☆ J・W・ゲーテ ☆ 


Johann Wolfgang von Goethe/
ヨハン・ウォルフガング・フォン・ゲーテ

【1749−1832:ドイツの詩人・小説家・劇作家】
 フランクフルトに生まれ、ライプチヒ、ストラスブールなどの大学に学んだのち
シュトルム‐ウント‐ドラングの芸術運動に参加。「若きウェルテルの悩み」で一
躍名声を博し、詩・小説・戯曲などに数々の名作を生んだ。政治家としても活躍。
かたわら自然科学も研究。代表作は「西東詩集」「詩と真実」「ヘルマンとドロテ
ア」「ウィルヘルム・マイスター」「ファウスト」など。
いらっしゃい!┗|・o・|┛┗|⌒O⌒|┛まし〜ん!ご利用は計画的に

◇ 10歳にして菓子に動かされ、
  20歳にしては恋人に、
  30歳にして快楽に、
  40歳にしては野心に、
  50歳にしては貪欲に動かされる。
  いつになったら人間はただ知性のみを追って進むようになるのであろうか。

◇ 愛することができない男は、
  せめてお世辞の言い方くらいは身につけておいた方がいい。

◇ あせることは何の役にも立たない。
  後悔はなおさら役に立たない。
  前者はあやまちを増し。
  後者は新しい後悔をつくる。

◇ あまりしつこくつきまとわれる愛は、
  ときに面倒になる。
  それでもありがたいとは思うがね。

◇ いいかね君、
  すべての生の論は灰色で、
  緑なのは生の黄金の樹だけなのだ。

◇ 急がず、
  休まず。

◇ 王様であろうと百姓であろうと、
  自分の家庭で平和を見出す者が一番幸福な人間である。

◇ お前の本当の腹底から出たものでなければ、
  人を心から動かすことは断じてできない。

◇ 各自がおのれの分をわきまえ、
  他人には他人の利益を認めれば、
  永遠の平和はたちどころに成る。

◇ 学術においても、
  実際には人は何も知ることはできない。
  常に実践が必要である。

◇ 気に入らないものは、
  棄てておくか、
  あるいは改善するかである。

◇ 君の値打ちを楽しもうと思ったら、
  君は世の中に値打ちを与えねばならない。

◇ 空気と光と友人の愛。
  これだけ残っていれば、
  気を落とすことはない。

◇ 苦しみが残していったものを味わえ!
  苦難も過ぎてしまえば甘美である。

  【甘美(かんび)】
   (1)甘くて味のよい・こと(さま)。
   (2)うっとりと快く楽しい・こと(さま)。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−

◇ 現在の姿を見て接すれば、
  人は現在のままだろう。
  人のあるべき姿を見て接すれば、
  あるべき姿に成長していくだろう。

◇ 現実を直視する心に本当の理想が生れる。

◇ 行動が全てだ。
  栄誉に価値はない。

◇ ここで今これ以上骨を折っても無駄だ!
  バラならば、
  花咲くだろう。

◇ 断るのにあれこれ多くのことを弁ずるのはむだなこと、
  相手の耳には拒否の一語しか聞こえていない。

◇ 財産を失ったのは、
  いくらかを失ったことだ。
  名誉を失ったのは、
  多くを失ったことだ。
  勇気を失ったのは、
  すべてを失ったことだ。
  生まれなかった方が良かっただろう。

◇ 最善の努力をしてみよう。
  その結果は努力しないよりもはるかによい結果が得られるはずだ。

◇ 詩人の手がすくえば、
  水も水晶の玉になる。

◇ 自信を持つと、
  他人の信頼も得る。
     「ファウスト」

◇ 自分が経験したことは理解をしていると思いこんでいる人がたくさんいる。

◇ 自分自身の道を迷って歩いている子供や青年の方が、
  他人の道を間違いなく歩いている人々よりも好ましく思う。

◇ 自分の方からできるだけ環境を支配するが、
  環境からはできるだけ支配されない。
  人間の最大の価値はおそらくそこにある。

◇ 自分一人で石を持ち上げる気がなかったら、
  二人でも持ち上がらない。

◇ 自分を信じよう。
  そうすればどう生きるかがわかる。

◇ 自分をひとかどのものに見せたくて、
  それが明るみに出ることがなければ、
  誰だって人様を認めるわけではない、
  相手が沢山であろうと、一人であろうと。
                「西東詩集」

◇ 人生において重要なことは、
  大きな目標を持つとともに、
  それを達成できる能力と体力を持つことである。

◇ すべての階級を通じて、
  一段と気高い人はだれか。
  どんな長所を持っていても、
  常に心の平衡を失わぬ人。

◇ すべてをいますぐに知ろうとは無理なこと。
  雪が解ければ見えてくる。

◇ 生活はすべて
  次の二つから成り立っている。
  したいけれど、できない。
  できるけれど、したくない。
          「格言と反省」

◇ 生活を信ぜよ、
  それは演説家や書物より、
  よりよく教えてくれる。

◇ 誠実に君の時間を利用せよ!
  何かを理解しようと思ったら、
  遠くを探すな。

◇ 青年は教えられることより刺激されることを欲するものである。

◇ 退屈は雑草であるが、
  いろんなものを消化させる薬味でもある。

◇ 大小を問わず、
  性格とは、
  人間が自分のできると感じたことを首尾一貫させることである。
                         「格言と反省」

