☆ 季節の言葉 【十二月】 ☆
【 師走(しわす) 】
一年の最後の月であり、区切りをつけて新年を迎える準備に
忙しい月。 もともとは12月には法師(僧侶)を迎えてお経
を上げてもらう習わしがあり、普段は落ち着き払ったお坊さん
も忙しさのために走り回る、ということからきた名だとか。旧
暦では冬の終わりにあたるので、春待月、梅初月の名もある。
風花(かざはな)、雪起こし、寒波、根雪、歳暮、
年の瀬、年越し、おけらまいり、なまはげ
【 大雪(たいせつ)】
今月の7日は二十四節気のひとつ大雪に当たります。
この季節になると大陸の高気圧が張り出し、北海道など
北国にでも本格的な雪が降り、西日本の暖かい地方でも
雪が降る時もあります。また動物たちも冬眠の時期を迎
え、山は木々の葉を落とし冬籠もりに入ります。
【 冬至(とうじ)】
今月の22日は二十四節気のひとつ冬至に当たります。
この日は1年で一番日の短い日で、夏至(げし)よりも4
時間50分も短くなりますが、翌日からは日が長くなりま
す。このことから太陽の誕生の日ととらえて、伝統的な行
事やクリスマスなどが集中し、冬至の日を境にして、太陽
が春に向かって歩み始めることに由来します。また、この
日にゆず湯に入る風習も単なる冬の間は風邪を引かないだ
けではなく、衰弱から再生への思いが込められています。
【 風花(かざばな)】
太平洋側の地域で冬の青空なのに雪がちらつく現象です。これ
は冬形の気圧配置で日本海側が雪が降っていると、山脈を越えた
風に乗って、晴れている地域にわずかな雪が舞いおります。です
が途中でとけて雨になることもあります。群馬県ではこの現象を
『吹越(ふっこし)』と呼んでいます。また、同じ言葉で昔は空
が泣いているように思い『天泣(てんきゅう)』があります。
【 空っ風(からっかぜ)】
冬の晴天の時に吹きすさむ寒冷で乾いた風。大陸からの
冬の季節風が、日本列島の山脈を越え、太平洋側に吹き下
ります。群馬県では上州名物「かかあ天下に空っ風」と言
われ、これは働き者の強い母さんと砂塵を巻き上げて赤城
おろしで吹きつける風をいったものます。ですが、空っ風
も夕方には止み、そんな夜は底冷えになります。
【 帰り花 】
これからの季節に小春日和(陽暦では11月から12月上旬)の
頃に季節はずれの花が咲き誇ることを言います。これは春に咲く桜
などが秋の寒さが過ぎて、冬を前に春を思わせる陽気になると勘違
いして花を咲かせます。花を人になぞらえて「返り咲き」「返り咲
く」など、失った地位や職業にふたたびもどると言う意味で使われ
ています。同じ意味で咲く花を「狂い咲き」とも言いますが、花々
を愛する人にとっては、花々を見下す言葉に感じられます。
【 木枯らし(こがらし)】
「凩」「木嵐」とも書きます。秋から初冬にかけて樹木を枯ら
すほどに吹き、冬の到来を思わせます。気象庁では木枯らし1号
が吹いた日を毎年、発表しています。平均では東京、大阪では立
冬の11月7日頃です。ですが木枯らしが吹き荒れる季節は、枯
れ葉が舞うので今頃の時期が一番木枯らしを意識する時期です。
【 枯死(こし)】
春には新緑で美しい草木も、秋から冬にかけて
枯れてしまいます。そんな枯れた姿を言います。
【 御用納め(ごようおさめ)】
官庁用語で、政納め(まつりごとおさめ)のことで、その年の事務
を終わりにすることです。一般には28日で、民間企業でもこれに合
わせて仕事納めとしている企業が多いです。
【 焚火(たきび)】
たき火には、落葉焚、庭焚火、野焚火、磯焚火などがあります。
ほんの十数年前には日本の各地で見られた晩秋の光景でしたが、今
では海岸の砂浜やキャンプ場でしか見られないものになってしまい
ました。昔は今の季節には近所の通りの落ち葉を集めて燃やす光景
は、日本のどこにでもある風景でした。知らない人でも自由にたき
火にあたり、暖をとったりして足を止めました。今では懐かしい風
物詩になってしまいました。
【 波の花(なみのはな)】
「波の華」とも書きます。冬の季節風が強く吹く厳寒の頃に、岩
場で砕けた波の泡が、風に乗って海岸を舞います。日本海の越前海
岸など奥能登や他の地域でも見られる現象で、白い泡が遠くからは
花のように群がって咲いて見えるところからこの名があります。
【 冬枯れ(ふゆがれ)】
冬になり寒くなって草木の葉が枯れてわびしくなるさまを言い
ます。また、商売でも冬にお客が少なくなることにも使います。
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