 | | 【 「と」の蔵 】 |
◎「戸板に豆」
戸板の上に置いた豆は転がって扱いづらいということ。つまり、思うようにな
らないということ、また、戸板に豆を転がすとよく転がるということ。つまり
、早口でよどみなくしゃべること。物事がどんどん進展していくこと。
◎「頭角を現(アラワ)す」 −韓愈(カンユ)・柳子厚墓誌銘−
学問・才能が人よりすぐれて目立ってくること。
【頭角(とうかく)】
頭の先。頭部。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「東家に食して西家に眠らん」
欲張ることのたとえ。
昔、中国に絶世の美女が住んでおりました。彼女は両隣の男性から求婚されま
す。東の家に住む男は大金持ちですがブ男。一方、西の家に住む男は貧乏です
が美男。困り果てた美女の母親は、娘にいったいどちに嫁ぐのかと問いただし
ます。
娘答えて曰く、「願わくば、東家に食して西家に息(いこ)わん」
つまり、「昼間は金持ちの家で過ごし、夜は美男と過ごしたい」
{{{{(+_+)}}}}寒ううぅ〜
◎「唐人(トウジン)の寝言」
中国語がわからないのに、その寝言となればまったく理解できないということ
。つまり、わけのわからないことをくどくど言うこと。
【唐人(とうじん)】
(1)唐土の人。中国人。からびと。
(2)外国人。異人。毛唐人。主に近世に用いた語。
(3)わけのわからないことを言う者。物の道理のわからぬ者。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「灯台下(モト)暗し」
灯台の真下が暗いように、身近なことがかえって気づきにくいこと。
【灯台(とうだい)】
(2)昔の室内照明器具。上に油皿をのせて灯心を立て火をともす台。灯明
台。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「どうにもならないことは、
忘れることが幸福だ。」 −ドイツのことわざ−
◎「問うは一旦の恥
問わぬは末代の恥」
知らない事を聞くのは、その場では恥ずかしいものだが、聞かずに知らないま
ま過ごせば、一生恥ずかしい思いをしなければならないということ。
【末代(まつだい)】
(1)死んだ後の世。後世。
(2)すえの世。末世。末法。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「豆腐に鎹(カスガイ)」 −京都いろはがるた−
豆腐に鎹を打っても効き目がないこと。つまり、意見をしても、手応えがなく
効き目のないこと。
【鎹(かすがい)】
(1)二本の材木をつなぎとめるための両端の曲がった大釘。
(2)二つのものをつなぎとめる役をするもの。
(3)戸締まりに用いる金具。かけがね。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
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− 鎹(かすがい) −
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◎「桃李(トウリ)ものいはざれども、
下(シタ)おのづから蹊(ミチ)を成す」
【原文】桃李不言下自成蹊 −史記(シキ)・李将軍伝賛−
桃や李(スモモ)は何も言わないが、美しい花にひかれて人が集まり、その下
には自然に道ができる。つまり、徳のある者は弁舌を用いなくても、人はその
徳を慕って集まり帰服(キヌク)すること。
【桃李(とうり)】
(1)桃と李(すもも)。
(2)試験官が採用した優れた門下生。自分がとりたてた人材。
【弁舌(べんぜつ)】
ものを言うこと。また、ものの言い方。
【帰服/帰伏(きふく)】
つき従うこと。支配下に入ること。帰順。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「登竜門(とうりゅうもん)」 −後漢書(ゴカンジョ)・李膺伝−
「竜門」は中国の黄河中流の急流で、これを登った鯉は竜になるという言い伝
えがある。すなわち、立身出世の関門のこと。
【関門(かんもん)】
(1)関所の門。また、関所。
(2)通過するのに困難を伴うところ。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「棟梁(トウリョウ)の器」
棟木(ムナギ)や梁(ハリ)が屋根を支えているように、重い責任のある職務
