☆ 北原白秋 ☆ 


きたはらはくしゅう
【1885−1942:詩人・歌人】
 詩人・歌人。福岡県柳川生まれ。本名、隆吉。早大中退。「明星」の歌人として
出発、「パンの会」を結成し、耽美(たんび)主義運動を展開。滑らかな韻律と異
国情緒・官能性豊かな象徴的作法で「邪宗門」「思ひ出」「桐の花」を発表。後年
、自然賛美に作風を転換、童謡・民謡にも名作を残す。また、短歌雑誌「多磨」を
創刊した。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
cf.
【耽美主義(たんびしゅぎ)】
 〔aestheticism〕美を唯一最高の理想とし、美の実現を人生の至上
の目的とする生活および芸術上の立場。一九世紀末、フランス・イギリスを中心に
起こった。唯美主義。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
【aes・thet・ic】
 美の, 美術[学]の; 審美的な, 審美眼のある, 美のわかる; 芸術的な.
 aes・thet・i・cism n. 唯美主義.
                  −三省堂提供「EXCEED英和辞典」−
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◇ 苦悩ハ我ヲシテ光ラシム、
  苦悩ハ我ガ霊魂ヲ光ラシム。
          「苦悩礼讃」

◇ 言葉の一つ一つはかの黒の朱のてんとう虫の如く、
  羽立てて鳴る。
  微かに鳴る。
  言葉の一つ一つは凡てが生ける言霊である。
  生物である。
                「芸術の円光」

◇ 子供に還らなければ、
  何一つこの忝(かたじけな)い
  大自然のいのちの流れをほんとうにわかる筈はありません。
                      「トンボの目玉」

◇ 他流を知ることは自己を知ることである。
               「風景は動く」

◇ 一つの内容を現すべく最適確の言葉、
  その尊い言葉は現世にたった一つしか無い。
                「芸術の円光」