☆ 故事&ことわざ ☆ 


【 「は」の蔵 】
◎「肺肝(ハイカン)を摧(クダ)く」  −杜甫(トホ)・垂老別−
  非常に苦心する。あるいは、いろいろと気を遣い熟慮すること。
  【肺肝】
   (1)肺臓と肝臓。
   (2)心の奥底。心底。
  【砕く/摧く】
   [一](動カ五[四])
   (1)固まっているものを、打撃や圧力を加えて細かい破片にする。かたま
      りを細かくする。
   (2)勢い・熱意などを弱らせる。くじく。
   (3)難解なものをわかりやすくする。
   (4)(「心をくだく」「身をくだく」などの形で)ある目的を達成するた
      めに力を尽くす。
   [二](動カ下二)
      ⇒くだける
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「吐いた唾は呑めぬ」
  一度口にした言葉は取り消せないということ。
◎「肺腑(ハイフ)を衝(ツ)く」
  接する人の心に深い感銘や強い衝撃を与えること。
  【肺腑】
   (1)肺。肺臓。
   (2)心の奥底。心底。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「灰を飲み胃を洗う」  −南史(ナンシ)・荀伯玉(ジュンハクギョク)伝−
  灰を飲んで胃の中の汚れを清めるということ。つまり、心を改めて善人となる
  こと。
◎「枚(バイ)を銜(フク)む」
  息を殺して声を立てないこと。
  【枚】
   昔、夜討ちなどのとき、声を出さないように、人や馬の口にくわえさせた箸
   (はし)のような形のもの。ひもで首に結びつけた。口木。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「這えば立て立てば歩めの親心」
  子供が這(ハ)えるようになると早くつかまり立ちができないかと思い、立つ
  ようになると今度は早く歩けるようにならないかと願う、わが子の成長を待ち
  わびる親の気持ちのこと。
  また、赤ちゃんや子どもは未来が読めないので、未来を読める親は、赤ちゃん
  や子どもを守るためにも、今見えていることだけを見るのではなく、先のこと
  しっかり見て子育てするのが親の役目ということ。
◎「馬鹿と鋏(ハサミ)は使いよう」
  切れ味の悪い鋏でも使い方によっては結構切れるもの。愚かな者でも使い方次
  第では役に立つ。つまり、人を使うにはそれぞれの個性や才能に応じて適材適
  所に配することが大切であるということ。
◎「馬鹿に付ける薬はない」
  愚か者を賢くする薬はないということ。つまり、愚かな者、理屈の通じない者
  には、言って聞かせてもわからない、また助けてやりようがないということ。
◎「馬鹿の一つ覚え」
 愚かな者は一つの事だけを覚え、それをどんな場合にも得意になって持ち出す
  こと。同じ事を何度も繰り返して言う人を皮肉った言葉。
◎「測り難きは人心(ヒトゴコロ)」  −史記(シキ)
  世の中で人の心ほどわからないものはないということ。また、人の心は変わり
  やすく頼みにはならないこと。
  【人心(ひとごころ)】
   (1)人間の心。人情。なさけ。
   (2)平常の意識。正気。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「謀(ハカリゴト)は密なるを貴(タット)ぶ」
  他に漏れればその備えをさとられ、成功が期待できなくなるということ。つま
  り、計略は秘密にすることが大切であるということ。
◎「掃き溜めに鶴」
  むさくるしい所に似つかわしくない、すぐれたものや美しいものが現れること
  。
  【掃き溜め(はきだめ)】
   (1)ごみを集めておく所。ごみすて場。
   (2)種々雑多なものがはいりこんでいる所。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「馬脚を露(アラワ)す」
  芝居で、馬の脚に扮(フン)していた人が正体をあらわすこと。つまり、隠し
  ていたことが明らかになること。化けの皮がはがれること。
◎「莫逆(バクギャク)の友」
  きわめて親密な友のこと。
  【莫逆(ばくぎゃく)】
   〔逆らうことなし、の意〕互いに争うことがない親しい間柄。また、親しい
   友。ばくげき。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「伯仲(ハクチュウ)の間(カン)」
  長兄「伯」と次兄「仲」とでは年齢の差があまりないということ。つまり、両
  者の優劣がつけにくいということ。
  兄弟の順序を「伯、仲、叔(シュク)、季」というそうです。
  【伯仲】
   (1)長兄と次兄。
   (2)優劣のつけにくいこと。力などが接近していること。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「薄氷(ハクヒョウ)を履(フ)むが如し」
