うの ちよ
【1897−1996:小説家・エッセイスト・編集者・着物デザイナー】
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明治30(1897)年に岩国市川西で生まれ、岩国高等女学校を卒業後、川下
小学校で代用教員を務め、その際の恋愛事件がきっかけで、追われるように故郷を
離れ、上京。その後の人生は、実に奔放華麗。昭和10(1935)年に発表され
た「色ざんげ」、昭和32(1957)年の「おはん」、昭和44(1969)年
の「風の音」、そして昭和53(1978)年の「ある一人の女の話」は、どれも
自伝的要素が強く、特に岩国を舞台にした「おはん」は名作の誉れ高く、その後、
吉永小百合主演で映画化もされ、いよいよその名声は高まりました。野間文芸賞、
女流文学賞、芸術院賞などを受賞し、昭和47(1972)年、芸術院会員。昭和
57(1982)年、第三十回菊池寛賞受賞。平成2(1990)年には文化功労
者にも選ばれて、文壇の最長老として広く尊敬を集めた宇野さんでしたが、しかし
、その素顔は亡くなるまで無垢にして健気、一途な一女性であり、同時にまた華麗
にしてたくましい、才色兼備の「女文士」でした。
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