☆ ヘルマン・ヘッセ ☆ 


Hermann Hesse/ヘルマン・ヘッセ
【1877−1962:ドイツ生まれの小説家・詩人】
 ドイツ出身(後にスイス国籍)のノーベル賞作家。小説『車輪の下』、『デーミアン
』、『シッダールタ』などにより広く各国でその名を知られています。日本においても
、早くは明治末から大正期にかけての文芸雑誌『スバル』が紹介して以来、深い思索に
裏打ちされた瑞々しい作品が、今日に至っても多くの人々に親しまれ続けています。と
ころが、文筆活動以外に、絵を描くことを好み、生涯に約3000点にのぼる水彩画を
遺していたことはあまり知られていません。水彩画を始めたのは40歳代になってから
のことですが、きっかけは、ちょうど第1次世界大戦頃、反戦的発言のために故国ドイ
ツで独立したことや、仕事の疲れ、家庭内の不幸などによって、社会的にも個人的にも
苦境に直面し、精神的な危機に陥っていた時期に水彩画制作に安らぎや慰めを見いだし
たことによるといわれます。自分の生活圏(第二の故郷と居を定めたテッシン州モンタ
ニョーラ近辺)の家々や山並の風景を即興的に表現した作品を繰り返し描いていますが
、技術的には独学者の域にとどまるものとはいえ、それらの作品は、自然と対話する真
摯な心、詩人の魂の痕跡を辿るような感興を起こさせます。水彩画は単なる嗜みではな
い、彼の文筆と源を同じくして生み出されたものと考えてよく、文学者ヘッセを考察す
るうえでも興味深い資料といえます。
いらっしゃい!┗|・o・|┛┗|⌒O⌒|┛まし〜ん!ご利用は計画的に

◇ 愛されることは幸福ではない。
  愛することこそ幸福だ。

◇ 新しいものが始まる。
  古いものに執着している人たちにとっては、
  新しいものは恐ろしいだろう。
  きみはどうするかい?
                 「デミアン」

◇ 運命が甘いものにせよ、
  苦いものにせよ、
  好ましい糧として役立てよう。

◇ 運命はどこか、
  よそからやってくるものではなく、
  自分の心の中で成長するものである。

◇ 心の中にある絵をしばらくの間
  逆さまに懸けてみるのはいいことだ。

◇ 受難は人間を強靭にし、
  受難は人間を鋼鉄にする。

◇ 人生は一頭の馬である。
  軽快なたくましい馬である。
  人間はそれを騎手のように大胆に、
  しかも細心に取り扱わなければならない。

◇ 人生を明るいと思う時も、
  暗いと思う時も、
  私は決して人生をののしるまい。

◇ たえず続く夢というものはありません。
  どんな夢でも新しい夢に代わられます。
  どんな夢でも固執しようとしてはなりません。
                  「デミアン」

◇ 地上には多くの道がある。
  けれど、
  最後の一歩は自分一人で歩かねばならない。

◇ 鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。
  卵は世界だ。
  生まれようと欲するものは、
  一つの世界を破壊しなければならない。
               「デミアン」

◇ 日の輝きと暴風雨とは、
  同じ空の違った表情にすぎない。
  運命は、
  甘いものにせよ、
  にがいものにせよ、
  好ましい糧として役立てよう。

◇ 求むるところなき愛、
  これが我々の魂の一番高い、
  一番望ましい境地である。
      「観想―魂について」

◇ 勇気と節操をもっている人たちは、
  ほかの人たちからみると、
  いつだって非常に気味の悪いものさ。
              「デミアン」

◇ 若いとか年とっているとかいうことは、
  凡庸な人たちの間にだけあることだ。
  あるときは年をとり、
  あるときは若くなるもの。
  ちょうど、
  うれしいときがあったり悲しいときがあったりするように。

  【凡庸(ぼんよう)】
   すぐれた点もなく平凡なこと。また、その人やさま。並み。平凡。凡人。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−

◇ 私が心底愛している美徳が、
  たった一つある。
  その名は「わがまま」
            「観想」