 |
| 【 「あ」の蔵 】 |
◎「愛多ければ憎しみ至る」
人からかわいがられることが多ければ、必ず他の人から憎まれるようになると
いうこと。特別な寵愛は身の破滅を招くことになるから注意しなければならな
いということ。
◎「匕首(アイクチ)に鍔(ツバ)」
or「匕首に鍔を打ったよう」
匕首は鍔のない短刀で、それに似合わない鍔をつけること。つまり、不釣合い
なこと。
【匕首(ひしゅ)】
つばのない短剣。懐剣の類。あいくち。
【鍔/鐔(つば)】
刀剣の柄(つか)と刀身との境目に挟み、柄を握る手を保護する板。形・大
きさとも種々ある。刀身を通す茎孔(なかごあな)があけてある。多く鉄製
であるが銅でもつくる。つみは。
−三省堂提供「大辞林第二版」−

|

|
|
− 匕首(あいくち) −
|
− 鍔(つば) −
|
◎「挨拶は時の氏神」
人と争いを起こした時、その仲に入って仲直りの労をとってくれる人があれば
、氏神様と考えてその人の言を素直に受け入れるべきであるということ。
【氏神(うじがみ)】
(1)古代の氏族が共同でまつった祖先神、あるいはその氏と特に縁故のあ
る守護神。また、それをまつった神社。藤原氏の祖先神としての天児
屋根命(あまのこやねのみこと)、守護神としての鹿島神宮・香取神
宮、忌部氏の太玉命(ふとたまのみこと)、源氏の八幡宮など。
(2)室町時代以降、同一の地域内に居住する人々が共同でまつる神。産土
神(うぶすながみ)。
(3)屋敷神のこと。
【産土神(うぶすながみ)】
生まれた土地を守護する神。近世以降、氏神・鎮守の神と同一視されるよう
になった。うぶすな。うぶがみ。うぶすなのかみ。
【屋敷神(やしきがみ)】
屋敷地の一隅やその隣接地にまつる神。山の神・稲荷などをまつることが多
い。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「開(ア)いた口へ牡丹餅(ボタモチ)」
開いた口に、向こうから美味しい牡丹餅が入ってくること。つまり、思いがけ
ない幸運が舞い込んでくること。
◎「愛のない女性は、
匂いのない花と同じ。」 −イタリアのことわざ−
◎「会うは別れの始め」
始めがあれば終わりがあるのと同様に、会えば必ず別れの時がくるということ
。つまり、親子・兄弟・夫婦・友人すべて、いずれは死ぬ運命にあり、出会い
が別れの始まりとなるということ。
◎「阿吽(アウン)の呼吸」
二人以上で一つの事をするときに気持ちの一致する、微妙なタイミングのこと
。
【阿吽(あうん)】
(3)吐く息と吸う息。呼吸。阿吽の呼吸。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「青柿が熟柿弔う」
熟した柿が落ち、潰れるのを見てその姿を気の毒だと思う青い柿も、やがては
同じ運命を辿っていくということ。つまり、何時かは、自分も同じようになる
のに、他の事をあれこれいうこと。
◎「青菜(アオナ)に塩」
青い菜っ葉に塩をふると、脱水作用のせいでしおれてしまう。つまり、元気な
くしおれること。
【青菜(あおな)】
(1)ホウレンソウ・コマツナなど、緑色の濃い葉菜類の総称。
(2)カブの古名。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「上がって三代、
下がって三代」
血縁のある親類でも実際につきあえるのは三世代ぐらいまでで、それ以上離れ
ると他人と同じであるということ。
◎「明るけりゃ月夜だと思う」
考えが単純なこと。世間知らずを指したりする。
◎「空き樽は音が高い」
中身の無い空っぽの樽を叩くと高い音を立てるということ。つまり、よくしゃ
べる人には考えの浅い人が多いということ。
◎「商いは牛の涎(ヨダレ)」
商売は「牛の涎(ヨダレ)」のように長くたれて切れ目が無いように、気長に
こつこつと努力することが大切だということ。
◎「秋茄子(アキナスビ)嫁に食わすな」
秋茄子は特別おいしいので、姑が嫁に食べさせたがらないということ。また、
種子がないので、子供に恵まれなくなるから嫁には食べさせるなということ。
あるいは、食べると体が冷えてよくないから嫁には食べさせるなということ。
など種々の解釈がありますが、最初の解釈が一般的。
◎「秋の扇(オウギ)」
漢の成帝の宮女班??(ハンショウヨウ)が君寵(クンチョウ)のおとろえた
自分の身を秋の扇にたとえて詩に詠んだという。つまり、相手の男から顧(カ
エリ)みられなくなった女性の身のこと。
◎「秋の鹿は笛に寄る」
鹿は、秋になると雌雄慕いあうという習性があるのでいとも簡単に鹿笛に誘わ
