 | | 【 「や」の蔵 】 |
◎「八百長(ヤオチョウ)」
事前に勝ち負けを打ち合わせ、いかにも真剣勝負のように見せ掛けること。ま
た、結末を密かに打ち合わせ、馴れ合いで事を運ぶこと。
明治初期、囲碁の強かった八百屋の長兵衛(チョウベエ・通称八百長)という
人が、相撲協会の年寄りと人前で碁を打つ際、相手の機嫌を取るためにわざと
勝ったり負けたりしたことからといわれる。
◎「薬缶(ヤカン)で茹(ユ)でた蛸」
薬缶で蛸を茹でると、硬くなって、 手も足も何も取り出せないということ。
つまり、手も足も出ないこと。どうすることもできないこと。
◎「焼きが回る」
刀などを焼く時、火が回りすぎて切れ味が鈍くなる意味から、頭の働きや技術
が鈍くなること。
◎「焼き魚は強火の遠火」
魚は、強火の遠火で焼くのが上手に焼くコツであるということ。
◎「焼き餅と欠き餅は焼くほうが良い」
かたい欠き餅は、焼かなければ食べられないということと、「焼き餅を焼く」
ということをかけていった語。つまり、女性は、焼き餅を焼くくらいのほうが
かわいいということ。
【欠き餅(かきもち)】
(1)餅を薄く切って乾かしたもの。焼いたり揚げたりして食べる。おかき
。
(2)〔刃物で切ることを忌んで手で欠いたことから〕正月の鏡餅を手や槌
(つち)で小さく砕いたもの。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「焼き餅焼くとて手を焼くな」
嫉妬の「やきもち」と「焼き餅」を掛け、「焼き餅を焼く」と、てこずること
の「手を焼く」を掛けたもの。つまり、嫉妬は度がすぎると相手を怒らせ、嫌
われるもとになるので、ほどほどにしろということ。
◎「役者が一枚上」
人物・能力やかけ引きなどが、いちだんとすぐれていること。
【役者(やくしゃ)】
(1)能楽・芝居などで登場人物を演ずる人。俳優。
(2)弁舌や才知、かけ引きなどにすぐれている人。
(3)役目にある人。役人。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「薬石(ヤクセキ)」 −左伝・襄公(ジョウコウ)二十三年−
古代中国で治療に用いた石鍼(イシバリ)、または石を材料にした薬剤のこと
。つまり、忠告の言葉のこと。
【薬石(やくせき)】
〔「石」は古代中国で治療に用いた石鍼(いしばり)の意〕
(1)種々の薬剤。また、病気の治療法。
(2)禅宗で夕食、また夕食用の粥(かゆ)。薬食(やしつ)((やくじき
))。
【石針/石鍼/?(いしばり)】
(1)中国の鍼術(しんじゆつ)で用いる石製の針。焼いて瀉血などに用い
、病気を治療した。
(2)骨身にこたえること。身にしみること。
【鍼術/針術(しんじゆつ)】
東洋医学の治療術の一。つぼに針を刺して治療を行う方法。はり。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「薬石(ヤクセキ)効なし」
薬も治療法も種々試してみたが効果がない。つまり、回復の見通しが立たない
こと。
【薬石(やくせき)】
〔「石」は古代中国で治療に用いた石鍼(いしばり)の意〕
(1)種々の薬剤。また、病気の治療法。
(2)禅宗で夕食、また夕食用の粥(かゆ)。薬食(やしつ)((やくじき
))。
【石針/石鍼/?(いしばり)】
(1)中国の鍼術(しんじゆつ)で用いる石製の針。焼いて瀉血などに用い
、病気を治療した。
(2)骨身にこたえること。身にしみること。
【鍼術/針術(しんじゆつ)】
東洋医学の治療術の一。つぼに針を刺して治療を行う方法。はり。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「焼け跡の釘拾い」
焼け跡に立って燃え残った釘を未練たらしく拾ってみても何の役にも立たない
ということ。つまり、大損や大きな浪費をした後で、わずかばかりの節約をし
てみたところで何の価値もないということ。
◎「焼け石に水」
火に焼けて熱くなった石に、少しばかりの水をかけても蒸発してしまうだけで
、冷めないということ。つまり、少しばかりの援助や努力では、何の効果もな
いこと。
◎「焼け野の雉子(キギス)夜の鶴」
雉は野を焼かれると自分の危険もかえりみずに子を救いに行き、また、鶴は霜
の降りた夜、自分の子を羽で温める、ということから、親の子を想う情の深さ
をいったこと。
【雉子】
キジの古名。[季]春。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
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− 雉 −
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− 鶴 −
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◎「焼け木杙(ボックイ)には火がつきやすい」