       −詩経(シキョウ)・小雅(ショウガ)・小旻(ショウビン)篇−
  薄く張った氷を履んで渡るように、きわめて危険であるということ。つまり、
  非常に危険な状態にのぞむこと。
◎「化けの皮が剥がれる」
  隠していた本性が露(アラワ)になること。
◎「恥の上塗(ウワヌ)り」
   恥の上にさらに恥をかくこと。
◎「始めあるものは必ず終わりあり」  −法言(ホウゲン)−
  生あるものは必ず死に、栄えるものはいつか滅び、物事が永久に続くことはあ
  りえない。つまり、物事には必ず始めと終わりがあるということ。
  【法言】
   (2)「揚子(ようし)法言」の略。
  【揚子法言】
   思想書。一三巻。前漢の揚雄撰。成立年代未詳。「論語」の体裁にならった
   もので、聖人を尊び、王道を説いている。法言。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「初めの囁き後(ノチ)のどよみ」
  初め、ひそひそと話していた事柄も、やがては人々に言い騒がれること。
  【響み(どよみ)】〔動詞「どよむ」の連用形から。古くは「とよみ」〕
   わいわいと大声をあげること。どよめき。騒ぎ。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「箸より重いものを持ったことがない」
  ご飯を食べる箸よりも重いものを持ったことがないということ。つまり、大事
  に育てられて肉体労働の経験が全くないこと。また、何不自由なく、大切に育
  てられること。
◎「走り馬にも鞭」
  走っている馬にさらに鞭を入れると、馬はさらに速く走ること。つまり、よい
  状態をさらによくしたり、ますます勢いをよくすること。
◎「恥を言わねば理が聞こえぬ」
  恥をさらけ出すようなことになっても、内情は非常に苦しいのだということを
  残らず話さないと、相手になかなか分かってもらえないということ。
◎「恥を知らねば恥かかず」
  恥ずかしいとはどんなことか知らない人は、恥を恥と感じることがないという
  こと。
◎「恥を知るは勇に近し」
  自分の誤りを素直に認め、さらにそれを自ら恥とするのは勇気がなければでき
  ないことであるということ。
◎「バスに乗り遅れるな」
  【英】miss the bus
  新しい時代の流れ、傾向に取り残されるな、チャンスを逃すなということ。
◎「鯊(ハゼ)は飛んでも一代、
  鰻(ウナギ)はのめっても一代」
  鯊と鰻は別物だが、一回しか生きられないということでは同じであるというこ
  と。つまり、どんな生き方をするにしても、人生は一度限りなのだからあれこ
  れ苦労せず、気楽に暮らしたほうが利口だということ。
◎「畑に蛤(ハマグリ)」
  畑を耕して蛤を探しても出てくるはずがないということ。つまり、求めようと
  しても得られないこと。
  【蛤/〈文蛤〉/蚌(はまぐり)】
   (1)〔「浜栗」の意という〕海産の二枚貝。貝殻は丸みをおびた三角形で
      、表面は平滑で光沢がある。色彩は変化が多いが、黄褐色の地に栗色
      の紋様のあるものが多い。内面は白色で陶器質。肉は食用とし、貝殻
      は焼いて胡粉(ごふん)を作る。日本では北海道南部以南の内湾の砂
      泥にすむ。養殖も盛ん。[季]春。
   (2)(1)の貝殻。貝合わせに用いたり、膏薬(こうやく)を入れる容器
      として用いた。
   (3)女陰をいう。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「二十(ハタチ)過ぎての子に意見」
  一人前になった子に親が意見をしても、聞くはずもないということ。つまり、
  すでに手遅れで効果のないこと。
◎「肌に粟を生(ショウ)ず」
  寒さや恐怖などのために、皮膚に粟粒のような肌毛が立つこと。
◎「破竹の勢い」  −北史(ホクシ)・周高祖紀−
  竹は一節を割ればあとは一直線に割れること。つまり、物事の勢いが激しく、
  とどめることができないこと。
◎「八細工七貧乏(ハチサイクシチビンボウ)」
  器用な人は何でも成功しそうなものですが、何でも出来る事がかえって災いし
  て、なかなか成功できず貧乏すること。
◎「這(ハ)っても黒豆」
  黒いものを黒豆だといった人が、それが虫だとわかっても認めず、黒豆である
  と言い張ったということ。つまり、理屈に合わなくても、強情に自説を曲げな
  いこと。また、そのような人のこと。
◎「鳩に三枝の礼あり
  烏(カラス)に反哺(ハンポ)の孝(コウ)あり」(三枝の礼)
  鳩は親鳥から三本下の枝に止まり、烏(カラス)は育ててもらった恩を忘れず
  に、成長してから親鳥の口にえさを含ませて恩を返す。つまり、鳥(トリ)で
  すら子は親に礼儀を守り孝行を尽くしている、ということ。
  【反哺】
   〔梁武帝「孝思賦」より。「反」は返す意。「哺」は口中の食物の意。烏(
