 | | 【 「ま」の蔵 】 |
◎「参(マイ)らすれば賜(タバ)る」
ひとのためになることをしていると、いつかはひとから恩恵を受けるようにな
る、ということ。
【参らす/進らす(まいらす)】
〔動詞「まゐる(参)」の未然形「まゐら」に使役の助動詞「す」が付いて
一語化したもの〕
(1)さし上げる。献上する。たてまつる。
(2)(補助動詞)動詞の連用形に付く。
(ア)謙譲の意を表す。話し手の動作に付けて、動作の及ぶ対象への敬意を
表す。…し申し上げる。
(イ)聞き手に対する丁寧の意を表す。
【賜ばる/給る(たばる)】〔物をもらう意の謙譲語〕
(1)いただく。頂戴する。
(2)神から通行の許しを得る。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「蒔(or播)かぬ種は生えぬ」
−京都いろはがるた−
原因がなければ結果は生じない。何もしないで、よい結果だけ期待しても無理
な話だということ。
◎「枕を高くして寝る」
高いところに枕して、のびのびと眠る。つまり、安心して眠ること。
◎「負けるが勝ち」
or「負けるは勝ち」
−江戸いろはがるた−
その場では負けておくことが、結局、勝つこととなる。つまり、無理して争う
より、相手にいったん勝ちを譲ったほうが、全体を通して見れば得になるとい
うこと。
◎「負けるも勝つも運次第」
勝敗は時の運によるということ。
◎「孫飼わんより犬の子飼え」
孫はかわいいが、どんなにかわいがってあげても面倒をみてもらうことはあま
りないのだから、むしろ犬の子を飼った方がましだということ。孫をただ溺愛
するばかりの祖父母を戒めたことば。
◎「馬子にも衣装」
昔、馬子とは身分の低い者の総称で、馬方でもよい衣装を着せれば立派に見え
るということ。つまり、身なりだけ繕っていることを皮肉に、また好意的にい
う言葉。
【馬子(まご)】
馬に人や荷をのせて運搬することを職業とする人。うまかた。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「まさかのときの友こそ真の友」
自分が危うくなって、まさか誰も助けてはくれないだろうと思ったときに助け
てくれる友こそ本当の友だ、ということ。
◎「まず生き、
それから深く思索せよ。」 ─西洋ことわざ−
ただ考えていても答えは出ない。まず行動し、それから考えようということ。
【西洋】
ヨーロッパや南北アメリカの諸国をさしていう呼称。欧米諸国の総称。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「枡(マス)で量って箕(ミ)でこぼす」
きちんと枡でこぼれないように量ったものを、箕で受けて一気にこぼしてしま
うということ。つまり、長い間苦労して貯めたものを、あっという間に無駄に
使ってしまうこと。
【箕(み)】
穀類をあおってふるい、殻・ごみを除く農具。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「待つうちが花」
or「待つ間が花」
物事は結果を予想して待っているうちが楽しみであって、現実のものになって
みるとそれほどでもないということ。
【花(はな)】
(多く「…が花だ」の形で、述部として用い)最もよいこと。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「待てば海路の日和あり」
待っていれば、海が静かで航海に適した日がやってくるということ。つまり、
焦らずじっくりと待っていれば、やがてよい機会が巡ってくるということ。
◎「待てば甘露(カンロ)の日和あり」 −尾張いろはがるた−
待っていれば甘露の降る日和もあるということ。つまり、根気よく待てば、そ
のうちよいこともあるということ。
【甘露(かんろ)】
(1)中国で、仁政が敷かれ、天下が太平になると、天が瑞祥(ずいしよう
)として降らせるという甘い露。
(2)古代インドの甘い飲み物。苦悩を除き、長寿を保ち、死者をも復活さ
せるという。のち仏教でも天人の飲み物とされ、仏の教えのたとえと
もなる。
(3)(多く、飲み物についていう)非常に美味なこと。
(4)夏、カエデ・エノキ・カシなどの樹葉から滴る蜜液。アリマキの分泌
したもの。
(5)上等な煎茶の称。
(6)「甘露酒」「甘露水」の略。
【瑞祥/瑞象(ずいしょう)】
めでたいしるし。吉兆。祥瑞。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「俎板(マナイタ)の鯉(コイ)」
料理をするためにまな板にのせられてしまった鯉はもうされるままであるとい
うこと。つまり、他人の意のままになる以外に方法のない状態のこと。
◎「学びて厭(イト)わず、
教えて倦(ウ)まず」
学ぶことも、人に教えることも、いやになることがないということ。
【厭う(いとう)】
(1)いやに思う。いやに思って避ける。
(2)・・・
(3)・・・
【倦む(うむ)】
同じ状態が長く続いていやになる。あきる。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「学びて思わざれば則ち罔(クラ)し」 −論語(ロンゴ)・為政−
教わり学んだとしても、自分なりに考えるということをしなかったら、いつま
で経っても本当に理解することはできないということ。
【罔(くら)】
道理に暗い、つまり、無知であること。
◎「学びて時にこれを習う 亦(マタ)説(ヨロコ)ばしからずや」 −孔子−
教わり学んで、それを機会あるごとに繰り返して練習をすると、今まで出来な
かったことが出来るようになる、なんと嬉しいことではなかろうか。
◎「学ぶ門(カド)に書(フミ)来(キタ)る」
学問を励む人のもとには、自然と書物が集まるものだということ。つまり、好
きで取り組んでいれば、自ずと道が開けるということ。
◎「学ぶに暇(イトマ)あらずと謂(イ)う者は、
暇ありと雖(イエド)も亦学ぶ能(アタ)わず」
−淮南子(エナンジ)・説山訓(セツザンクン)−
勉強をする時間がないという人は、時間があっても勉強をしないということ。
◎「学ぶのに年をとり過ぎたという事はない」
◎「眉に唾をつける」&「眉唾(マユツバ)」
眉に唾をつけておくと狐や狸に化かされないという言い伝え。つまり、騙され
ないように用心すること。
◎「眉毛〔睫(マツゲ)}を読まれる」
眉や睫は自分のものでありながら、自分では数えられないということから、自
分では気付かないで、他人に好いようにされること。他人から馬鹿にされるこ
と。化かされること。騙されること。
cf.俗に、狐に睫を数えられると狐の魔力に懸かって化かされると言われる。
◎「迷う者は道を問わず。」 −荀子(じゅんし)・大略−
道に迷う者がどうして道に迷うかというと、それは正しい道を知っている者に
たずねないからであると同様に、亡国の君主はひとりよがりで賢者に道を問わ
ないから国を滅ぼすということ。
◎「丸い卵も切りようで四角」
物事はやり方次第で円満にも行けば、角立つこともあるということ。
◎「真綿に針を包む」
柔らかな真綿の中に針を忍ばせておくということ。つまり、表面は優しそうに
見せながら、内面には悪意を潜ませているということ。
【真綿(まわた)】
糸にできない屑繭(くずまゆ)を引き伸ばし乾燥した綿。軽くて強く、暖か
い。引き綿・布団綿としたり、紬糸(つむぎいと)の原料とする。絹綿。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「真綿(マワタ)で首を締める」
真綿のように軟らかい物でゆっくり首を締めること。つまり、一挙に核心をつ
くのではなく、時間をかけてじわじわと責めること。
【真綿(まわた)】
糸にできない屑繭(くずまゆ)を引き伸ばし乾燥した綿。軽くて強く、暖か
い。引き綿・布団綿としたり、紬糸(つむぎいと)の原料とする。絹綿。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
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