☆ 三島由紀夫 ☆ 


みしまゆきお/本名:平岡公威(きみたけ)
【1925(大正14)ー1970(昭和45):小説家・劇作家】
 東京生まれ、本名 平岡 公威  東大法学部卒 学習院中等科在学中から小説を書き、
1944年(昭和19年)処女短編集「花ざかりの森」を出版。戦後川端康成の推薦で
「煙草」「岬にての物語」などを発表。「仮面の告白」「愛の渇き」などで戦後文壇に
作家的地位を得た。以後、小説、戯曲、評論を通じて様々な実験を行い、美的探求を続
けた。1958年の「禁色」を経て「潮騒」「金閣寺」や戯曲集「近代能楽集」において
その方法論が見事に開花した。文学以外でもボディビルや剣道の練習、映画出演、自衛
隊への体験入隊などで話題をまいた。1968年楯の会を結成、1970年同会の学生
と東京市ヶ谷の自衛隊東部方面総監部に乗り込み、自衛隊の決起を促したが果たせず、
割腹自殺した。その美学を完成するために絶対者(天皇)が必要だとした主張とともに
死の行為は大きな波紋を及ぼした。
              (資料「コンサイス人名辞典 日本編」1988三省堂)
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◇ 愛することにかけては、
  女性こそ専門家で、
  男性は永遠に素人である。

◇ 男の嫉妬の本当のギリギリのところは、
  体面を傷つけられた怒りだと断言してもよろしい。
                 「不道徳教育講座」

◇ 変り者と理想家とは、
  一つの貨幣の両面であることが多い。

◇ 傷つきやすい人間ほど、
  複雑な鎧帷子(ヨロイカタビラ)を身につけるものだ。
  そして往々この鎧帷子が、
  自分の肌を傷つけてしまう。

  【〈帷子〉(かたびら)】
   〔あわせの「片ひら」の意〕
   (1)裏を付けない衣服。ひとえもの。
   (ア)装束の下に着るひとえの布製の衣服。
   (イ)夏用の麻の小袖。薩摩上布・越後上布などが用いられた。[季]夏。
   (2)几帳(きちよう)・帳(とばり)などに用いて隔てとする薄い絹布の
      垂れ布。
   (3)経帷子。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−

◇ 決定されているが故に僕らの可能性は無限であり、
  止められているが故に僕らの飛翔は永遠である。
                 「わが世代の革命」

◇ 人生のさかりには、
  無理と思われるものもすべて叶い、
  覚束(オボツカ)なく見えるものもすべて成るのだよ。
              「癩王(ライオウ)のテラス」

◇ 男性操縦の最高の秘訣は、
  男のセンチメンタリズムをギュッとにぎることだ。
                    「第一の性」

◇ 不安こそ、
  われわれが若さからぬすみうるこよない宝だ。
                   「暁の寺」