れて近寄ってくるということ。つまり、弱点を狙われ、利用されやすいという
こと。また、恋のために身を滅ぼすこと。
◎「空き家の雪隠(セッチン)」
人の家を訪ねていくら呼んでも返事がない時の「声なし」と「肥えなし」をか
けて、返事がないこと。
【雪隠(せっちん)】
〔「西浄(せいちん)」の転。一説に「せついん(雪隠)」の転とも〕便所
。かわや。後架。
【西浄(せいちん)】
〔「ちん」は唐音〕禅寺で、便所。西序(せいじよ)の人が用いるからいう
。せいじょう。
【唐音(とうおん)】
(1)日本漢字音の一。平安中期から江戸時代までに日本に伝来した音の総
称。平安中期の中国商人や鎌倉時代の禅僧の伝えた、唐末より宋・元
初頃までの音、江戸初期の僧隠元の伝えた明末の音、長崎の通訳の伝
えた清代の音などが含まれる。「行灯」を「アンドン」、「普請」を
「フシン」と読む類。とういん。唐宋音。
【西序(せいじょ)】
禅宗寺院で、学徳に長じた者が占める職位。首座(しゆそ)以下の六頭首(
ちようしゆ)のこと。また、その僧たちが法堂(はつとう)において並ぶ西
側の位置。西班。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「諦めは心の養生」
いつまでもくよくよ悔やまず割り切って諦めることは心の健康に良いというこ
と。また、どうにもならない事は心を切り替えて前向きに考えようということ
。
◎「商人(アキンド)と屏風(ビョウブ)は曲がらねば世に立たず」
屏風は曲げて立てなければ倒れてしまうように、商人も自分の感情を押えて、
お客の気持ちを大切にするようにしないと成功しないということ。
◎「商人(アキンド)の空誓文(ソラセイモンorカラセイモン)」
駆け引きが多く、商人は誠実みに欠けるということ。
【商人(あきんど)】
〔「あきびと」の転〕物の売買を職業とする人。しょうにん。あきゅうど。
【空誓文(からせいもん)】
うその約束。そらぜいもん。
【空誓文(そらせいもん)】
偽りの誓い。空起請(そらぎしよう)。そらぜいもん。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「商人(アキンド)の元値(モトネ)」
商人が物を売る時に、原価を高めに言うことが多く、信用できないということ
。
【商人(あきんど)】
〔「あきびと」の転〕物の売買を職業とする人。しょうにん。あきゅうど。
【元値(もとね)】
商品の仕入れ値段。また、原価。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「悪銭身につかず」
不正な手段で得たお金はつまらないことに使われやすく、手元からすぐ消える
ものだということ。
◎「悪に強きは善にも強し」
大きな悪事を働くほどの者は、改心すれば大きな善事もできるものだというこ
と。
◎「浅い川も深く渡れ」
浅い川だからといって油断すると危ない。浅い川でも、水かさの多い川と同じ
ように用心して渡れということ。つまり、簡単なことでも用心して注意深く行
えということ。
◎「浅瀬に仇浪(アダナミ)」
川の浅瀬ほど波が立ち、深いところには波が立たないということ。つまり、考
えの浅い者ほど、落ち着きがなく騒ぎ立てるということ。
【仇浪(あだなみ)】
たいした風でもないのにたつ波のこと。また、島の内外に立ち騒ぐ波、つま
り、紛争のこと。
◎「朝題目(アサダイモク)に夕念仏(ネンブツ)」
朝に法華懺法を行い、夕べに阿弥陀経を誦(ショウ)すること。つまり、定見
(テイケン)のないこと。
【朝題目(あさだいもく)】
天台宗で、朝、法華懺法(せんぽう)を行ずること。
【念仏(ねんぶつ)】
〔仏〕
(1)仏の姿や功徳を心に思い描くこと。
(2)阿弥陀仏の名を唱えること。浄土教では阿弥陀仏の名を唱えることに
より浄土へ救済されると説く。ねぶつ。
【誦する(しょする)】
詩文・経文などを暗記して、声を出してよむ。暗誦する。
【定見(ていけん)】
人の意見などに簡単には動かされない、しっかりした考え。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「朝茶はその日の難逃れ」
茶を幸運や災難避けと結びつけて、朝茶を飲めばその日は厄介なことがないと
いうこと。
◎「朝茶は福が増す」
朝茶はその日の幸せを増やすということ。
◎「明日の百より今日の五十」
明日になれば手に入る百文の銭より、今日手に入る五十文の方がありがたいと
いうこと。つまり、明日はどうなっているかわからないから、少なくても今、
確実に手に入ることの方がよいということ。
cf.