   からす)の子が成長後、老いた親烏に食物を口移しに与えて養うということ
   から〕親の恩に報いること。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
  【武帝・梁(ぶてい・りょう)】
   中国南朝梁の初代皇帝(在位502〜549年)。464〜549。姓名蕭
   衍(しょうえん)。廟号は高祖。斉王朝を滅ぼして、即位。民政に治績をあ
   げたが、晩年は、仏教に傾倒して政治が乱れ、侯景の乱を招いて戦中病没し
   た。
◎「鳩に豆鉄砲」
  豆の好きな鳩のことだから、弾丸が豆の鉄砲となるときっと妙な顔をしてびっ
  くりするに違いないということ。つまり、突然のことで判断ができずきょとん
  としていること。
◎「鼻薬を嗅がせる」
  便宜をはかってもらうために、小額の賄賂(ワイロ)を贈ること。
  【鼻薬(はなぐすり)】
   (1)鼻の病気に用いる薬。
   (2)少額の賄賂(わいろ)。
   (3)子供をなだめるための菓子。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「鼻毛を読む(or 読まれる )」
  女性が自分に夢中になっている男性の心のを読んで、適当にもて遊ぶこと。(
  or もて遊ばれること。)
◎「花咲く春にあう」
  今まで不遇でいた人が、認められて世に出ること。
◎「花に嵐」
  花が咲けば嵐が来て散らそうとすること。つまり、よいことにはとかく邪魔が
  はいりやすいということ。
◎「花は根に鳥は古巣に帰る」
 【原】「花は根に鳥は古巣にかへるなり春のとまりをしる人ぞなき」
        ―千載和歌集(センザイワカシュウ)・崇徳院(ストクイン)―
  咲いている花は散って地の肥やしとなり、飛んでいる鳥もやがては自分の巣に
  帰るということ。つまり、どんな経過をたどっても結局はもとに戻るというこ
  と。
◎「花も実もある」
  外から見た感じが美しいだけでなく内容も充実している、ということから、評
  判と実際、ともに優れていること。また、義理も人情もよくわきまえて、手落
  ちのないこと。
◎「花より団子」  −江戸&尾張いろはがるた
  見て美しい桜の花よりも、おいしくて腹のふくれる団子を食べた方がよい。つ
  まり、風流より実利なことを優先するべきだということ。また、見かけより内
  容をとるということ。
◎「歯に衣(キヌorコロモ)着せぬ」
  言葉を飾ったり、遠慮したりせず、思ったままを率直に言うこと。
  【衣(きぬ)】
   (1)着る物。衣服。
   (2)古代は上衣。中古は表着(うわぎ)と肌着の間に着た衵(あこめ)・
      袿(うちき)など。
   (3)鳥の羽毛や里芋の子芋の皮など、身を包んでいるものを比喩的にいう
      。
  【衣(ころも)】
   (1)人が身にまとうものの総称。衣服。きもの。きぬ。
   (2)僧尼の着る衣服。法衣(ほうえ)。僧衣。法服。
   (3)揚げ物や菓子などの、中の種を包んでいる皮。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「鱧(ハモ)も一期(イチゴ)、海老も一期」
  鱧も海老も一生を送ることに変わりはないということ。つまり、人の一生には
  貧富・賢愚・身分の違いはあっても、さして変わらぬものであるということ。
  【一期(いちご)】〔もと仏教語〕
   (1)人が生まれてから死ぬまでの間。一生。一生涯。
   (2)臨終。末期(まつご)。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「早起き三両倹約五両」
  早起きすると三両、倹約すると五両の得になり大きな利益になるということ。
◎「早起きは三文の得」
◎「はやる稲荷は鳥居から知れる」
  徳の高い人はその顔にまで賢さが現れている。
◎「腹が立つなら親を思い出せ」
  腹が立った時には、静かに親のことを思い出してみるとよい。自然に気分が静
  まり、争いごとを避けられる。
◎「腹が減っては戦(イクサ)ができぬ」
  腹ごしらえをしておかないと、よい働きはできない。つまり、何をするにも十
  分な準備が必要であるということ。
◎「腹が減ると肉体は精神になり、
  腹がふくれると精神は肉体となる。」  −ペルシアのことわざ−
◎「腹に一物」
  心中に何かたくらみのあること。
◎「腹の皮が張れば目の皮が弛む」
  たくさん食べて腹がふくれ、腹の皮が突っ張れば、その分だけ目の皮が弛むと
  いうこと。つまり、食べると眠くなる。あるいは、なまけものになるというこ
  と。
◎「腹は立て損、
  喧嘩は仕損」
  腹を立てても立てただけ損であり、喧嘩をしても何も得にはならないものであ
  る、つまり、世の中はなるべく我慢して渡るようにしたほうが得であるという
  こと。
◎「腹八分目に医者いらず」
  暴飲暴食をつつしむ言葉。
  食欲があるからといって腹いっぱい食べるのではなく八分目ぐらいでやめてお