につく人物ということから、国家における、非常に大切な役目につくことので
きる人物のこと。
【棟木(むなぎ)】
屋根の骨組みの頂部に用いられる水平材。棟に用いる木。むねぎ。
→小屋組
【梁(はり)】
(1)屋根や上階の床の重さを受け支えるために、柱上に渡される横木の総
称。うつばり。
→桁(けた)
(2)材軸に対して直角あるいは斜めの荷重を受け、この荷重を支点に伝え
る細長い水平材一般をいう。ビーム。
(3)算盤(そろばん)の用語。五玉と一の玉の境に設けた横木。
−三省堂提供「大辞林第二版」−

− 棟木と梁" −
◎「遠い一家より近い隣」 −尾張いろはがるた−
いざというときは、遠く離れた家族より近くに住む他人の方が頼りになるとい
うこと。
◎「遠い親戚より近くの他人」
いざというときは、遠く離れて行き来もしないような親戚より近くに住む他人
の方が頼りになるということ。
◎「遠き慮(オモンバカ)りなければ必ず近き憂えあり」
【原文】無遠慮必有近憂 −論語(ロンゴ)−
将来の方針もなく目先のことに追われていると、必ず近いうちに困ることが起
きるということ。
◎「遠きに行くに、
必ず近きよりす。」 −中庸(チュウヨウ)−
遠くに行くにはまず一歩から踏み出すということ。つまり、物事を行うにも自
分の身近なところからはじめて、着実にやらなければならないということ。
◎「遠きは花の香(カ)」
遠くのものは良いものに思われ、逆に身近にあるものは軽視してしまいがちで
あるということ。
◎「遠きを知りて近きを知らず。」 −淮南子(エナンジ)−
遠くのことはよくわかっているが、身近なことはよくわからない。つまり、他
人のことや自分に関係ないことはよくわかるのに、自分のことはわかっていな
いということ。
◎「遠くて近きは男女の仲」
あいだが遠いように見える男女の間柄も、案外、結ばれやすいものだというこ
と。
◎「十で神童
十五で才子
二十過ぎればただの人」
成長するにつれて、結局は普通の人になってしまうこと。
◎「遠火で手を焙(アブ)る」
回りくどくて、あまり効果がないということ。
◎「時は金なり」
【英】Time is money.
時間は貴重で有効なものであるから、浪費してはならないということ。
◎「読書百遍義自ずから見る」 −三国志・魏志・王粛伝注−
どんなむずかしい書も、何度も繰り返して読んでいれば、意味が自然にわかっ
てくるということ。
◎「毒薬変じて薬となる」
毒薬も使い方次第では良薬になるということ。つまり、はじめは害になったも
のが、一転して有益なものになるということ。
◎「毒を食らわば皿まで」
毒を食べてしまったなら、それを盛った皿までなめるということ。つまり、一
度罪を犯したからには、最後まで悪に徹するということ。
◎「得(トク)を取るより名を取れ」
利益を取るよ名誉を取るべきであるということ。つまり、名誉は金銭に勝る
ということ。
◎「どこに行くのか知らないなら、
どの道を通っても同じだ。」
−スー族の諺−
◎「年が薬」
年齢を重ねるにしたがって、思慮分別がついてくること。
◎「年問わんより世を問え」
年齢を問題にするよりも、これまでにどんな生き方をしてきたかが問題である
ということ。
◎「年寄りの達者 春の雪」
老人は一見元気に見えても、春の雪のように持久力がなく弱いものだ、という
こと。
◎「年寄の冷水(ヒヤミズ)」 −江戸いろはがるた−
年寄は胃腸が弱いので生水は飲まない方がよいということ。つまり、年寄が不
相応な危ないことやお節介な言動をすること。
◎「塗炭(トタン)の苦しみ」
泥や火の中にいるようなひどい苦しみのこと。
【塗炭(とたん)】
〔泥にまみれ、炭火に焼かれる意〕非常に苦しい境遇。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「魚(トト)の真似する目高」
卑小な者が、実力もないのに形ばかり立派な者の真似をすること。
◎「隣の花は赤い」
隣の家の庭に咲いた花は、自分の家の花より赤く見えるということ。つまり
、他人の物をうらやむこと。
◎「図南(トナン)の翼」 −駱賓王「夏日遊二徳州一贈二高四一」−
大鵬(タイホウ)が壮大な翼を広げて、南の海に向かって飛び立つということ
。つまり、遠くの地で大事業をしようとする志・計画のこと。
【図南(となん)】
〔「荘子(逍遥遊)」による。鵬(おおとり)が南方に向かって翼を広げよ
うとする意から〕遠くの地で大事業をしようとすること。