貨幣価値として1657年頃の価値を現在に換算すると、一文=10円だそう
です。一見少ないようですが、一両(約3.9万円)あれば一家四人が一ヶ月
暮らせるという時代だったそうです。
注)時代によって一文の価値も異なります。
◎「明日は明日の風が吹く」
明日は、今日の風とは違った風が吹くということ。つまり、将来のことを心配
しても仕方がないので、現在を十分楽しむ方がよいということ。
励ましの意味だけでなく、開き直りという意味もあります。
◎「足下(or足元)から鳥が立つ」 −京都いろはがるた−
突然、身近なところで意外なことが起こること。あるいは、急に思い立ったよ
うに物事を始めること。
◎「足元を見る」
江戸時代の駕籠かきが、旅人の足の疲れを見て料金をふっかけたということ。
つまり、人の弱みにつけこむこと。
◎「明日ありと思う心の仇(アダ)桜
夜半(ヨハ)に嵐の吹かぬものかは」 −親鸞(シンラン)−
今、美しく咲いている桜が明日もまだ咲いているだろうと安心していると、夜
中に強い風が吹いて散ってしまうかもしれないということ。つまり、人間も桜
と同じで、明日はどうなるかわからないということ。
【仇桜(あだざくら)】
散りやすい桜の花のこと。
◎「飛鳥川の淵瀬」
奈良県の中部を流れる飛鳥川は水流の変化が激しく、淵と瀬とが変わりやすい
。つまり、物事や人事が絶えず移り変わって、世の中の無常な様子のこと。
古今和歌集の「飛鳥川昨日の淵ぞ今日は瀬になる」から出た言葉。
【飛鳥川(あすかがわ)】
奈良県北西部、竜門山地に源を発し、明日香地方を流れて大和川に注ぐ川。
昔は流れがよく変わったので、古歌に無常な世にたとえられ、また「明日」
にかけて用いられた。
【淵瀬(ふちせ)】
(1)淵と瀬。水の深いところと浅いところ。
(2)〔「古今集(雑下)」の「世中は何か常なるあすか川昨日のふちぞ今
日は瀬になる」から〕世の中の定めないことのたとえ。
−三省堂提供「大辞林第二版」−

|
|
− 飛鳥川 −
|
◎「明日(アス)の事を言えば鬼が笑う」
未来のことは前もって知ることはできないということ。
【鬼が笑う(おにがわらう)】
現実性のないことをからかっていう語。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「東男(アズマオトコ)に京女(キョウオンナ)」
男は粋(いき)で威勢のいい江戸っ子がよく、女性は美しくしとやかな京女がよ
いということ。つまり、男女の似合いの取り合わせのこと。
◎「与えるは受けるより幸(サイワ)いなり」
【英】It is more blessed to give than to receive.
