☆ 谷崎潤一郎 ☆ 


たにざきじゅんいちろう
【1886−1965:小説家】
 (1886−1965)小説家。東京生まれ。東大中退。第二次「新思潮」同人
。美や性に溺れる官能世界を描く唯美的な作家として文壇に登場。関西移住後、古
典的日本的美意識を深め数々の名作を生んだ。代表作「刺青」「痴人の愛」「蓼喰
ふ虫」「春琴抄」「細雪」「鍵」、現代語訳「源氏物語」など。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
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◇ いい宝石は泥土に投げ捨て、
  火の中へ燻(く)べても固有の輝きを失わない。
                     「肉塊」
  【燻べる】
   (1)煙が多く出るように燃やす。いぶす。くすぶらせる。
   (2)人を責め苦しめる。いじめる。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−

◇ 議論を吹っかける場合には、
  わざとスキマを拵えて置く方がいいんです。
  そうしないと敵が乗って来ないんです。

◇ 自分の欲望を制すれば成功し、
  自分本位では失敗するということ。
  人間が言葉を使うと同時に、
  言葉も人間を使うことがある。

◇ だれしも離別は悲しいものにきまっている。
  それは相手が何者であろうとも、
  離別ということ自身のうちに悲しみがあるのである。
                     「蓼食う虫」

◇ どんな人間でも、
  大概一生に一度はその人間に相応した花々しい時期というものがある。
                             「青春物語」