| 【 「し」の蔵 】 |
◎「塩辛食おうとて水を飲む」
塩辛はしょっぱくて喉が渇くだろうと、食べる前に水を飲んでおくこと。つま
り、手回しが良すぎて、かえって間が抜けているということ。手まわしのよい
のも事と場合によるということ。
◎「地(ジ)が出る」
気取ったり、上品ぶったりしていたのが、何かの弾みでつい普段の調子が出る
こと。「地を出す」ともいう。
【地(じ)】
(1)地面。大地。土。ち。
(2)その地方。その土地。
(3)囲碁で、石で囲んで占有した部分。
(4)生来のもの。作り物ではないもの。
(ア)本来身に備わっている性質。持ち前。
(イ)人の肌。きめ。
(5)加工や細工の土台。
(6)(目立つ部分に対して)基となって支えている部分。
(ア)布・紙などで、模様のない部分。
(イ)文章で、会話・歌などでない部分。
(ウ)「地謡(じうたい)」の略。また、一曲の詞章のうち、地謡のう
たう部分。
(エ)日本舞踊で、伴奏のこと。
(オ)邦楽で、何回も繰り返し演奏される、基礎的な楽句。
(カ)三味線の合奏で、上調子に対して、低い基本の調子。
(7)「地紙(じがみ)」に同じ。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「歯牙(シガ)にも掛けない」
まったく問題にしないこと。無視すること。
【歯牙(しが)】
(1)歯と牙(きば)。歯。
(2)ことば。口の端(は)。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「地獄の釜の蓋が開く」
正月十六日と盆の十六日には、地獄でさえ休日で、亡者を煮る刑罰用の釜も蓋
を開けること。つまり、地獄の鬼が亡者の呵責(カシャク)を休む日とされ、
使用人にも「藪入り」として暇を与える習慣だった。したがって、正月十六日
と盆の十六日には、誰でも仕事を休むということ。
【亡者(もうじゃ)】
(1)〔仏〕 死んだ人。特に、まだ成仏せずに迷っている魂。
【呵責(かしゃく)】
責め苦しめること。きびしく責めること。
【藪入り(やぶいり)】
〔草深い土地へ帰る意〕正月および盆の一六日に、奉公人が暇をもらって親
元または請(うけ)人の家へ帰ること。また、その日。宿入り。宿下がり。
[季]新年。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「地獄の沙汰(サタ)も金次第」 −京都&尾張いろはがるた−
閻魔(エンマ)の裁きも金の力で自由になるというほどだから、金さえあれば
この世では何でもできるということ。
【閻魔(えんま)】
〔梵Yama〕
(1)〔仏〕亡者の罪に判決を下すという地獄の王。笏(しやく)を持ち、
中国の道服を着、怒りの相をあらわした姿で描かれる。もとインド神
話中の神で、祖霊の王。焔摩。閻魔羅闍(らじや)。閻魔羅。閻羅。
閻羅王。閻魔王。閻魔大王。閻魔法王。
(2)〔閻魔の像が恐ろしい顔をしていることから〕借金取り。
(3)〔うそをつくと閻魔様にこれで舌を抜かれるという俗説から〕釘抜き
の隠語。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「自己満足に陥らぬ者は成長する。
自分の考えが正しいという確信を持てぬ者のほうが多くのことを学ぶ。」
−中国の格言−
◎「肉(シシ)食った報い」
悪いことをしたことに対する当然の結果。
禁制になっている獣肉を食った報い、ということ。つまり、不義(フギ)をし
たために必ず受ける結果、ということ。
「肉(シシ)」とは、鹿や猪の肉のことで、伊勢神宮ではこれを避けていたそ
うです。
【不義(ふぎ)】
(1)正義・道義にもとること。人の道にはずれること。
(2)男女の道にはずれること。密通。
(3)古代、律の八虐の一。師・長上の官などを殺すこと。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「獅子の子落とし」
