 | | 【 「よ」の蔵 】 |
◎「よい中(ウチ)から養生」
健康で元気な日ごろから、病気にならないように気をつけることが最上の健康
法だということ。
◎「よい茶の飲み置き」
よいお茶を飲むと、いつまでもその味や香が口の中に残っているものであると
いうこと。
◎「宵(ヨイ)っ張(パ)りの朝寝坊」
夜更かしをして、朝遅くまで寝ていること。また、そのような人のこと。
◎「容喙(ヨウカイ)」
くちばしを入れるということ。つまり、横から差し出口をすること。
【容(よう)】
入れる。
【喙(かい)】
くちばし。
◎「羊頭(ヨウトウ)を懸けて狗肉(クニク)を売る」(羊頭狗肉)
−無門関(ムモンカン)・晏子春秋(アンシシュンジュウ)−
羊の頭を看板に出しておき、実際に売っているのは狗(犬)の肉であるという
ことから、看板に偽りがあること。つまり、見かけを立派に飾って、実質が伴
わないこと。
【羊頭(ようとう)】
羊(ひつじ)の頭。
【狗肉(くにく)】
犬の肉。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「様(ヨウ)に依(ヨ)りて葫蘆(コロ)を画く」
型通りにひょうたん(=葫蘆)の絵をかくということ。つまり、前例にならっ
ただけで、少しも創意工夫がないこと。
【葫蘆・胡蘆(ころ)】
ユウガオ、またはヒョウタンの別名。
−デジタル大辞泉(小学館)−
◎「漸(ヨウヤ)く佳境に入る」
砂糖きびを食べるのにしっぽから食べ始めるので、人がそのわけをきくと、だ
んだんとうまくなるからであると答えたという。つまり、だんだんとよくなる
こと。次第に興味が深まること。
【佳境(かきょう)】
(1)(小説や話などの)興味深い所。おもしろい場面。
(2)〔晋書(顧之伝)〕風味のよいところ。うまい部分。蔗境。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「俑(ヨウ)を作る」1
−孟子(モウシ)・梁恵王(リョウケイオウ)上−
死者とともに俑を埋める風習が殉死という悪習を生んだことを孔子が憎んだと
いうこと。つまり、善くないことをし始める。悪例をつくること。
【俑(よう)】
中国で副葬品として用いられた、人間を模した像。木・土・金属・陶などで
作る。殷(いん)代から明代にわたって見られ、各時代の風俗を反映して美
術的にも価値が高い。
→泥象(でいしよう)
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「余殃(ヨオウ)」
祖先が悪いことをし、その結果として子孫の代に訪れる不幸のこと。
【反意語】余慶(ヨケイ)
◎「よき勝者であるとともによき敗者であれ。」
−スコットランドのことわざ−
◎「善く泳ぐ者は溺れ、
善く騎(ノ)る者は堕(オ)つ。」 −淮南子(エナンジ)−
泳ぎの得意な者がおぼれ、乗馬の得意な者が落馬する。つまり、人は得意とす
ることによってかえって油断をし、失敗するということ。
◎「欲の熊鷹(クマタカ)股裂くる」
熊鷹が二頭のいのししを同時に掴んだ。驚いたいのししが左右に駆け出したの
で熊鷹の股が裂けてしまったという昔話。つまり、欲が深すぎるとひどい目に
遭うということ。
【熊鷹(くまたか)】
(1)タカ目タカ科の鳥。全長約80センチメートル、翼を開くと2メート
ル近い。暗褐色の背をし、腹面は白地に褐色の横斑がある。山間にす
み、兎や鳥類を捕食する。日本から東南アジア・中国・インドに分布
。日本に生息する亜種は朝鮮半島にも分布するが個体数が少ない絶滅
危惧種。
(2)乱暴で貪欲な者のたとえ。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「横車を押す」
車輪の回転する方向に車を押すのが普通だが、直角の横方向に無理やり押して
動かそうとすること。つまり、道理に合わない無理を、強引に通そうとするこ
と。
◎「横槌(ヨコヅチ)で庭を掃く」 −尾張いろはがるた−
急な客に慌てふためきながらも、手厚く持て成そうとすること。
【横槌(よこづち)】
丸木に柄を付けた槌。頭部の側面で物を打つ。砧(きぬた)・藁(わら)な
どを打つのに用いる。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「横槍を入れる」
両軍の合戦中に別の一隊が横合いから槍で攻めること。つまり、人の話や仕事
に第三者が横から口を出して妨げること。
【横槍(よこやり)】
〔(2)が原義〕
(1)談話や交渉の途中で、横から口を出して妨げること。
(2)両軍の合戦中に別の一隊が横合いから槍で攻めること。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「葦(ヨシ)の髄(ズイ)から天井(テンジョウ)覗く」
(葦(ヨシ)の髄(ズイ)から天井(テンジョウ)をみる)
−江戸いろはがるた−
葦の茎の管を通して天井を見ても全体が見えないように、狭い見識に基づいて
物事を判断することはできない、ということ。また、大して能力がない者が、
大きな物事に取り組むことの無益なこと。
【葦/蘆/葭(よし)】
〔「あし」が「悪し」に通ずるのを忌んで言い換えた語〕植物アシのこと。
[季]秋。
【葦/蘆/葭(あし)】
イネ科の多年草。温帯および暖帯に広く分布し、水辺に自生する。地下の長
い根茎から高さ2メートル以上に達する稈(かん)(茎)を出し、群生する
。葉は二列に互生し、ササの葉に似る。秋、ススキに似た大きな穂を出す。
稈は簾(すだれ)やよしずにする。「あし」が「悪し」に通ずるのを忌んで
、「よし」ともいう。ハマオギ。[季]秋。
【髄(ずい)】
(2)植物の茎の中心部にある維管束に囲まれた柔組織。木本植物では貯蔵
組織、草本植物では髄腔となる場合が多い。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
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− 葦(あしorよし) −
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◎「余喘(ヨゼン)を保つ」
今にも絶えそうな息をしながらやっと生き続けているということ。つまり、何
かがかろうじて存続していること。
【余喘(よぜん)】
死にそうな息をすること。死にぎわに吐く、たえだえの息。虫の息。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「四つの目は二つの目より多くを見る」
【英】Four eyes see more than two.
