☆ 故事&ことわざ(慣用句) ☆

【 の 】

その他


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◎「能ある鷹は爪を隠す」
  有能な鷹は、普段は獲物をつかまえるための鋭い爪を隠しておくということ。
  つまり、優れた才能をもっている人は、その才能を外部に表さず謙虚にしてい
  るが、いざという時その真価を発揮するということ。
◎「能なしの口たたき」
  実力の無いものほど軽口をたたくということ。
  【口叩き(くちたたき)】
   口数の多いこと。また、口数の多い人。
                                −大辞泉−

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◎「残り物に福がある」
  最後に残った物に思いがけないよい物があるものであるということ。つまり、
  人に譲り、残ったら自分も手を出してよいと考えるような遠慮深い人には思わ
  ぬ福があるということ。

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◎「後(ノチ)の百より今五十」
 or「明日の百より今日の五十」
  明日になれば手に入る百文の銭より、今日手に入る五十文の方がありがたいと
  いうこと。つまり、明日はどうなっているかわからないから、少なくても今、
  確実に手に入ることの方がよいということ。
  cf.
  貨幣価値として1657年頃の価値を現在に換算すると、一文=10円だそう
  です。一見少ないようですが、一両(約3.9万円)あれば一家四人が一ヶ月
  暮らせるという時代だったそうです。
  注)時代によって一文の価値も異なります。
◎「喉元過ぎれば熱さを忘れる」
                           −江戸いろはがるた
  苦しい時が過ぎ去ってしまうと、その苦しさやその時受けた恩などはとかく忘
  れがちなものだということ。

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◎「上り坂より下り坂」
  坂道は、苦しい上り坂よりも、楽な下り坂の方が足を踏み外しやすい。つまり
  、たやすいと思うときのほうが、油断から失敗しやすいので注意しなければな
  らないということ。

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◎「飲まぬ酒には酔わぬ」
  酒を飲まなければ、酔うことがないことから、原因がなくて、結果があるはず
  がないということ。
  ちなみに、「飲まぬ酒に酔う」といえば、身におぼえがないので、良くない結
  果だけが現れること。
◎「鑿(ノミ)と言えば鎚(ツチ)」
                           −京都いろはがるた
  鑿と言われたら、鑿だけを持って来ないで、一緒に鎚を持ってくるということ
  。つまり、気がきいていること。
◎「飲むに減らで吸うに減る」
  酒を飲んで減らぬ財産も始終吸うタバコ銭で減らすということ。つまり、わず
  かな額でも積み重なると、大きな損失になるということ。

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◎「野良の節句働き」
                           −尾張いろはがるた
  怠け者は平常は何もせずにのらくらしていながら、人が節句だ祭だといって遊
  んでいるときに働いたりする。その馬鹿さ加減を嘲笑したもの。また、節句に
  働かなければならない者は、普段怠けているからそうなるのだということ。
  なお、「野良」は、「野良者」のことで、怠け者・道楽者の意味。
◎「乗り掛かった舟」
  岸で離れた舟からは、途中で降りられないということ。つまり、いったん着手
  して、かかわりを持った以上、途中で止めるわけにはいかないということ。
◎「糊と鋏(ハサミ)」
  鋏で切り抜いて糊で適当に貼り付けるということ。つまり、出来合いのものを
  適当に利用して、もっともらしいものを作るということ。
  これといった創見もなく、他人の著述をつなぎ合わせただけの、評価に値しな
  い論文について用いることが多い。
  【創見(そうけん)】
   今までだれも考えつかなかったような考え。独創的な学説。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「伸(ノ)るか反(ソ)るか」
  成功するか失敗するか、結果はわからないが、運を天に任せて思いっきりやる
  時に使う言葉。主に勝負に出る時に用いる。「乗るか反るか」と書くのは間違
  い。
  伸るか反るかの「のる」は、「長く伸びる」や「真っ直ぐ伸びる」意味で、「
  そる」は「後ろに曲がる」意味する。
  伸るか反るかの語源は、矢師の矢作りに由来する。
  矢師が矢を作る時、「のため型」と呼ばれる竹の曲がりを直す物に入れ、竹を
  乾燥させる。
  そこから取り出した竹が、真っ直ぐに伸びていたら矢として使えるが、少しで
  も曲がっていたら使い物にならず、捨てなければならなかった。
  矢師が「のるかそるか(真っ直ぐ伸びるか曲がるか)」と、成否を気にしなが
  ら竹を取り出したことから、「伸るか反るか」と言われるようになった。
  また、物を賭けて勝負を決めることを「賭る(のる)」と言うことから、勝負
  的な意味合いが強まったともいわれる。
◎「暖簾(ノレン)に腕押し」
  暖簾を押しても何の手応えもないことから、何の手応えも、張り合いもないこ
  と。

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