| 【 りゅう座 】 |
このりゅうは、ギリシャ神話では、アフリカのアトラス山の近くにあったスペリ
ーデスの花園を守る竜だったとされています。このスペリーデスの花園には、大神
ゼウスと女神ヘラが結婚した際に大地の女神ガイアより贈られたという、黄金のリ
ンゴの実がなると言う立派な大樹が植えられていたということで、この実を狙って
やってくる者を追い払うため、竜は24時間眠ることなく守り続けていたと言うこ
とです。ここにやって来たのが、かの有名なヘルクレス。ヘルクレスの11番目の
冒険として登場するのが、この黄金のリンゴの話なのですが、ヘルクレス対竜の対
決は実にあっけないものでした。ヘルクレスは、これ以上花園に近づくと、竜に見
つかってしまうと思い、気づかれないように近くの木に登り、そこから竜めがけて
矢を放ったのでした。この矢が見事に竜の頭に命中。そのまま竜は絶命してしまっ
たと言うことです。これを知った女神ヘラはその亡骸を天に上げ、星にしたのが、
現在のりゅう座だということです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
こと座の1等星べガの北にからす座の台形を小さくしたような星の並びがありま
す。これがりゅうの頭で、ここから北に向かって下がった後、元に戻るような形で
折れ曲がり、こぐま座のβ星の周りを取り巻いて、しっぽをおおぐま座とこぐま座
の間に割り込ませています。3大流星群の一つにあげられるりゅう座流星群の輻射
点があることで有名な星座でもあります。ちなみに、りゅう座の中で一番明るい星
はα(アルファ)星ではなく、γ(ガンマ)星となっています。α星の別名はトゥバー
ンと言いますが、今から、約5000年前には天の北極に位置し、今で言う北極星
として輝いていた星です。
|
|
 |