獅子は子を産むと、その子の強弱をためすために、谷底へ落として自力ではい
上がるものだけを育てるという。つまり、自分の子に試練を与えて鍛えること
。
◎「地震、雷、火事、親父」
第一に地震、第二に雷、第三に火事、第四に親父ということで、この世の中で
恐ろしいものを順にあげて言った語。
じつは「親父」とは「台風」のこと。もともとこの「親父」は「山嵐(ヤマジ
)」or「大山風(オオヤマジ)」で、台風のことですが、いつのまにか「親父
」となってしまったのが真相です。
◎「沈む瀬(セ)あれば浮かぶ瀬あり」
人の運命の浮き沈みが一定しないこと。また、悪いことばかりは続かないとい
うこと。
◎「舌三寸に胸三寸」
軽率な言葉や考えが、物事がまとまるかどうかを決める場合があるから、注意
しなければいけない。
cf.三寸は約9cm。
舌三寸は「舌という三寸ほどの小さいもの」という意味もある。
◎「滴(シタタ)り積もりて淵(フチ)となる」
一滴一滴の雫(シズク)も集まれば深い淵となることから、非常にわずかなも
のでも、数多く集まれば大きな存在となる。
【淵/潭(ふち)】
(1)水の深い所。川などのよどんだ所。
⇔瀬
(2)なかなかぬけ出すことのできない苦境。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「舌の根の乾かぬ内」
言葉が終わるか終わらないうちに、あるいは、言い終わってすぐ。前言に反し
たことを言ったり、行ったりすること。
◎「十把(ジッパ)一(ヒト)絡(カラ)げ」
本来なら十の束に束ねるべきものを、一つにしてしまうこと。つまり、いろい
ろなものを雑然とひとまとめにすること。また、一つ一つ取り上げるほどのこ
とはないとして、まとめて扱うこと。
◎「死人に口なし」
死んでしまった人は、言いたくても言うことができないということ。
◎「死馬の骨を買う」
優れた者を手に入れるためには、金を惜しまず、役に立たないものをまず買っ
て、そのことを世間にアピールすること。
中国、燕の郭隗(カクカイ)が話したたとえ話です。
一日に千里を走る名馬を買ってくるように言われた使者が、死んだ名馬の骨を
大金を出して帰って来た。王がその使者を叱ると、彼は、死馬の骨さえ買った
と噂が広がれば、生きた名馬をきっと売り込みに来る、と答えた。その後、ほ
んとうに一年も経たないうちに三頭の名馬が集まったという。
郭隗はこのあと、「隗(カイ)より始めよ(賢者を招きたいならば、まず自分
のようなつまらない者をも優遇せよ、そうすればよりすぐれた人材が次々と集
まってくるであろう、という意味。)」と言ったそうです。
◎「詩は別材なり」
詩を作るのは天性の才能であって、読書にはよらないということ。
◎「四百四病(シヒャクシビョウ)の病より貧(ヒン)ほど辛いものはない」
貧乏はどんな病気より苦しいということ。
【四百四病(しひゃくしびょう)】
仏教で、人間のかかる病気のすべて。〔人身は地・水・火・風の和合から成
り、その調和のないときそれぞれに一〇一種の、合計四〇四の病が生ずると
いう〕
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「四百四病(シヒャクシビョウ)の外」
四百四病にはいらない病気のこと。つまり、恋わずらいのこと。
【四百四病(しひゃくしびょう)】
仏教で、人間のかかる病気のすべて。〔人身は地・水・火・風の和合から成
り、その調和のないときそれぞれに一〇一種の、合計四〇四の病が生ずると
いう〕
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「自分の健康を気にかけし過ぎる人は、
道具の手入ればかりしている機械工と同じだ。」 −スペインの諺−
◎「自分を幸運なヤツだ、
と思う人間よりも幸運なヤツはいない。」 −ドイツのことわざ−
【英】There is no one luckier
than he who thinks himself so.
