☆ 司馬遼太郎 ☆
しば りょうたろう
【1923(大正12)−1996(平成8):小説家】
本名、福田定一。大阪生れ。大阪外大卒。乱世・変革期の群像を描いた「国盗り
物語」「竜馬がゆく」「坂の上の雲」などの小説や、紀行「街道をゆく」で司馬史
観と呼ばれる柔軟な歴史解釈を示す。文化勲章。
◇ おれは落胆するよりも次の策を考えるほうの人間だ。
「竜馬がゆく」
◇ 自由な、
調和のとれた、
何気ない、
殊に何気ないといふ事は日常生活で一番望ましい気がしている。
「偶感」
◇ 女性というものは、
人生そのものだという感じであります。
結局、
我々男性は果たして、
人生を生きているのかどうか、
よくわからない。
◇ 智恵よりも大事なのは覚悟や、と。
覚悟さえすわれば、
智恵は小智恵でもええ、
浅智恵でもええ、
あとはなんとかなるやろう。
「俄」
◇ 智(チ)はときに深く秘(ヒ)せられねばならない。
「新史太閤記」
【知/智(ち)】
(1)物の道理を知り、正しい判断を下す能力。儒教における五常の一。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◇ 人間というものはいかなる場合でも、
好きな道、
得手の道を捨ててはならんものじゃ。
「竜馬がゆく」
◇ 人間の能力はそれが属している社会の質に影響される。
「人間の集団について」
◇ 土方「新撰組はこれからどうなるのでしょう。」
冲田『どうなる、
というのは漢(オトコ)の思案ではない。
婦女子の言うことだ。
漢とは、
どうする、
ということ以外に思案はないぞ。』
「燃えよ剣」
◇ 人の世に道は一つということはない。
道は百も千も万もある。
◇ 人々にとって、
志さえあれば、
暗い箱の中でも世界を知ることができる。
「21世紀に生きる君たちへ」
◇ 偏見をもつな。
相手が幕臣であろうと乞食であろうと、
教えを受けるべき人間ならおれは受けるわい。
「竜馬がゆく」
◇ 勇気と決断と行動力さえもちあわせておれば、
あとのことは天にまかせればよい。
「関が原」
◇ われわれは人間の集団を生物の次元で考えねばならない時代にきている。
「人間の集団について」