一度焼けて炭化した杙(クイ)は火がつきやすいということ。つまり、かつて
関係があったものは、一度縁が切れたように見えても、また元の関係に戻りや
すいものであるということ。「杙」とは牛や馬などをつなぐくいのこと。
【杭/杙/株(くい)】
(1)地中に打ち込んで、目印や支柱にする棒。《杭・杙》
(2)〔「くいぜ(株)」の略〕切り株。
【杭/株(くいぜ)】
(1)木の切り株。くい。
(2)とげ。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「薬籠(ヤクロウ)中のもの」
自分がいつも身につけている薬箱の中の薬のようにいつでも使えるということ
。
【薬籠(やくろう)】
薬を入れる手箱。また、薬を入れて携帯する箱。二重三重に重ねたものもあ
った。やろう。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「安かろう悪かろう」
値段が安いだけあって品質も劣ることだろう。つまり、安いものに良い品物は
ないということ。
◎「休みがなければ人は働けない。
仕事がなければ休みには何の意味もない。」
−アブハジア共和国のことわざ−
【アブハジア共和国】
アブハジア(Abkhazia)は、コーカサスの一地域で、アブハジア自
治共和国としてグルジアに属するが、現在は事実上、独立している。しかし
、その独立は国際的には認知されていない。自治共和国の首都はスフミ(S
ukhum)。

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− 国旗 −
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− 国章 −
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◎「安物買いの銭失い(orひ)」 −江戸のいろはがるた−
銭の出し惜しみをして安物を買う人は銭を失うことになる。つまり、安い物は
それだけ粗悪で使い物にならなかったり長持ちしないから、結局、高いものに
つくということ。
◎「痩せ腕にも骨」
どんなに痩せ細った腕でも骨があるということ。つまり、たとえ弱い者でも、
意地や誇りを持っているので侮ってはいけないということ。
◎「痩せた自由は、
肥えた奴隷にまさる。」 −イギリスのことわざ−
◎「柳に風」
柳の枝や葉はやわらかく、風が吹いても逆らわずなびいているだけであるとい
うこと。つまり、人が強引な態度をとったり、文句を言ってきても、上手に受
け流すこと。
◎「柳に雪折れなし」
柳の枝はやわらかに曲がるので、雪が積もっても他の木のように折れることは
ないということ。つまり、柔軟なものは剛直なものよりも、かえってよく事に
耐えられるということ。一見弱々しい人のほうが重い試練や苦難に耐え抜くこ
とができるということ。
【剛直(ごうちょく)】
気性が強く信念を曲げない・こと(さま)。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「柳の下の泥鰌(ドジョウ)」
一度柳の下で泥鰌を捕まえられたからと言っても、また、同じ柳の下で捕まえ
られるとは限らないということ。つまり、一度偶然によいことが起こったから
といって、再度同じ方法で幸運が得られるものではないということ。
◎「やぶ医者の薬味箪笥(ヤクミダンス)」
やぶ医者ほど立派な薬箱を持つということ。つまり、下手な者ほど道具にこだ
わって選り好みすること。
【薬味箪笥(やくみだんす)】
漢方医が薬を入れておく、小さい引き出しのたくさんある箪笥。百味箪笥。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「藪薬師(ヤブクスシ)の病人選び」
腕の悪い医者ほど患者の品定めをしたがるものだ。つまり、実力のない人ほど
仕事のより好みをすること。
【藪薬師(やぶくすし)】
藪医者(やぶいしや)。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「藪の外でも若竹育つ」
たとえ保護する者がいなくても、また環境が違っても、子供は立派に成長する
ものだということ。
◎「藪の中の荊(イバラ)」
藪の中の荊(イバラ)は、周りの雑草にからまれてまっすぐに成長することが
できないということ。つまり、周囲の環境や友人が悪いと、影響されて自分も
悪くなるということ。
【茨/荊/棘(いばら)】
(1)バラ・カラタチなど、とげのある低木の総称。
(2)(多く「薔薇」と書く)ノイバラ・ヤマイバラなどのバラ科バラ属植
物の総称。うばら。うまら。むばら。
(3)(中部・関西地方で)植物のとげ。
(4)(建築で)二本の曲線の出合った所にできるとがった形。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「藪をつついて蛇を出す」
藪をつついて蛇を追い出し、それに囲まれるような愚かなことをするというこ