  けば腹をこわす心配はなく、医者に掛からないで済むということ。
◎「腹も身の内」
  胃も腸も自分の体の一部分であるということ。つまり、食欲を満たすことだけ
  を求めて健康のことを考えないようなことはしない。また、暴飲暴食はいけな
  いということ。
◎「張り子の虎」
  竹と紙で作った虎のおもちゃのこと。つまり、肩書きだけで実力のない者のこ
  と。また、弱いくせに虚勢をはる者のこと。あるいは、張り子の虎は首を縦に
  振るようにできているので、首を振る癖のある人。ただうなずくだけの主体性
  のない人のこと。
◎「針で掘って鍬(クワ)で埋める」
  苦労して少しずつ蓄えた財産を、一度にぱっと使い果たしてしまうこと。
◎「針の穴から天覗く」  −京都いろはがるた−
  針の穴から天を覗くように、自分の狭い見識を基準にして、広大なことについ
  て勝手な推測を下すこと。
◎「針の筵(ムシロ)」
  針を植えた筵に座る。つまり、つらい立場や状況のこと。周囲の者から責め立
  てられて居たたまれないような状況のこと。
  【筵/席/蓆/莚(むしろ)】
  (1)わら・藺(い)・竹などで編んだ敷物。特に、わらを編んで作ったもの
     。わらむしろ。
  (2)すわる場所。また、会合の席。
  (3)寝床。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「葉を截(タ)ちて根を枯らす」
  葉を切って大切な根まで枯らしてしまうこと。つまり、元も子も無くしてしま
  うこと。また、敵を倒すのに始末しやすい末端を攻撃し、自然に敵が衰えるの
  を待つということ。
  【裁つ/截つ(たつ)】(動タ五[四])
   〔「断つ」と同源〕布・紙などを、所用の寸法や形に切る。裁断する。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「判官贔屓(ハンガンビイキ)」
  弱いものや、負けたものに同情し、味方しようとする第三者の気持ち。
  「はんがん」は「ほうがん」とも言う。
  九郎判官源義経が悲運の英雄として民衆から愛惜され同情を集めた事から。
  類語:「曾我贔屓(ソガビイキ)」
◎「万事休す」  −宋史(ソウシ)・荊南高氏世家−
  宋の保勗(ほきょく)の幼い頃、父が彼を溺愛し、どんなに怒っている時でも
  保勗を見ると機嫌が直った。人々はこれを「万事休す」と称したことから、す
  べて終わりで、なすべき方法がなくなって、どうしようもなくなること。
  【宋史】中国二十四史の一。宋の歴史を記した正史。四九六巻。元の順帝の命
      により脱脱(托克托(トクト))らの編。1345年成立。本紀四七
      巻・志一六二巻・表三二巻・列伝二五五巻。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「半畳を入れる」
  江戸時代、芝居の観客が、役者の演技が気に入らないと、座布団代わりの半畳
  を舞台に投げこんだという。つまり、やじったり、からかったりすること。
  【半畳(はんじょう)】
   (1)・・・
   (2)江戸時代、劇場の土間で観客の用いたござ。また、それを売る雑役係
      。
   (3)「半畳を入れる」から転じて、相手をからかったりやじったりするこ
      と。また、その言葉。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「パンはかならずバターが塗ってあるほうから下に落ちる。」
                          −イギリスのことわざ−
◎「半面の識」  −後漢書−
  後漢の応奉(オウホウ)は、ある時、戸の間から顔を半分出していた人を見た
  だけなのに数十年後、道で会った時、その人を覚えていたという故事より、ち
  ょっとした知り合い。
  【後漢書】
   中国、二十四史の一。後漢の歴史を記した紀伝体の書。一二〇巻。南朝宋の
   范曄(はんよう)の撰。本紀一〇巻・志三〇巻・列伝八〇巻。そのうち志は
   晋の司馬彪(しばひよう)の「続漢書」の志を北宋時代に合刻したもの。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「万緑(バンリョク)叢中(ソウチュウ)紅一点(コウイッテン)」
             −書言故事(ショウゲンコジ・「花木類、紅一点」)
              ・王安石(オオアンセキ)「石榴(ザクロ)詩」−
  一面の緑の中にただ一点の紅花があって、美しく目立つこと。つまり、多くの
  男性の中に、ただ一人の女性がまじっていること。紅一点。また、多くのもの
  の中で、ただ一つすぐれて目立つこと。
  【万緑(ばんりょく)】
   見渡す限り緑であること。[季]夏。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−