| ☆ 故事&ことわざ(慣用句) ☆ |
| 【 ふ 】 |
|
風と雲が急に変化して、嵐が来ることを予感させること。つまり、何か大事件 が起こりそうな気配がすること。 ◎「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」 拾ったものでも何でもよく食べる犬でさえ、夫婦喧嘩は見向きもしないという こと。つまり、夫婦喧嘩は一時的なつまらない争いで、すぐに仲直りするもの だから、他人が本気になって仲裁などするほどのことはないということ。 ◎「夫婦喧嘩は貧乏の種蒔き」 夫婦仲が悪い家庭はだんだん貧乏になるということ。 ◎「夫婦は二世(ニセ)」 夫婦のつながりはこの世だけでなく、あの世、つまり死んでから生まれ変わる という国まで続くということ。 【二世(にせ)】 現世と来世。この世とあの世。 −三省堂提供「大辞林第二版」− |
|
本当に力量のある人や思慮深い人は、決して騒ぎ立てることなく沈着に行動す るということ。 ◎「河豚(フグ)は食いたし命は惜しし」 河豚料理は食べたいが、その毒に当たるのが恐ろしい。つまり、結果の恐ろし さを思うと、なかなか実行に移せないこと。 |
|
武士は信義と面目を重んじるので、一度口にした言葉は取り消さないというこ と。つまり、一度言ったことは必ず守るということ。 ◎「武士は相見互い」 武士同士はお互いに同じ立場にあるのだから、思いやりをもって助け合わなけ ればならないということ。 ◎「武士は食わねど高楊枝」 −京都&尾張いろはがるた− 武士たるものは貧乏でご飯が食べれないときでも食べたような振りして楊枝を 使うという。つまり、貧しくてもものほしそうにせず、気位を高く持っている べきだということ。 ◎「無精者の一時働き」 いつもなまけていて何もしない者が、急に思い立ったように働き始めても、そ れは一時のことで長続きするはずがないということ。 |
|
仏道の修行が進んで、心に迷いがおこったり、退いたりすることがなくなると いうこと。つまり、へこたれずにがんばること。 ◎「二重(フタエ)作りは三重(ミエ)の損」 ものごとをダブってすると、そのためによけいな手間がかかってしまい、三重 の損をしたのと同じようなことになるということ。 ◎「豚に真珠」 高価なものでも、その価値がわからない者には何の役にも立たないということ 。 ◎「豚に念仏 猫に経」 理解できない相手に、ありがたい教えや、ためになることをいくら言って聞か せてもなんの効果もなく、無駄であること。 ◎「二人は伴侶三人は仲間割れ」 【英】Two is company, but three is none. 二人なら仲良くやっていけるが、三人になれば、とかく一人が仲間外れになっ てうまくいかなくなることが多いということ。 ◎「葡萄酒(ブドウシュ)には樽の味がつく」 −ヨーロッパのことわざ− 葡萄酒には樽の味がしみついているということ。つまり、人の言動にはその人 の人柄や性格が現れるものだということ。 |
|
船を盗んで逃げる泥棒を、陸上から追いかけること。つまり、無駄な骨折りの こと。 【〈徒歩〉/徒(かち)】 (1)乗り物を使わず歩くこと。とほ。 (2)陸路を行くこと。 (3)武士の身分の一。江戸時代、幕府・諸藩とも御目見得以下、騎馬を許 されぬ軽輩の武士。おかち。 (4)「徒侍(かちざむらい)」の略。 (5)「徒士組(かちぐみ)」の略。〔(3)〜(5)は「徒士」とも書く〕 −三省堂提供「大辞林第二版」− ◎「船に乗れば船頭任せ」 一度船に乗ってしまえば、あとは船頭に任せるのが賢明であるということ。つ まり、何事もその方面の専門家に任せるのがよいということ。 ◎「船は帆でもつ 帆は船でもつ」 帆掛け船は帆がなくては走れないし、帆も船がないと使い道がないということ 。つまり、世の中はお互いに助け合ってはじめて価値がでてくるものであると いうこと。 |
|
−江戸いろはがるた− 好きな人に気持ちを伝えたいけれど、字を知らないため手紙も書けず、人にも たのめないということ。つまり、好きだと言う思いを伝える方法がなく、やき もきすること。 ◎「踏めばくぼむ」 何かをすれば必ずその結果は現れるということ。また、原因に対する結果がは っきりしていること。 |
|
暗い冬のあとに、じきに明るい春が来るのは自然の理であるということ。つま り、今、辛いこと厳しいことがあっても、その先には明るい希望が見えている から元気を出そうということ。 |
|
自分の身体に降りかかってくる火の粉は払わなければ自分の身が危険になると いうこと。つまり、人から危害を加えられる時には、自分にやましいところが ないからといって、澄ましているわけにはいかず、それを積極的に防がなけれ ばならないということ。 ◎「古川に水絶えず」 基礎(伝統)がしっかりしたものは、一見下火になったように見えても、命脈 をしっかり保っているということ。つまり、名門と言われる家などは、それな りに続いていくものであるということ。 ◎「古傷は痛み易」 古傷は治ったようでも、季節の変わり目などに痛みやすい。つまり、過去の失 敗や悪行が何かにつけ思い出されて、胸が痛んだり、新たな災難を呼んだりす るということ。 ◎「古木に手をかくるな、 若木に腰掛くるな」 将来性のない者(古木)には構うな、今、芽が出ていなくとも将来性のある者 (若木)には敬意を払えということ。 ◎「古屋の造作」 予想外に手間や費用がかかること。高いお金をかけてリフォームしたわりには 効果が上がらないということ。 |
|
重ね重ねひどい目にあうこと。 ◎「分別過ぐれば愚に返る」 あまり考えすぎると、迷ってしまってかえって失敗するということ。 |