◎「自慢は知恵の行き止まり」
自慢をするようになると、その人の知恵はそれ以上発達しなくなるものである
ということ。
◎「釈迦に説法(セッポウ)
孔子に悟道(コドウ)」
釈迦に仏の教えを説いたり、孔子に人の道を説いたりするということ。つまり
、自分よりもよく知っている人に教えること。説明する必要のないことを言う
こと。
【説法(せっぽう)】
(1)仏の教えを説いて聞かせること。
(2)意見すること。自分の考えを相手に言い聞かせること。
【悟道(こどう)】
仏教の精髄を悟ること。悟りの道。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「杓子(シャクシ)は耳掻(ミミカ)きにならず」
大きいものが、必ずしも小さいものの代わりにはならないということ。
◎「蛇の道は蛇」
「蛇の道は蛇が知る」
大蛇(ダイジャ)の通る道は、蛇ならば自然とわかるということ。つまり、同
じ仲間のことはその道の者が一番よく知っているということ。
◎「蛇(ジャ)は寸(スン)にして人を呑む」
大蛇はわずか一寸ほどのときから、人を呑み込もうとする気迫があるというこ
と。つまり、すぐれた人は幼少の頃から普通の人と違ったところがあるという
こと。
◎「しゃべってから口に手を当てても遅い。」 −フランスのことわざ−
◎「衆寡(シュウカ)敵せず」
小人数では多人数にはかなわない。
【衆寡(しゅうか)】
多数と少数。多勢(たぜい)と無勢(ぶぜい)。
−大辞林第二版−
◎「趣味をもたなければ、天才も高等な馬鹿にすぎない。」
−フランスのことわざ−
◎「春宵一刻値千金(シュンショウイッコクアタイセンキン)」
−蘇軾(ソショク)・春夜詩−
春の夜はなんともいえない程よいものであって、そのおもむきは短い時間が千
金に相当するほどの価値があるということ。
◎「春眠暁を覚えず」
【原】「春眠不レ覚レ暁処々聞二啼鳥一」
−孟浩然(モウコウゼンorモウコネン)・春暁−
春の夜は暑くも寒くもなく、寝心地がいいので、夜が明けたのも気付かないほ
ど熟睡してしまい、なかなか目が覚めないということ。
◎「正直者が馬鹿を見る」
正直な人は、悪賢く立ち回ることをせずに、法律や規則などをよく守るために
、かえって損をしたり不自由な思いをすることがあるということ。
◎「小事は大事」
小さな事だからといっておろそかにしてはならない。これが原因になって大事
が起こることもある。
◎「上手の手から水が漏る」
どんなに上手な人でも、ちょっとした油断から、時には失敗することがあると
いうこと。
◎「上手の猫が爪を隠す」
能のある人はむやみにそれを表したりしないこと。
【同義】「能ある鷹は爪を隠す」
◎「掌中(ショウチュウ)の珠」
いつも手のひらの中に持っている珠のようなものから、もっとも大切にしてい
るもののこと。
◎「少年老い易く学成り難し
一寸の光陰軽んず可からず
未だ覚めず池塘春草の夢
階前の梧葉巳に秋声」
【原】少年易老学難成
一寸光陰不可軽
未覚池塘春草夢
階前梧葉巳秋声 −朱熹(シュキ)・偶成−
若いときはうつろいやすく、学問を成就させるのは難しいもの
ほんの僅かな時間さえも軽んじてはいけない
池のほとりの春の夢に、未だに覚めることができないでいても
もう庭先のあおぎりの葉が秋の訪れを告げて来るのだから
【偶成(ぐうせい)】
詩歌などがたまたまでき上がること。また、その作品。偶作。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「少年よ、大志を抱け!」
【英】Boys be ambitious!