【大鵬(たいほう)】
(1)〔荘子(逍遥遊)〕中国における想像上の大鳥。おおとり。鵬(ほう
)。
(2)賢者のたとえ。
【鵬(ほう)】
〔「ぼう」とも。「荘子(逍遥遊)」の語〕中国の想像上の鳥。翼長が三千
里あり、一飛び九万里という大鳥。おおとり。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「駑馬(ドバ)に鞭打つ」
能力のない者に無理に力以上の事をさせるということ。
労苦をいとわず何かを行なうことを謙遜した言い方。
【駑馬(どば)】
(1)おそい馬。のろい馬。
(2)才能の劣っている者。多く、謙遜して自分のことをいう。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「鳶(トビ)が鷹(タカ)を生む」
平凡な鳶が立派な鷹を産むということ。つまり、平凡な親から優秀な子供が生
まれること。また、子供が親より優れていること。
「鳶」は平凡な鳥。「鷹」は立派な鳥のたとえ。
◎「飛ぶ鳥後を濁さず」あるいは「立つ鳥後を濁さず」
立ち去る者は、後に不始末を残さないようにせよとうこと。
◎「飛ぶ鳥の献立」
飛んでいる鳥を見て、まだ捕らえてもいないのに鳥料理の方法を考えるという
ことから、早とちりのこと。
◎「富を欲するか。
恥を忍べ、
傾絶せよ。
故旧を絶ちて、
義と背けよ。」 −荀子−
もし富を得ようと思うならば、恥を厭わず、わが命を傾けて全力を傾注し、旧
友との交際を絶ち、義理に背けということ。
◎「土用(ドヨウ)布子(ヌノコ)に寒(カン)帷子(カタビラ)」
夏の土用に綿入れ、寒中に単衣(ヒトエ)ということ。つまり、季節がら役に
立たないもののこと。また、物事が転倒していること。
【土用(どよう)】
(2)特に、夏の土用のこと。七月二〇日頃から立秋の前日までの一年中で
最も暑い時期。[季]夏。
(1)〔陰陽五行説で、春・夏・秋・冬をそれぞれ木・火・金・水に配し、
土を各季節の終わりの一八日間に当てはめたことからいう〕二十四節
気中の立春・立夏・立秋・立冬の前の各一八日間。
【布子(ぬのこ)】
木綿の綿入れ。[季]冬。
→小袖(こそで)
【寒(かん)】
冬の時期の名。立春の前三〇日間。[季]冬。
【〈帷子〉(かたびら)】
〔あわせの「片ひら」の意〕
(1)裏を付けない衣服。ひとえもの。
(ア)装束の下に着るひとえの布製の衣服。
(イ)夏用の麻の小袖。薩摩上布・越後上布などが用いられた。[季]夏。
(2)几帳(きちよう)・帳(とばり)などに用いて隔てとする薄い絹布の
垂れ布。
(3)経帷子。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「虎の威を籍る狐。」 −戦国策−
虎は獣たちが自分を恐れていることに気づかず、狐を恐れたものと思ったとい
うこと。つまり、力の弱い者が権力者の力を頼り、その陰に隠れて威張ること
。
◎「鳥(トリ)なき里の蝙蝠(コウモリ)」
鳥のいない所では、蝙蝠も鳥を気取って飛び回っているということ。優れた者
がいない所では、くだらない人間が幅をきかせて威張っているということ。
◎「度量(ドリョウ)大なれば福(サイワイ)もまた大に、
たくらみ深ければ禍(ワザワイ)もまた深し」
−水滸伝(スイコデン・駒田信二訳)−
【度量(どりょう)】
(1)物差しと枡(ます)。長さと容積。
(2)心のひろがり。人の言動を受け入れる寛容な性質。
(3)物の程度や内容をおしはかること。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「泥棒に追い銭」
泥棒にお金を取られたうえに、帰りの足代としてさらにお金を与えるというこ
と。つまり、自分に害を加える相手に利益を与え、結果として、損の上に損を
重ねるようなばかげた行為のこと。
◎「泥棒を見て縄を綯(ナ)う」
泥棒を見つけてから、縛る縄を綯いはじめるということ。つまり、時機に遅れ
ては用をなさないこと。また、準備を怠って行きあたりばったりにものごとを
行なうこと。
◎「度を越すと、
ものみな悪となる。」 −フランスのことわざ−
◎「飛んで火にいる夏の虫」
夏の虫は灯火にどんどん集まり、挙げ句に火の中に飛び込んで焼け死んでしま
うということ。つまり、自ら進んで災いの中に身を投じ、身を滅ぼすこと。
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