☆ 吉川英治 ☆
よしかわ えいじ
【1892(明治25)−1962(昭和37):小説家】
横浜市生まれ。本名は英次(ひでつぐ)。「鳴門秘帖」「宮本武蔵」により大衆
文学の第一人者となり、以後、国民作家と呼ぶにふさわしい作品を数多く生んだ。
代表作「新書太閤記」「新平家物語」「私本太平記」
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◇ 悪友仲間のきずなほど、
宿命的なものはない。
「大岡越前」
◇ あれになろう、
これになろうと焦るより、
富士のように、
黙って、
自分を動かないものに作りあげろ。
「宮本武蔵」
◇ いくら年をとり、
知識を積んでも、
人間には、
人間本来の迷いの火ダネが、
白骨になるまでは、
なくならないものらしい。
「新・平家物語2」
◇ 逆境を転じて、
その逆境をさえ、
前進の一歩に加えて行く。
◇ 魚は河に棲んでいるけれど、
河の大きな相(ソウ)は見えないのだ。
「親鸞」
【相(そう)】
(1)外に現れた姿・形・ありさま。外見。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
cf.
小説「親鸞」の中で、比叡山座主の慈円が、若き日の親鸞に与えた言葉。
◇ 真に生命を愛する者こそ、
真の勇者である。
「宮本武蔵」
◇ 退却は、進撃よりも、むずかしい。
「新・平家物語2」
◇ 登山の目標は山頂と決まっている。
しかし、
人生の面白さはその山頂にはなく、
かえって逆境の、
山の中腹にある。
◇ ひとの生命を愛せない者に、
自分の生命を愛せるわけはない。