☆ ルキウス・アンナエウス・セネカ ☆ 


Lucius Annaeus Seneca/ルキウス・アンナエウス・セネカ
【BC4?−654 :ローマの哲学者・劇作家・政治家古代】
 修辞学者大セネカの次男。スペインのコルドバに生まれる。幼いころローマに上
って、修辞学と哲学を学び、とくにストア哲学に多大の関心を示した。財務官から
元老院議員になったが、カリグラ帝の嫉妬を買い、あやうく死刑を免れた。クラウ
ディウス帝の下で41年追放され、失意の8年をコルシカ島で過ごした。49年ネロ
の母アグリッピナに呼び戻されて、幼いネロの教育を任され、ネロの即位後もしば
らく同僚ブルスとともに若い皇帝を補佐して善政に導き、55年執政官に任命され
た。その後、皇帝との間が冷却したため引退を願い出て、閑雅な文筆生活に入るが
、65年ピソの陰謀発覚の件に連座、死を命じられた。ストア派の哲人にふさわし
く、平静に自決したと伝えられる。
現存する作品は、「人生の短さについて」「心の平静について」「幸福な人生につ
いて」などのいわゆる『道徳論集』12編のほか、引退後友人ルキリウスにあてて
ストア哲学を説いた124通の『道徳書簡』、および『自然研究』や、ギリシア悲
劇の模作であるがシェークスピアはじめ後世に大きな影響を及ぼした、「メデア」
「パエドラ」「テュエステス」などの悲劇9編がある。さらに、クラウディウス帝
の神格化を諷刺する戯文『かぼちゃになった王様』が伝わっている。
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◇ あなたが生きていればいるほど、
  どうやって生きていくのか、
  学び続けるんだよ。
  【英】 As long as you live,
      keep learning how to live.

◇ ある者は過去の記憶をむし返して、
  我と我が身をさいなみ続ける。
  ある者はまだ見ぬ罪におびえて、
  我と我が身を傷つける。
  どちらも愚かきわまることだ。
  過去はもはや関係がなく、
  未来はまだ来ぬ・・・。

◇ いかに長く生きたかではなく、
  いかに良く生きたかが問題である。

◇ 怒りに対する最善の手段は猶予である。
  怒りに対して、
  いきなり許しを求めることはせず、
  熟慮を求めよ。

◇ 運は我々から富を奪うことはできても、
  勇気を奪うことはできない。

◇ 恐怖の数のほうが危険の数より常に多い。

◇ 険しい道こそが、
  偉大なる高さに結びつくのである。

◇ 重要なことは何を耐え忍んだかではなく、
  いかに耐え忍んだかにある。

◇ 人生には、
  加えるものはあっても、
  引くものは何一つありえない。
      「人生の短さについて」

◇ 人生より難しき芸術はなし。
  他の芸術学問には至るところに師あり。

◇ 精神には休養を与えねばならぬ。
  肥沃な耕地にむりやり力を加えて絶えず結実を求めれば、
  耕地はやがて困憊するのと同じで、
  絶えず緊張を加えれば、
  精神の飛翔を妨げることになる。

◇ どんな豊かな土壌でも、
  耕さなければ、
  実りをもたらさない。
  人の心も同じである。

◇ 治そうと思う者は、
  もう半ば治っている。

◇ 人は常に時間がないとこぼしながら、
  時間が無限にあるかの如く振る舞う。

◇ もし君が人に愛されようと思うなら、
  まず君が人を愛せよ。

◇ もっとも力強いのは、
  自分自身の力のなかに、
  自分をもち続けていける人。
  【英】Most poweful is he who
     has himself in his own power.

◇ 物事が難しいから、
  我々はあえて行わないのではない。
  我々があえて行わないから、
  物事が難しくなる。

◇ 我々の計画というのは、
  目標が定かでないから失敗に終わるのだ。
  どの港へ向かうのかを知らぬ者にとっては、
  いかなる風も順風たり得ない。

◇ われわれは短い時間を持っているのではなく、
  実はその多くを浪費しているのである。