正や自分の不運を憤りなげくこと。
   (二)意気盛んな・こと(さま)。
  【垓下(がいか)】
   中国、安徽(あんき)省にある古戦場。紀元前202年、楚の項羽が漢の劉
   邦の大軍に包囲され、四面楚歌のうちに敗れた地。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎悲喜交交:ひきこもごも
  悲しみと喜びが入り交じること。
◎美酒佳肴:びしゅかこう
  大変おいしいご馳走のこと。
◎美辞麗句:びじれいく
  美しい言葉でうわべだけを飾りたてた文句。
  【美辞】美しく飾った言葉。
  【麗句】美しい文句。飾った言葉。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎美人薄命:びじんはくめい
  美人は生まれつき病弱だったり、美しいがために男性との間のトラブルの元と
  なって運命を狂わせたり、美人は必ずしも幸せであるとは限らないということ
  。
◎匹夫之勇:ひっぷのゆう
                       −孟子(モウシ)・梁恵王下−
  思慮浅く、ただ血気にはやってがむしゃらに行動したがるだけの勇気のこと。
  【匹夫(ひっぷ)】
   身分の低い男。また、道理をわきまえない卑しい男。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎髀肉之嘆:ひにくのたん  −蜀書(ショクショ)・先主伝注−
  中国三国時代、蜀の劉備が長い間馬に乗って戦場へ行かなかったため、ももに
  無駄な肉がついてしまったと嘆いたという故事から、活躍したり名を上げたり
  する機会がないのを嘆くこと。
  【髀肉/脾肉】
   ももの肉。
  【嘆/歎】
   (1)感心すること。感動のあまり、うめき声やため息を出すこと。
   (2)なげくこと。なげき。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
  【蜀書】
   蜀書(しょくしょ)とは陳寿が編纂した歴史書『三国志』(全65巻)のう
   ち蜀について書かれた部分(15巻)。 蜀志とも云われる。
        −フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』−
◎誹謗中傷:ひぼうちゅうしょう
  何の根拠もない悪口を言いふらして他人の名誉を傷つけること。
  【誹謗】
   他人の悪口を言うこと。
  【中傷】
   根拠のない悪口を言い、他人の名誉を傷つけること。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎眉目秀麗:びもくしゅうれい
  顔だちが整っていて美しいこと。一般的には、男性の容貌が優れている時に使
  う。
  【眉目(びもく)】
   (1)眉と目。また、容貌。顔かたち。
   (2)面目。名誉。
  【秀麗(しゅうれい)】
   整った美しさのあるさま。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎百尺竿頭:ひゃくしゃくかんとう
  百尺もある長い竿の先のこと。つまり、到達すべき最高点。向上しうる極致の
  こと。
  【竿頭(かんとう)】
   竿(さお)のさき。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎百折不撓:ひゃくせつふとう
  何度屈折してもくじけず、あきらめないこと。また、何があろうと最初の志を
  曲げないこと。
  【不撓(ふとう)】
   〔たわまない意〕困難に出合ってもひるまない・こと(さま)。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎百戦錬磨:ひゃくせんれんま
  多くの経験をして技術や知能を鍛えること。
◎百薬之長:ひゃくやくのちょう
  最良の薬。つまり、お酒のこと。
◎百家争鳴:ひゃっかそうめい
  多くの学者や識者が盛んに議論すること。
◎百花繚乱:ひゃっかりょうらん
  多くの花が色とりどりに咲き乱れること。
◎百鬼夜行:ひゃっきやぎょう or ひゃっきやこう
  妖怪が夜中に歩き回ること(中古から中世の迷信)。つまり、得体の知れない
  者たちが我が物顔に振る舞うこと。
◎百発百中:ひゃっぱつひゃくちゅう
  予想やねらいが全部的中すること。
◎表裏一体:ひょうりいったい
  二者のつながりが密接で切り離せないこと。
◎比翼連理:ひよくれんり
  「比翼(ヒヨク)の鳥」と「連理の枝」のことで、仲むつまじいこと。
  【比翼の鳥(ひよくのとり)】
   (1)中国での、想像上の鳥。雌雄が各々つばさと目を一つずつもち、つね
      に雌雄一体となって飛ぶという鳥。男女の仲の深いこと、愛情がこま
      やかなことをたとえていう。羽を交(かわ)せる鳥。比翼。
   (2)ゴクラクチョウの異名。
  【連理の枝(れんりのわざ)】
   〔白居易長恨歌」から〕男女の契りの深いことのたとえ。夫婦の仲のむつ
   まじいこと。
  【連理(れんり)】
   (1)一本の木の枝が他の木の枝につき、一本の木のように木理が同じにな
      ること。
   (2)夫婦・男女の仲がきわめて親密なことのたとえ。
  【木理(もくり)】
   もくめ。木目(きめ)。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎疲労困憊:ひろうこんぱい
  疲れ果てて、くたくたになること。疲労のあまり弱りきること。
  【困憊(こんばい)】
   ひどく疲れること。疲れて動けないこと。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎品行方正:ひんこうほうせい
  行いや心が正しいこと。