☆ W.シェイクスピア ☆ 


ウィリアム・シェイクスピア
【1564−1616:イギリスの劇作家・詩人】
 中部イングランドの小さな町ストラトフォード・アポン・エイボンに生まれる。
故郷のグラマースクールを卒業後の、青年時代の記録はほとんど残されていないが
、1590年代になってロンドンの演劇界に突如として登場する。宮内大臣の庇護
を受けたいわゆる「宮内大臣一座」の劇作家として、テムズ川南岸のグローブ座を
本拠地として活動し、エリザベス1世・ジェイムズ1世のお気に入りとなる。初期
から悲劇・喜劇・史劇と、あらゆるジャンルを著した。テーマのほとんどは古典や
歴史からの流用であるが、台詞回し、登場人物の創作などにおける独創が際立つ。
『ソネット集』*(1593-96)など、戯曲の他に詩も残している。
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◇ ああ、人間、
  何をしでかすことか、
  何をやってのけることか、
  何を毎日やっていることか、
  自分のやっていることも知らないまま!
               「から騒ぎ」

◇ 愛は万人に、
  信頼は少数の人に。

◇ あまりしつこくつきまとわれる愛は、
  ときに面倒になる。
  それでもありがたいとは思うがね。

◇ 安心…それが人間の最も身近にいる敵である。

◇ 「今が最悪の状態」と言える間は、
  まだ最悪の状態ではない。

◇ 恐ろしい悪夢に比べれば、
  現在の恐怖のほうがまだましだ。

◇ 男というものはいつでもそうだが、
  我が家から離れている時が一番陽気なものだ。

◇ おまえは、
  他人のなかにある自分と同じ欠点をむち打とうとするのか。

◇ 過失の弁解をすると、
  その過失を目立たせる。

◇ 悲しみの重荷にあがく者には、
  誰でも辛抱と説き聞かせる、
  だがどんなに立派な美徳と才能を持つ者でも、
  ひとたび自分が同じ重荷を背負うとなると、
  辛抱などしきれるものではない。
                  「から騒ぎ」

◇ 悲しみの耳には素直な言葉こそ入りやすいもの。

◇ 金は借りてもならないし、
  貸してもならない。

◇ 君、
  時というものは、
  それぞれの人間によって、
  それぞれの速さで走るものなのだよ。

◇ 強力な理由は力強い行動を生む。
            「ジョン王」

◇ 暗闇はなく、
  無知があるのみ。

◇ 険しい丘に登るためには、
  最初にゆっくり歩くことが必要である。

◇ 剣でなぐりつけるよりも、
  笑顔でおびやかすがよい。

◇ 賢明にそしてゆっくりと。
  速く走るやつは転ぶ。

◇ 恋はほどほどにすべきだ。
  そのような恋ほど長続きがする。

◇ 高慢な者は必ず倒される。
      「リチャード二世」

◇ 心に満足を得る者は十分報いを得ているものだ。

◇ 小雨はいつまでも降り続くが、
  大嵐はあっという間だ、
  早く馬を走らせるものは、
  また早く馬を疲れさせもする。

◇ ことごとくの雲が嵐をなすというわけではない。

◇ 「これが最悪だ」などといえるうちは、
  まだ最悪ではない。

◇ 避けることができないものは抱擁してしまわなければならない。

◇ 失敗の言い訳をすれば、
  その失敗がどんどん目立っていくだけです。
                 「ジョン王」

◇ 新聞を読まなくなってから、
  私は心がのびのびし、
  実に気持ちがよいです。
  人々は他人のすることばかり気にかけて、
  自分の手近の義務を忘れがちです。
       「ミュラーへの書簡−1830」

◇ 過ぎ去った不幸を嘆くのは、
  すぐにまた新しい不幸を招くもと。
             「オセロー」

◇ 戦いを交えるに当たっては、
  その唯一の目的が平和にあることを忘れてはならない。

◇ たとえ小さな斧でも、
  数百度これを打てば堅い樫の木も切り倒せる。

◇ 小さな蝋燭がここまで光を!
  そのように、
  善行も汚れた世界を照らすのです。
          「ヴェニスの商人」

◇ 知恵と情熱が人間のか弱い体の中でせめぎ合えば、
  十中八九、
  情熱が勝ちを収めます。
                    「から騒ぎ」

◇ 知識は、
  われわれが天に飛翔する翼である。

◇ 沈黙こそ歓びを伝える最上の使者。
            「から騒ぎ」

◇ でも今は、
  男らしさも腰をかがめて礼儀正しさに成り下がり、
  勇気も相手を誉める言葉を争うだけ。
  男という男は舌の先だけになってしまった、
  気の利いたことを言う舌に
                    「から騒ぎ」

