☆ 季節の言葉 【六月】 ☆ 


【 水無月(みなづき)】
 「水無月」とは6月の別称で、「水の月」「水を田んぼに入れる月」
という 意味です。 古くは「みなつき」と澄ん だ音で発音しました。


【 芒種(ぼうしゅ)】
 今月の6月5日は芒種にあたります。この芒(のぎ
)とは、主に稲や麦などの実の苞(ほう)の先につい
ている針状の毛のこと。これがある穀物の種をまく時
期となります。農家にとっては、田植えの時期になり
ます。そして西日本地方では梅雨入りを迎えます。

【 梅雨(つゆ)】
 暦の上では立春から135日目の6月11日を「入梅」
と言います。梅雨はそれから約30日間を呼びますが、こ
の梅雨の語源は色々あります。湿気で腐ることから潰(つ
いゆ)と言う説や中国からきたもので梅の実がみのるころ
の雨というもの。さらに「ツユ」と読むのは「露」の連想
だともいいます。また、地域によって梅雨の呼び名も異な
り、九州では梅雨の時期を「ながし」と呼び石垣島では「
ユドュン」と言います。さらに梅雨の言葉もさまざまあり
ますので紹介します。

・青梅雨(あおつゆ)
 新緑の青葉をぬらして降る梅雨。
・送り梅雨(おくりつゆ)
 梅雨明けのころに降る強い雨。梅雨を送り出すよう
 に勢いがあるとという意味。
・空梅雨(からつゆ)
 梅雨の季節なのに雨がほとんどふらないこと。
・梅雨雷(つゆかみなり)
 梅雨明けのころに鳴る雷で、一般にこの時期に雷が
 鳴ると梅雨明けが近いといいます。実際に梅雨明け
 近くになると雷の発生が多くなります。
・梅雨雲(つゆぐもり)
 雨が降り出しそうにどんよりとたれこめ、昼間でも
 薄暗い曇り空。
・梅雨豪雨(つゆごうう)
 梅雨の時期に降る大雨のこと。
・梅雨籠(つゆごもり)
 梅雨の時期に毎日長雨で、外へ出られず家の中に籠
 ること。
・梅雨寒(つゆさむ)、梅雨冷(つゆびえ)
 梅雨の長雨で肌寒さを覚えること。
・梅雨長し(つゆながし)
 梅雨明けの時期でもなかなか明けないこと。
・梅雨闇(つゆやみ)
 梅雨の時期の夜は、厚い雲におおわれて闇がとくに
 深く感じられること。
・走り梅雨(はしりづゆ)、迎え梅雨(むかえづゆ)
 本格的な梅雨入りの前に現れる梅雨に似た雨。

【 入梅(にゅうばい)】
 暦の上では立春から数えて127日目の6月11日は入
梅になります。これは梅雨に入ることですが、実際はその
年によって差異があります。この日から30日が梅雨期と
なり、梅雨前線が日本の南海上に停滞し、前半はしとしと
降り、梅雨明けが近い後半になると本降り雨に変わり集中
豪雨が発生します。梅雨入りの平均の日付けは、鹿児島で
6月2日、大阪で6月8日、東京で6月9日、新潟と仙台
で6月12日、青森で6月14日となっています。

【 夏至(げし)】
 今月の21日は二十四節気の一つの夏至に当たります。太陽
の日没が最も北に寄り、北回帰線の真上までやってきて1年中
で昼間が一番長い日です。東京での昼間の長さが冬至に比べる
と、4時間50分も長くなります。ですが、梅雨の最中なので
雨や曇りの日が多く、それほど長くは感じないかもしれません
。農家ではこの日から11日目の『半夏生(はんげしょう)』
までに田植えを終えることになります。


【 五月晴れ(さつきばれ)】
 陰暦5月の梅雨どきの晴れ間をいいます。ですから今の暦の6
月から7月にかけての梅雨の晴れ間を指しますが、最近では初夏
の陽暦の風香る五月でも言う人が増えています。似た言葉に、梅
雨のうっとうしい雲を五月雲、(さつきぐも)梅雨の厚い雲に覆
われて昼なお暗いことを五月闇(さつきやみ)といいます。

【 五月雨(さみだれ)】
 陰暦の5月、入梅どきの長雨で「梅雨」と同義です。
昔の人たちは五月雨と言ってました。芭蕉の句で奥の細
道での「五月雨をあつめて早し最上川」が、あります。

【 仲夏(ちゅうか)】
 夏を三季に分けて初夏、仲夏、晩夏とした時の中間の仲夏。
 夏三か月の中の月。陰暦五月の異名。初夏の植物の勢いも熟
し、梅雨の真っ盛りで盛夏の感じが希薄でもあります。

【 夏越(なごし)】
 1年の最後である12月31日は「年越し」をしますが、1
2カ月を半分に割った最後の日である6月30日は「夏越」と
呼ばれます。「年越し」は、1年間のねぎらいをし新年を迎え
る準備を行ないますが、「夏越」も同様の意義をもちます。


【 アマガエル 】
 都会ではほとんど見られなくなったのが、このアマガエル。
雨が近づくと盛んに鳴くのでアマガエルといわれています。姿
や色のよく似たアオガエルとは別の種類。普通のカエルよりも
やや小さく、木の枝や葉に止まっており池や沼地などにいます
。背中の緑色が鮮やかでまるでペンキ塗りたての感じです。

【 かたつむり 】
 渦巻き形の殻によく動く2本の角など、動作には愛嬌があり、
子供たちに昔から親しまれてきたカタツムリ。意外ですが、1年
中いて、冬には体を殻の中に入れて薄い膜を張って眠っています
。雨の後や夜間に活動したりしますが、1年でも一番出会えるの
がこの梅雨どき。晴れていても葉の裏側などに隠れています。




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