ふくざわゆきち
【1835−1901:啓蒙思想家・教育者・慶応義塾大学の創立者】
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豊後国(大分県)中津藩士の子として大阪に生まれ、緒方洪庵の適塾で蘭学を学
んだ。ついで、藩の命令で江戸に蘭学塾を開くかたわら、自分は独学で英学を学ん
だ。のち幕府に仕え、使節に加わって3度欧米にわたり、進んだ文化や思想にふれ
た。明治維新後は政府に仕えず、芝(のちに三田)にうつして慶応義塾と命名し、
もっぱら教育と著作で新思想の普及につとめた。かれの思想は、イギリスの経済学
と自由主義を基礎にしたもので、独立自尊を重んじて封建的な思想・迷信を否定し
、政府と国民との調和をはかった。おもな著書に『学問のすゝめ』『西洋事情』『
福翁自伝』などがある。1万円紙幣に肖像が印刷されている。
cf.
【啓蒙思想(けいもうしそう)】
一八世紀フランスを中心としてヨーロッパ全域に広がった革新的思想。キリスト
教会などの伝統的権威から解放された理性の使用を公衆に促し、人類の普遍的進歩
を図った。フランスではデカルト的体系への批判を伴った。フランスのボルテール
・百科全書派、イギリスのロック・ヒュームが代表。啓蒙主義。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
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