☆ 二宮尊徳 ☆
にのみやそんとく
【1787−1856:農政家・思想家】
(1787−1856)江戸後期の農政家。通称、金次郎。相模国の人。合理的
で豊富な農業知識をもって知られ、小田原藩・相馬藩・日光神領などの復興にもあ
たる。その陰徳・勤倹を説く思想・行動は報徳社運動などを通じて死後も影響を与
え、明治以降、国定教科書や唱歌などにも登場。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◇ 可愛くば五つ数えて三つほめ、
二つ叱って良き人となせ。
◇ 心の田畑さえ開墾ができれば、
世間の荒地を開くこと難からず。
◇ 国家最大の損失は人心の田畠の荒れたる事也。
其の次は田畠山林の荒れたる事也。
◇ すべて商売は売りて喜び、
買いて喜ぶようにすべし。
売りて喜び、
買いて喜ばざるは道にあらず。
貸借の道もまた貸して喜び、
借りて喜ばざるは道にあらず。
◇ 誠実にして、
はじめて禍を福に変えることができる。
術策は役に立たない。
◇ 政事は豆腐の箱の如し。
箱が歪めば豆腐も歪む。
【政事(せいじ)】
政治上の事柄。政治。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◇ 大事をなそうと思うなら、
小事を怠るな。
小事が積もって大となるのだ。
大事を望んで小事を怠り、
できそうにない難しいことを望んで、
やればできるやさしいことをおろそかにするから、
結局大事をしとげることができないのだ。
◇ 天理に叶う時、
富貴来る。
◇ 人は、
とかく小さいことをいやがって大きな事をしたがるが、
本来、
大は小が積もったものだ。
だから小を積んで大をなすよりほかに方法はないのだ。
◇ 百万石の米といえども粒の大なるにあらず。
万町の田を耕すもその技は一鋤(スキ)ずつの功による。
【鋤/犂(すき)】
(1)幅の広い刃に柄をつけた櫂(かい)状の農具。手と足で土を掘り起こ
すのに用いる。《鋤》
(2)牛馬に引かせて土を掘り起こす農具。からすき。《犂》
−三省堂提供「大辞林第二版」−
− 鋤 −
◇ 貧者(ヒンジャ)は昨日の為に今日働き、
富者(フシャ)は明日の為に今日働く。
◇ 凡人は小欲なり、
聖人は大欲なり。