金などではなく、自分勝手な功績のためでもなく、
ましてや人々が名声と呼ぶあの儚いもののためではない。
少年よ、大志を抱け。
ひとりの男ならば必ず到達すべきもののために。
ウィリアム・スミス・クラーク(アメリカの教育家・科学者)
人間としての誇りを持って生きてほしい。
アメリカの教育家ウィリアム・スミス・クラーク博士が札幌農学校を去るにあ
たって述べた言葉
◎「小の虫を殺して大の虫を助ける」
大きい物事を成功させるために、やむを得ず小さい物事を犠牲にすること。ま
た、一部分を犠牲にして全体を助けること。
◎「焦眉(ショウビ)の急」
火が眉を焦がす程に近づくということ。つまり、事態が切迫して、一刻の猶予
何かをしなければならない状態にあること。
【焦眉(しょうび)】
〔眉を焦がすほど火が近づいている意から〕事態が非常に切迫していること
。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「勝負は時の運」
勝ち負けはその時の運・不運によって決まり、必ずしも力のあるものが勝つと
は限らないということ。
◎「将を射んとせば先ず馬を射よ」
【原】「人を射るには先ず馬を射よ、
敵を擒(トリコ)のせば先ず王を擒にせよ」 −杜甫(トホ)−
敵の大将を射ようと思うならば、まずその馬を射て、その後で大将の首を射よ
ということ。つまり、目的のものを得ようとするなら、その周囲から攻めるこ
とが良策であるということ。
◎「初心忘るべからず。」
−世阿弥(ぜあみ・室町時代初期の能役者・謡曲作家)−
◎「書を校するは塵を掃うが如し。」 −夢渓筆談(ムケイヒツダン)−
書物を校正するのは、塵を掃除するようなもので、くり返し行っても誤りが見
つかるものだ、ということ。
◎「知らぬが仏」 −江戸いろはがるた−
真実は知らないでいる方が心も穏やかでいられるということ。
◎「知らぬが仏
見ぬが秘事」
真実は知らないでいる方が心も穏やかでいられ、世の秘伝というものも実体を
見てしまうとがっかりするものであるということ。
◎「知らぬ神より馴染みの鬼」
知らない神様より、たとえ鬼でも馴染みのある方が気が楽だということ。つま
り、たとえどんな人でも、知らない人より顔見知りの人の方がよいということ
。
◎「白羽の矢が立つ」
人身御供(ヒトミゴクウ)を求める神が、求める少女の家の屋根に白羽の矢を
立てるという俗説。つまり、多くの人の中から犠牲者として選ばれること。ま
た、多くの人の中から特に選ばれること。
【人身御供(ひとみごくう)】
(1)神への供え物として人間の体を捧げること。また、その人。生き身供
。いけにえ。人身供犠(じんしんくぎ)。
(2)ある人の欲望を満足させるために、またある事を成就させるために犠
牲となること。また、その人。
【白羽(しらは)】
鳥、特にワシの白い羽。また、それで作った矢羽。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「尻馬(シリウマ)に乗る」
他の人の乗っている馬のうしろに乗ること。つまり、無批判に他人のすること
に便乗して行動すること。節操もなく他人の言説に同調すること。
【尻馬(しりうま)】
(1)人の乗った馬の尻。前を行く馬の尻。
(2)人のすることに便乗すること。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「後口(シリクチ)で物言う」
どっちつかずで物を言うこと。
【後口/尻口(しりくち)】
(1)牛車(ぎつしや)の後方の口。乗用口。普通、簾(すだれ)が掛けて
ある。
(2)初めと終わり。あとさき。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「尻喰観音(シリクヘカンノン)」 −尾張いろはがるた−
六観音(ロクカンノン)の縁日が陰暦の18日から23日であり、月が欠けて
いって次第に夜が暗くなって来る。それを「尻暗い観音」と言ったのが語源だ
そうです。これをもじって「尻食へ観音」。そして、「尻食へ観音」とは、江
戸の頃、観音様にお願いして上手くいかなかった輩が、「こんちくしょうめ、
何が観音さんだ、尻でも食らへ。」と、恩を忘れてあだで返すことをこう言い
ます。
【六観音(ろくかんのん)】
六道の衆生を済度する六体の観音。摩訶止観は大悲・大慈・師子無畏・大光
普照・天人丈夫・大梵深遠をあげる。密教では聖観音・千手・馬頭・十一面
・准胝(じゆんでい)(または不空羂索)・如意輪をあげる。
【六道(ろくどう)】
