☆ 城山三郎 ☆ 


しろやまさぶろう/本名:杉浦英一
【1927−2007:小説家】
 1927年名古屋市の商家に生れる。東京商科大学(現・一橋大学)を卒業後、
一時愛知学芸大学で教鞭をとるが、城山三郎のペンネームで応募した小説『輸出』
が「文学界」新人賞に入選、翌年1959年『総会屋錦城』で第40回直木賞を受
賞、1963年には大学を辞し、創作に専念する。以後、近代日本の歴史上の人物
や、経済をテーマとした小説を発表権力と組織、歴史に対峙して生きる男たちの凛
然とした人物像を描いた作品が読者の深い共感を呼ぶ、また経済小説の開拓者とな
る。吉川英治文学賞、毎日出版文化賞受賞、菊池寛賞受賞。『辛酸』『鼠』『落日
燃ゆ』『毎日が日曜日』『もう、きみには頼まない』『粗にして野だが卑ではない
』など気骨ある人物の堂々たる人生を描き、伝記文学の新しい領域を拓く。
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◇ 壁があると思えば、
  ほんとうに壁が立ちはだかってしまう。
              「一発屋大六」

◇ 行儀のわるい人はいつでもいますよ。
  しかし、
  行儀のわるい人はどこにも通用しない。
  一発勝負やって当てる程度。
  いずれは行き詰る。
          「ビッグボーイの生涯」

◇ 人生は挑(イド)まなければ、
  応えてくれない。
  うつろに叩けば、
  うつろにしか応えない。
         「人生余熱あり」

◇ 背伸びして視野をひろげているうち、
  背が伸びてしまうこともあり得る。
  それが人生の面白さである。
        「アメリカ生きがいの旅」

◇ どんな事態にも、
  第三の道がある。
  そう思えば、
  人生にも新しい風が吹いてくるのではないか。