☆ 手塚治虫 ☆
てづかおさむ/本名・治
【1926−1989:漫画家】
大阪府生まれ。日本におけるストーリー漫画・アニメーションの開拓者かつ第一
人者。ヒューマニズムに裏打ちされた構想により人間存在の深淵に迫る。代表作「
ジャングル大帝」「鉄腕アトム」「火の鳥」など。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◇ えーい
紙をまっくろけにぬりつぶしちゃえ
なんとかなるだろう
物語はここから始まるのだ
◇ 幼い子どもが怒られるようなことをしでかした場合、
それが不器用なための過ちなのか、
未知への探求欲のためなのか、
破壊本能のためなのか、
完全な悪意によるものなのか、
大人は知る必要がある。
◇ 子どもに殺しを教えることだけはごめんだ。
世界中の子どもが正義だといって殺しを教えられたら
いつか世界中の人間は全滅するだろうな。
「アドルフに告ぐ」
◇ 自然や人間性を置き忘れて、
ひたすら進歩のみをめざして突っ走る科学技術が、
どんなに深い亀裂や歪みを社会にもたらし、
差別を生み、
人間や生命あるものを無残に傷つけていくか。
「ガラスの地球を救え」
◇ 締切りなしの作業なら思い切り楽しい仕事になるだろうが、
おそらくまったく進行しないに違いない。
◇ 水爆を見たまえ…
あれは原子力の完成芸術だが、
人を殺すほか役に立たないぜ。
「鉄腕アトム」
◇ “ダメな子”とか、
“わるい子”なんて子どもは、
ひとりだっていないのです。
もし、
そんなレッテルのついた子どもがいるとしたら、
それはもう、
その子たちを
そんなふうに見ることしかできない大人たちの精神が貧しいのだ。
「ガラスの地球を救え」
◇ 何より重要なのはハングリーな気持ち。
常に何かに飢えている緊張感が、
ぼくの健康を支えている。
◇ 人間は何万年も、
あした生きるためにきょうを生きてきた。
「火の鳥」
◇ 人の命なんて、
心配してもしなくても、
終わる時には無情に終わるものだ。
◇ 人を信じよ、
しかしその百倍も自らを信じよ。
◇ ぼくはアイデアが乏しくなると、
よく海とか山とか夜空とか、
広がった自然を眺めることにしています。
広い場所はたくさんのいろんな世界とつながっているから好きなのです。