〔仏〕すべての衆生(しゆじよう)が生死を繰り返す六つの世界。迷いのな
い浄土に対して、まだ迷いのある世界。地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・
人間道・天道。前の三つを三悪道、あとの三つを三善道という。六趣。六界
。りくどう。
【衆生(しゆじよう)】
〔梵 sattva〕〔仏〕
心をもつすべての存在。苦のある世界である三界を輪廻(りんね)する。「
人々」という意味で使われることが多い。時として、仏・菩薩をも含めるこ
とがある。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「吝ん坊(シワんボウ)の柿の種」 −京都いろはがるた−
柿の種をも捨てしぶるほどの、ひどいけちんぼうのこと。
【吝ん坊(しわんぼう)】
非常に物惜しみをする人。けちな人間。けちんぼう。吝嗇家(りんしよくか
)。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「詩を作るより田を作れ」
実生活に直接関係のない風流なことより、実益のあることに努力せよというこ
と。
◎「人間(ジンカン)到る処青山(セイザン)有り」
【原】「男児志を立てて郷関(キョウカン)を出ず。
学若し成る無くんば死すとも還らず。
骨を埋むる豈(アニ)墳墓(フンボ)の地のみならんや。
人間到る処青山有り」 −月性(ゲッショウ)−
人間はどこでも死んでも骨を埋める所ぐらいはある。大志を抱く者は、故郷を
出ておおいに活躍せよということ。
【青山(せいざん)】
(1)・・・
(2)〔蘇軾の詩「授二獄卒梁成一以遺二子由一」の一節「是処青山可レ埋
レ骨」から〕骨を埋める地。墳墓の地。
(3)・・・。
【郷関(きょうかん)】
故郷と他国との境。また、ふるさと。故郷。
【豈(あに)】(副)
(1)(打ち消しの表現を伴って)決して。
(2)(下に反語の表現を導いて)どうして。
【墳墓(ふんぼ)】
死体や遺骨を葬った所。はか。おくつき。
【墳墓の地(ふんぼのち)】
(1)自分の祖先の墓のある所。ふるさと。
(2)自分の一生を終わるつもりの地。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「人口(ジンコウ)に膾炙(かいしゃ)する」
−林嵩(リンスウ)・周朴詩集序(シュウボクシシシュウ)−
膾(なます)や炙(あぶった魚)が多くの人に賞味されること。つまり、詩文
などが、広く人々の口にのぼって、もてはやされること。
【人口(じんこう)】
(2)人のうわさ。人の口の端。
【膾炙(かいしゃ)】
〔林嵩「周朴詩集序」。膾(なます)と炙(あぶり肉)は味がよく万人に好
まれることから〕広く世の人々に知れわたっていること。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「沈香(ジンコウ)も焚かず屁もひらず」
沈香を焚いたような芳香もないが、おならのような悪臭もないということ。つ
まり、特によいところもければ、悪いところもなく、平々凡々であるというこ
と。
【沈香(じんこう)】
ジンチョウゲ科の常緑高木の幹に自然あるいは人為的につけたきずから真菌
が侵入し、生体防御反応によって分泌された油・樹脂の部分を採取したもの
。香木の代表とされるもので、水に沈むところから沈水香とも呼ばれる。イ
ンド・ベトナム・東南アジア産。優品を伽羅(きやら)と呼ぶ。
−三省堂提供「大辞林第二版」−

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− 沈香(ジンコウ) −
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◎「真実の心から語られた言葉には、
いまだ虚妄(キョモウ)なものはない。
そのような言葉から数限りない功徳(クドク)が生じてくる。」
−華厳経(ケゴンキョウ)−
【虚妄(きょもう)】
事実でないこと。うそ。いつわり。
【功徳(くどく)】〔仏〕
(1)よい果報を得られるような善行。普通、供養(くよう)・布施(ふせ
)の類をいう。
(2)以前によいことをしたために、実現したよい報い。神仏が与えるよい
報い。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「真実の矢を射る時は、その先端を密に浸せ。」 −アラビア諺ー
◎「人事を尽くして天命を待つ。」
−胡寅(コイン)・読史管見(トクシカンケン)−