何事も、一人だけで見たり判断したりするよりは、多くの人数で見たり判断し
たりするほうが間違いがないということ。
◎「夜爪(ヨヅメ)取るとも出爪(デヅメ)取るな」
夜爪よりも出爪を避けなさいということ。
【夜爪(よづめ)】
夜に爪を切ること。親の死に目に会えないなどといって忌まれる。
【出爪(でづめ)】
出がけに爪を切ること。縁起が悪いとして忌む俗信があった。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「淀む水には芥(ゴミ)たまる」
水の流れがとまってゴミがたまると、水は腐ってしまう。つかり、人間社会も
、たまには組織の人事を入れ替えたりして新しい空気を入れないと、弊害を生
む、ということ。
【塵/芥(ごみ)】
(1)物のくず、不要になったもの、役に立たないものなどの総称。
(2)水底にたまった泥。泥状のもの。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「世に伯楽(ハクラク)有りて、
然る後に千里の馬有り。
千里の馬は常に有れども、
伯楽は常には有らず。」
−韓愈(カンユ)−
伯楽がいてはじめて千里も走るという名馬を見いだせる。千里を走る名馬とな
りうる馬はいつでもどこにでもいるが、その馬を発見し育て上ることのできる
人はいつもいるとは限らない。ということ。つまり、有能な人材を発見できる
指導者がいなければ、どんなにすばらしい人材も世に現れないということ。
【伯楽(はくらく)】
(1)「荘子(馬蹄)」などにみえる、中国周代にいた馬の良否を見分ける
名人の名。
(2)馬の良否を良く見分ける人。また、馬や牛の病気を治す人
(3)人の資質・能力などを見抜く力のある人。また、その資質・能力を引
き出すのに巧みな人。
→ばくろう
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「世の中は海に似ている。
泳げないものは溺れる。」 −スペインのことわざ−
◎「世の中は三日見ぬ間の桜かな」
−大島蓼太(オオシマリョウタ)の俳句より−
三日見ないうちに散ってしまう桜のように、世の中の移り変わりが激しいこと
。
◎「予防は治療に勝る」
【英】Prevention is better than cure.
病気にかかって治療を受けるよりも、病気にかからないように気をつけて生活
する方がより良いということ。つまり、事が起きてからそれを治すより、事が
起きないうちにその対処の方法を考えておくほうがよいということ。
◎「輿望(ヨボウ)を担(ニナ)う)」
世間から信頼や期待を寄せられて何かをするということ。
【輿望(よぼう)】
世間の人々から寄せられている期待。衆望。
【担う/荷なう(になう)】
(1)肩で物をささえて持つ。かつぐ。
(2)身に引き受ける。負担する。せおう。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「夜目遠目笠のうち」 −京都いろはがるた−
夜見たのと、遠方から見たのと、笠をかぶっているのをのぞき見たのとは、容
貌が実際よりも美しく見えるものであるとうこと。
◎「寄らば大樹の陰」
どうせ木の下に身を寄せるならば、小さな木より大木の下にしたほうがよいと
いうこと。つまり、人や組織を頼っていこうとするなら、勢力のある人、大き
い組織に頼るほうが、安全でもあるし利益も多いということ。
◎「夜長ければ夢見る」
夜が長くなり睡眠時間が延びると夢を見る機会が増えるということ。つまり、
物事があまり長びくと、穏やかなままでは終わらないということ。
◎「弱り目に祟(タタ)り目」
困ったときに、神や仏から受ける罰が重なったということ。つまり、不運のう
えに不運が重なること。悪い条件の時に災いが発生すること。
【弱り目(よわりめ)】
弱ったとき。困ったとき。
【祟り目(たたりめ)】
たたりに遭うとき。災難に遭うとき。
【祟り(たたり)】
〔動詞「たたる(祟)」の連用形から〕
(1)神仏や霊がその意に反する人間の行為に対してもたらすとがめ・災禍
。
(2)ある行為のむくいとして受ける災難。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
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