☆ 田口ランディ ☆
たぐちらんでぃ
【1959− :小説家・ネットコラムニスト】
東京都生まれ。女性。広告代理店、編集プロダクションを経て、90年代半ばよ
り作家として活躍。98年よりインターネット上で独自のメールマガジンを発行。
現在9万人を超える読者に配信。『できればムカつかずに生きたい』で第一回婦人
公論文芸賞受賞。
◇ 生きるために、
労働と所有以外の、
別の根拠が欲しい。
◇ 考えるのは頭だけじゃない。
この体も考え感じる。
体はたくさんのことを感じ考えている。
◇ 感受性がなければ人は他者の苦しみを想像することができない。
でも、
優れた感受性は他者の苦しみによって自分をも破壊する。
◇ 自分の顔が自分で見えないように、
自分の心も自分では見えない。
◇ 他人のことはわからない、
という出発点に立てたときから、
ようやく他人の言葉をよく聴こうと思うようになった。
「わからない」は私にとってすべての始まりだった。
「田口ランディの人生相談 神様はいますか?」
◇ どんな考え方もあっていい。
間違いってのはない。
どんな考え方も、
世界にグラデーションを作るためにある。
どんな考え方も、
世界に濃淡を与え、
世界を立体にする。
◇ 何かで埋めている。
いつも埋めている。
誰かといっしょにいれない時、
自分と向きあわないために、
心を埋めている。
「もう消費すら快楽じゃない」
◇ 喜びを共有した相手とだけ、
私は悲しみを共有できると錯覚するのだな、
と思った。
いっしょに喜び合えない相手に、
悲しみだけわかってもらうことは、
私はできないのだな、
と痛感した。
喜び合えるということの先に、
悲しみをゆだねる何かが生まれてくるのだ。
「ハーモニーの幸せ」