◇ 大切なことは、
  大志をいだき、
  それをなしとげる技能と忍耐をもつことだ。
  その他はいずれも重要でない。

◇ 太陽が照れば、
  塵も輝く。

◇ ただ知るのではなく利用せねばならぬ。
  ただやる気があるのではなく実行せねばならぬ。

◇ ただの1日は間違いと失敗にすぎぬが、
  それが積み重なって、
  ある期間になれば結果や成功がもたらされる。

◇ 誰ひとり知る人もない人混みの中をかき分けて行く時ほど、
  痛切に孤独を感じることはない。

◇ 常に目的を失わずに努力を続ける限り、
  最後には必ず救われる。
              「ファウスト」

◇ 天才も不滅ではないということほど、
  凡庸なものにとって慰めになることはない。
                 「親和カー」

◇ どこに行こうとしているのかわからないのに、
  決して遠くまでいけるものではない。

◇ 年をとるということが既に、
  新しい仕事につくことなのだ。
  すべての事情は変わって行く。
  われわれは活動することを全然やめるか、
  進んで自覚をもって、
  新しい役割を引き受けるか、
  どちらかを選ぶほかない。
               「格言と反省」

◇ どの内閣でも新聞紙上に発表する意見はいっこう面白くない。
  政治の力は実行することであって、
  演説する事ではないからである。

◇ 努力する人間の困難な問題は、
  先輩の功を認め、
  しかも彼らの欠点によって妨げられないことである。

◇ どんな師匠も、
  巧妙や経験を、
  自分の弟子に伝授することはできない。

◇ 長いこと考え込んでいるものが、
  いつも最善のものを選ぶわけではない。

◇ なぜ私は好んで自然と交わるかというと、
  自然は常に正しく、
  誤りはもっぱら私のほうにあるからだ。

◇ 何かを理解しようと思ったら、
  遠くを探すな。

◇ 何事につけても希望するのは絶望するよりも良い。
  可能なものの限界をはかることは誰にもできないのだから。

◇ 何も出来ない日や時には、
  後になって楽しめないようなものを作ろうとするより、
  ぶらぶらして過ごしたり、
  寝て過ごす方がいい。

◇ 何をそう深刻に考えて、
  世間のことで頭をなやましたがるのだ。
  快活さとまっすぐな心があれば最終的にはうまくゆく。

◇ 涙とともにパンを食べたものでなければ、
  人生の味はわからない。

◇ 二十代の恋は幻想である。
  三十代の恋は浮気である。
  人は四十代に達して、
  初めて真のプラトニックな恋愛を知る。

◇ 人間が自己の敵対者の長所を認めるとき以上に大きな利益はめったにない。
  このことがかれに、
  敵対者にたいする明確な優越を与える。

◇ 人間にとってもっとも尊ぶべきことは、
  はっきり自覚した目的をもつことと決断、
  さらに実行なのである。

◇ 人間のあやまちこそ、
  人間をほんとうに愛すべきものにする。

◇ 人間の運命よ。
  お前はなんと風に似ていることか。

◇ 人間は、
  彼等の面白がるものによって、
  一番良く彼等の性格を示す。

◇ 人間は重要なことを、
  決して十分にじっくりとは考えないものである。

◇ 人間は、
  努力をする限り迷うものだ。

◇ 能あるものは、
  もっと黙っていなさい。
  そっとしておいても自然と現れてくるものだ。
  どんなに装ってみても、
  最後は人の問題なのだ。

◇ 一つのことが万人にあてはまりはしない。
  めいめい自分にふさわしい流儀を求めよ。

◇ 人にだまされることは決してない。
  自分にだまされるのだ。

◇ 人は少ししか知らぬ場合にのみ、
  知っているなどと言えるのです。
  多く知るにつれ、
  次第に疑いが生じて来るものです。

◇ 人を賞美するのは、
  自己をその人の水準に置くことになるのである。

◇ 美は芸術の最高の原理にして、
  また最高の目的である。

◇ 不可能と思えることであっても、
  まるで可能であるかのように扱うことだ。

◇ 忘恩(ぼうおん)はつねに一種の弱さである。
  わたしは有能な人たちが恩知らずであった例を知らない。

◇ 本気でものを言うつもりなら、
  言葉を飾る必要があろうか。

◇ みずから勇敢に戦った者にして初めて英雄を心からほめたたえるだろう。
  暑さ寒さに苦しんだものでなければ人間の値打ちなんかわかりようがない。

◇ 名誉を失っても、
  もともとなかったと思えば生きていける。
  財産を失ってもまたつくればよい。
  しかし勇気を失ったら、
  生きている値打ちがない。

◇ 「やる気になった」
  というだけでは、
  道半ば。

◇ 幼児を抱いた母親ほど見る目に清らかなものはなく、
  多くの子に取り囲まれた母親ほど敬愛を感じさせるものはない。

◇ 喜んで行ない、
  そして行なったことを喜べる人は幸福である。

◇ 歴史を書くのは、
  過去を脱却する一つの方法である。

◇ 若い内は誤謬も結構である。
  ただそれを老人になるまでひきずっていってはならない。

◇ 若い時は、
  興味が散漫なため忘れっぽく、
  年をとると、
  興味の欠乏のため忘れっぽい。
      「温順なクセーニエン」

◇ 私達は自然の中で生活しながら、
  自然を知らない。
  自然は絶え間なく私達と話しているが、
  私達にその秘密を明かさない。
  私達は絶えず自然に働きかけるが、
  自然をどうする力もない。

◇ 私の時間を短くするものは何か?
  活動!
  私の時間を耐えがたいほど長くするものは何か?
  怠惰!

◇ 私は人間だった。
  それは戦う者だということを意味している。

◇ 「悪いこと」と呼んでいる事柄は「良いこと」の裏面にすぎない。

◇ われわれにはいろいろ理解できないことがある、
  生き続けて行け、
  きっとわかってくるだろう。