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| 【 修羅と帝釈天の戦い(日食)】 |
【修羅と帝釈天の戦い(日食)】
古代インドで「日食」は、修羅が帝釈天との戦いに破れ、日月を掻き晦(くら)
まして身を隠すためであるという話があります。
古代インドの天文では、九惑星のうち、第8惑星と第9惑星が太陽と月を呑み込
んでしまう悪神ラフであると考えられていました。
ラフは、神々が乳海を攪拌(かくはん)して作った不老不死の酒を饗宴にまぎれ
入って盗み飲んでしまいました。そのことを日神スリイアと月神チャンドラとが最
高神ヴィシュヌに知らせました。すると、怒ったヴィシュヌは、宝輪で悪神ラフの
首と手足を断ち切ってしまったのです。ところが霊酒の奇特で、その後、手足も不
死の命をえて天を駆け回り、時には告げ口をした日や月を呑んで、せめても鬱憤(
うっぷん)をはらしているとのことです。
インド天文学の第8惑星「ラゴ」(Rahu/意味:竜頭/音訳:羅(目候))
第9惑星「ケイト」(Ketu/意味:竜尾/音訳:計都)で、日月食をおこす架
空の天体です。
cf.
【修羅(しゅら)】
[一]〔仏〕「阿修羅(あしゆら)」の略。
[二]・・・
【阿修羅(あしゅら)】
[補足説明梵] Asura の音写。非天と訳す。「あすら」とも
(1)インド神話の悪神。インドラ神(仏教では帝釈天)と戦うとされる。釈迦によって教化されたとみなす場
合は、八部衆の一つとして仏教の守護神。また、六道の一つで、常に戦い合う世界の存在ともされる。興
福寺の三面六手の像が有名。修羅。
(2)「阿修羅王」に同じ。
【阿修羅王(あしゅらおう)】
阿修羅の長。修羅王。阿修羅。
【帝釈天(たいしゃくてん)】
〔梵akra devnm indra〕梵天とともに仏法の守護神。十二天の一で東方を守る。須弥山(し
ゆみせん)頂の利天(とうりてん)の主で喜見城に住む。ベーダ神話のインドラ神が仏教に取り入れられたも
の。天帝釈。
【攪拌(かくはん)】
〔「こうはん(攪拌)」の慣用読み〕かきまぜること。かきまわすこと。
【宝輪(ほうりん)】
「九輪(くりん)」に同じ。
【九輪(くりん)】
(1)寺院の塔の頂上を飾る相輪の部分の名。露盤上の請花(うけばな)と水煙との間にある九つの金属製の輪
。宝輪。空輪。
(2)俗に相輪のこと。
【相輪(そうりん)】
仏塔の最上部にある装飾部分。下から露盤・伏鉢(ふくばち)・請花(うけばな)・九輪・水煙・竜舎・宝珠
の七つから成る。相輪全体を九輪と称することもある。青銅製・鉄製・石製などがある。
【鬱憤(うっぷん)】
(1)心の中に積もり重なった怒り・恨み。
(2)不平・不満が心に積もりこもること。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
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