人としてやれるだけのことをやり尽くして、その結果はただ天命に任せるとい
うこと。
◎「心身快調にしていれば必ず仕事はうまくいく。」 ─西洋ことわざ−
◎「薪水(シンスイ)の労」
−昭明太子(ショウメイタイシ)・陶靖節伝(トウセイセツデン)−
薪(タキギ)を取り、水を汲む苦労。「炊事仕事」のこと。つまり、日常の雑
務に骨身をおしまず人に仕えて働くこと。
【薪水(しんすい)】
(1)たきぎと汲(く)み水。
(2)たきぎを拾い水を汲むこと。煮たきをすること。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「人生意気に感ず
功名誰か復た論ぜん」 −魏徴(ギチョウ)・述懐−
人はお互いの潔い気性に感激して仕事をするもので、名誉や金銭の欲にかられて
するのではないということ。
【述懐】
(1)心中の思いをのべること。
(2)〔「しゅっかい」とも〕不平・うらみ・愚痴(ぐち)などをいうこと
。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「人生字を識るは憂患(ユウカン)の始め」
【原】人生識字憂患始
姓名粗記可以休(姓名がどうにか書ければそれで良いではないか)
−蘇軾(ソショク)・石蒼舒酔墨堂(セキソウジョノスイボクドウ)−
人は字を覚え、学問をして道理が分かるようになると、そのために何かと苦労
が多くなるものであるということ。つまり、かえって無学で何も知らない方が
気楽であるということ。
【憂患(ゆうかん)】
ひどく心配して悩むこと。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「進退これ谷(キ)まる」
川をさかのぼった行き止まりが谷になることから、どうにもならなくなること
。また、窮地におちいること。
【極まる/窮まる(きわまる)】
(1)・・・
(2)・・・
(3)(「谷まる」とも書く)行き詰まって困りはてる。《窮》
(4)・・・
(5)・・・
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「死んだ子の年を数える」
「死んだ子供が今も生きていたら何歳になるか」と年齢を数えること。つまり
、今さらしかたがない過去についての愚痴をこぼしたり、後悔したりすること
。
◎「死んで花実がなるものか」
死んでしまったら幸福になれるはずもない。無駄に命を捨てるのは全くつまら
ないことだ、何よりも生き続けよということ。
◎「心頭を滅却すれば火もまた涼し」
【原】三伏閉門披一衲 兼無松竹蔭房廊 安禅不必須山水 滅却心頭火亦涼
−杜荀鶴(トジュンカク)・七言絶句「夏日題悟空上人院詩」−
心の雑念を払い、無念無想の境地に達したら、たとえ火の中であっても涼しく
感じられるということ。つまり、どんな苦難も心の持ち方次第で苦難と 感じ
られなくなるということ。
禅家の公案とされ、1582年甲斐(カイ)国の恵林寺が織田信長に焼き打ち
された際、住僧快川(カイセン)がこの偈(ゲ)を発して焼死したという話が
伝えられています。
【心頭(しんとう)】
こころ。心中。
【滅却(めっきゃく)】
ほろぼしなくすこと。また、ほろびること。
【甲斐(かい)】
(1)旧国名の一。山梨県全域にあたる。甲州。
(2)山梨県北西部の市。2204年(平成16)9月,中巨摩(なかこま
)郡竜王町・敷島町,北巨摩郡双葉町の3町が合併して成立。
【偈(げ)】〔梵 gth の音訳「偈陀(げだ)」の略〕
(1)経文で、仏徳をたたえ、または教理を説く詩。多く四句からなる。「
諸行無常、是生滅法、生滅滅已、寂滅為楽」の類。偈頌(げじゆ)。
伽陀。頌文。
(2)禅宗で、悟りの境地などの宗教的内容を表現する漢詩。偈頌。詩偈。
頌。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「辛抱する木に金がなる」
何事も我慢し辛抱して励む木には、やがて金がなるようになるということ。つ
まり、効果がすぐ現れないからといって投げ出すのではなくなによりも辛抱す
ることが大切であるということ。
◎「人面獣心(ジンメンジュウシン)」
顔は人間ではあるが、心は獣と同じであるということ。つまり、道徳からはず
れて、恩や恥を知らない人。
◎「人類が忘れたことを思い出すために祈れ。」
−ラムビー族の格言(アメリカインディアン)−
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