と。つまり、わざわざ余計なことをして、思わぬ災いを受けること。
◎「病(ヤマイ)は気から」
避けることのできない病気もたしかにあるが、心理的原因が肉体的原因よりも
優先して、発病したり悪化したりすることが多い。つまり、病気は心の持ち方
しだいで、軽くも重くもなるということ。
【類句】「病気は気で勝つ」
◎「病(ヤマイ)は口より入り
禍(ワザワイ)は口より出づ」
病気は口で食べる食物が原因で起こり、災難は口で話す言葉が原因で起こる、
ということ。つまり、言葉は常に注意して、軽率な発言をしてはならないとい
うこと。
◎「疾(ヤマイ)を護(マモ)りて医(イ)を忌(イ)む」
病気を持っているにもかかわらず医者に診てもらうことを嫌がるということ。
つまり、自分に過ちがあるのに、人の忠告を聞こうとしないこと。
◎「山が高いからといって、
戻ってはならない。
行けば越えられる。
仕事が多いからといって、
ひるんではいけない。
やれば必ず終わるのだ。」 −モンゴルのことわざ−
◎「山高きが故に貴(タット)からず、
樹(キ)有るを以て貴(タット)しとなす
人肥えたるが故に貴からず、
知あるを以て貴しと為す」
【原文】山高故不貴 以有樹為貴 人肥故不貴 以有智為貴
−実語教(ジツゴキョウ)−
山の貴さは山が高いからではなく、そこに樹木が生えているからです。つまり
、人も同様で、見かけが立派だからといって価値があるのではなく、人格や知
恵など内容が伴って初めて価値が認められるのであるということ。
◎「山に躓(ツマズ)かずして垤(テツ)に躓く。」
−韓非子(カンピシ)−
人は大きな山につまずくことはないが小さな蟻塚にはつまずくということ。つ
まり、大事に対しては用心するから失敗しないが、小事にはとかく軽視するた
めかえって失敗するということ。
重刑を「山」に、軽刑を「垤」にたとえ、刑罰を軽くすれば民はそれを軽視し
、結局は国が乱れるというのが、法律・刑罰を政治の基礎に置いた韓非の思想
です。
【垤(てつ)】
蟻塚(ありづか)のことで、「ありづか」とも読む。
◎「山の芋(イモ)鰻(ウナギ)になる」
山の芋が鰻になることは決してありえない。そのありえないことが起こるとい
うこと。つまり、物事が突如として意外な発展をみせること。また、立場の低
い者が突然、大出世をすること。つまり、自然界には人間の知恵では、計り知
れないことがあるということ。
昔、殺生戒を守るはずの僧侶が鰻を山の芋と称して密かに食べていたところか
ら出た言葉ともいわれている。
【山の芋/〈薯蕷〉(やまのいも)】
ヤマノイモ科のつる性多年草。山野に自生。塊根は長円柱形で地下に垂直に
伸びる。茎は左巻き。葉は長卵形で基部は心臓形。葉腋にはむかごができる
。雌雄異株で、夏、白色小花を穂状につける。塊根とむかごは食用。自然薯
(じねんじよ)。山芋。〔栽培されているナガイモを含めていうこともある
〕
【薯蕷/藷蕷(しょよ)】
〔「じょよ」とも〕ヤマノイモの漢名。
【鰻(うなぎ)】
〔「むなぎ」の転〕ウナギ目の魚。全長40〜50センチメートルが普通だ
が、1メートルに達するものがある。体は細長い円筒形で、尾部は側扁し、
背びれ・尾びれ・尻びれは連なる。体色は背面が暗い青褐色、腹面は白色。
鱗(うろこ)は皮下にうまり、皮膚は粘液が多い。成魚は川や湖沼にすむが
、産卵・孵化(ふか)は海で行われる。孵化した仔魚(しぎよ)は透明で細
長く、柳葉状のレプトセファルスに成長し、変態してシラスウナギと呼ばれ
る稚魚となり、河川に上って成魚となる。養殖も盛ん。かば焼きとして美味
。日本・台湾・中国からベトナム・フィリピンの北部にかけて分布。[季]
夏。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
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− 山の芋/自然薯 −
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◎「山は山を必要としない。
しかし、
人は人を必要とする。」 −スペインのことわざ−
◎「闇から闇に葬る」
都合の悪いことを秘密のうちに始末すること。また、ひそかに堕胎すること。
◎「闇に鉄砲」 −京都&尾張いろはがるた−
暗闇では目標が見えないから、鉄砲もあてずっぽうに撃つこと。つまり、目標
の定まらないこと。また、目標を定めずに事をなすこと。しても意味のないこ
と。
◎「闇夜に鉄砲」
闇夜に目標もわからず鉄砲を撃つということ。すなわち、当たるか当たらない
かはっきりしないこと。つまり、やってみても無駄なこと。また、用心しても
危険を避けられないこと。
◎「闇夜の提灯」
望んでいることに、うまくあうこと。
◎「遣(ヤ)らずの雨 」
来客が帰るのを引き止めるかのようにふってくる雨のこと。
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