Michel Eyquem de Montaigne
/ミシェル・エケム・ド・モンテーニュ
【1533ー1592:フランスの思想家】
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ボルドー近郊の名家の生まれ。モラリスト(道徳家)文学の先駆をなしたといわ
れる『随想録』は、1571年にそれまで務めていた司法官を退官した後、自宅で
あるボルドーの城館の書斎に起居して書き継がれました。81年にはボルドーの市
長に。宗教戦争のさなかであったりペストの大流行など、多難な時代を送ることに
なりますが、ペスト流行に際しては、こんなエピソードが残っています。「黒死病
」と呼ばれて恐れられたペスト。モンテーニュの故郷であり任地であるボルドーで
もペストで倒れる人が続出し出した時、彼は家族と旅行の最中でした。しかし「ボ
ルドーにペスト」と聞けば、何をおいてもボルドーに帰って伝染病への対策を練り
、先頭に立って指揮を執らねばならないはず。ところが、実際の彼の行動は、でき
るだけボルドーから離れて旅行を続けたのです。そして、ペストが収まった頃にボ
ルドーに帰ってみると・・・。ほかの人間が市長になっていたのでした。最晩年は
、再び『随想録』の推敲に打ち込み、宗教戦争の中にあって良識に従う自主独立の
人として寛容の精神を説いた。
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