◇ テンポがくずれ、
  音のバランスが狂うと、
  甘い音楽も不快なもの!
  人の暮らしもおなじなんだ。

◇ 時というものは、
  それぞれの人間によって、
  それぞれの速さで走るもの。

◇ 時はあらゆる幸福を養い育てる乳母である。

◇ とじこめられている火が、
  いちばん強く燃えるものだ。

◇ どんな傷でも、
  治るときは徐々に治ったのではありませんか。

◇ 成し遂げんとした志を、
  ただ一回の敗北によって捨ててはならぬ。

◇ 涙流すな 嘆くな乙女
  男心は 移り気なもの
  今日は海辺に 明日は山に
  求めさまよう 浮気もの
  泣くな乙女よ 未練はすてて
  明るい笑顔を 作っておくれ
  どうせ悲しい 人の世ならば
  せめて楽しい ふりをしよう

  涙声にて 歌うな乙女
  歌えば胸は ふさがれるもの
  夏の青葉と 男の嘘は
  切っても切れない 仲だもの

  泣くな乙女よ 未練はすてて
  明るい笑顔を 作っておくれ
  どうせ悲しい 人の世ならば
  せめて楽しい ふりをしよう
          「から騒ぎ」

◇ 何でも起きるがよい。
  時はどんな荒れた日でも過ぎてゆく。
              「マクベス」

◇ 何というもっともらしい真実の見せかけで、
  罪は己の姿を巧みに隠すことか!
                 「から騒ぎ」

◇ 人間の行動にも潮時がある。
  満潮に乗じて事を行えば首尾よく運ぶ。

◇ 人間の一生は善と悪とを縒り合わせた糸で編んだ綱なのだ。
  我々の美点は欠点によって鞭打たれる事がなければ高慢になるだろうし、
  我々の罪悪は美徳によって慰められる事が無ければ絶望するだろう。

◇ 人間はとかく、
  我が手の内にある大事な物を、
  値打ち通りには認めぬもの、
  手を放れて初めてその価値に気づき、
  手元にあった時、
  自分のものであるが故に隠されていた美点が見えてくるのです。
                          「から騒ぎ」

◇ 望みなしと思われることもあえて行えば、
  成ることしばしばあり。

◇ ひとつの顔は神があたえてくださった。
  もうひとつの顔は自分で造るのだ。

◇ 人と人との友情は、
  賢者でも結ぶのが難しいのに、
  愚者はあっさりほどいてしまう。

◇ 人の言葉は善意にとれ。
  その方が5倍も賢い。

◇ 不幸というものは、
  耐える力が弱いと見てとると、
  そこに重くのしかかる。
        「リチャード二世」

◇ 不幸を治す薬は希望より外にない。

◇ 本を読んでも、
  物語や歴史に聞くところからでも、
  真実の恋は滑らかに運んだためしがない。

◇ 誠の恋をするものは、
  みな一目で恋をする。

◇ ま、他人の苦しみは誰でも我慢できるもの。
                 「から騒ぎ」

◇ 無言の宝石はしばしば、
  そのもの言わぬ性質で、
  生きている言葉以上に女の心を動かす。

◇ 友情は不変といってよいが、
  色と恋が絡めば話は別になる。

◇ 誘惑は、
  だれにでも訪れるはず。

◇ 世の中には福も災いもない。
  ただ考え方でどうにでもなるものだ。

◇ 弱き者よ、
  汝の名は女。

◇ わが手にあるものは正当に値踏みをしないが、
  一度それを失うと価値をつけたくなるのが人情である。

◇ 私はクルミの殻の中に閉じこめられた小さな存在にすぎないかも知れない。
  しかし、
  私は自分自身を
  無限に広がった宇宙の王者と思いこむこともできるのだ。

◇ 悪口を言われて我が身を正すことの出来る人間は幸せと言うべきだ。
                            「から騒ぎ」

◇ われわれの人生は織り糸で織られているが、
  良い糸も悪い糸も混じっている。