◎「頭隠して尻隠さず」 −江戸いろはがるた−
雉(キジ)は、草むらの中に首だけ隠したら、尾が丸見えでも平気でいる、と
いうことから、悪事や欠点を、本人は完全に隠したつもりでいてもその一部が
現れているのを知らないでいること。
◎「頭の上の蠅を追え」
人のことより、まず自分の問題をかたずけろということ。
◎「当たるも八卦当たらぬも八卦」
占いは当たる場合もあるし、当たらない場合もある、ということから、当たり
外れを気にすることはない、ということ。
【八卦(はっけ)】〔「はっか」とも〕
(1)易の卦を示す陰陽二種の爻(こう)により形づくられる形象。この中
の二種を組み合わせて、自然・人間などのあらゆる現象・属性を表し
、判断の基礎とする。
→周易(しゆうえき)
→六十四卦
(2)占い。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
【参考】「八卦の論理」
<http://www2.begin.or.jp/sakura/gogyo.htm>
◎「あちら立てればこちらが立たぬ」
一方をうまくいくようにすれば、他方には悪く、両方同時によいことはない、
ということから、物事は両方とも満足するようにとり運ぶのは難しいというこ
と。
◎「圧巻(アッカン)」
古く、中国の官吏登用試験で、最もすぐれた巻(答案)を他の答案の上にのせ
た故事から、書物・催し物などの中で一番すぐれているところ。
【官吏(かんり)】
(1)国家公務員の通称。役人。官員。
(2)旧憲法下で、天皇の大権に基づき任官され国務に就いた高等官と判任
官。私法上の契約により国務に就いた雇員・傭人と区別されていた。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「暑さ寒さも彼岸まで」
暑さも秋の彼岸の頃になれば衰え、寒さも春の彼岸の頃になれば薄らぎ、やが
て過ごしやすくなる、ということ。
◎「暑さ忘れれば陰(カゲ)忘れる」
暑さが去るとともに物陰の涼しさを忘れる。つまり、苦しみを切り抜けてしま
うと、苦しかった時の人の恩を忘れてしまうとうこと。
◎「後足(アトアシ)で砂を掛ける」
犬や猫は糞をしたあと後足で砂を掛けるような動作をするが、犬猫のそういう
動作のように、世話になった人の恩を裏切るばかりか、去り際にさらに迷惑を
かけること。
◎「後の雁(カリ)が先になる」
雁が一列になって飛んでいく時、後を飛んでいた雁が先の雁を追い越すことが
ある、ということから、後から遅れて来たものが先のものを追い越すこと。つ
まり、油断すれば後輩に追い越されるということ。
◎「後は野となれ山となれ」
目の前の事さえ済めば、後はどうなろうとかまわないということ。
◎「あなたが、
どこに落ちてしまったかは見なくていいよ。
どこでつまずいたかを振り返った方がいい。」 −アフリカのことわざ−
【英】Do not look where you fell,
but where you slipped.
◎「姉女房は身代(シンダイ)の薬」
姉さん女房は、その家の全てに効能がある薬のようなものである。年上の女房
は、遣り繰りが巧いので財産も増え、夫を立てるので円満な家庭を築けるもの
であるということ。
【身代(しんだい)】
〔「進退」[一](2)から出た語で、「身代」はあて字〕
(1)個人の所有する財産。身上(しんしよう)。
(2)暮らし向き。生計。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「痘痕(アバタ)も靨(エクボ)」
自分が愛している者については、たとえあばたでも、かわいいえくぼに見える
ように、欠点も長所に見えるものであるということ。
【痘痕(あばた)】
〔梵arbuda(かさぶた)からか〕天然痘にかかって治ったあと、顔の
皮膚に残る小さなくぼみ。じゃんこ。「―面(づら)」
【靨(えくぼ)】
〔笑(え)窪(くぼ)の意〕
(1)笑うと、頬にできる小さなくぼみ。
(2)ほくろ。[新撰字鏡]
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「虻(アブ)蜂とらず」
欲張りすぎてかえって失敗すること。
同時にいくつかのものをねらって、結局何も得られないこと。
◎「阿呆につける薬がない」 −尾張いろはがるた−
σ(^◇^;).........(;^^)
◎「雨垂れ石を穿(ウガ)つ」
軒からしたたり落ちる雨のしずくでも、長い間には石に穴をあけることができ
るということ。つまり、微力でも、根気よく何度も繰り返してやれば最後には
成功するということ。
【穿ち(うがち)】
(1)穴をあけること。
(2)人の気づかない真相を探り出してみせること。また、人情の機微など
を巧みに指摘してみせること。また、そのような事柄。
(3)新奇で凝った趣向。
(4)遊女の意地っ張りであること。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「余り茶に福あり」
残り物には拾いものがあること。つまり、ものを大切にすること。
「余り茶を飲めば年が寄る」の逆だが、両面の意味を持つのはことわざの特徴
。
◎「雨上がりのやかん照り」
雨があがったら、天候が急激に変わってカンカン照りになること。
◎「雨が降らなきゃ、
虹は見られない。」 −ハワイのことわざ−
【英】No rain, no rainbow.
◎「雨に濡れて露おそろしからず」
大きな災難を経験した人は、少々の困難にはくじけないということ。
◎「雨晴れて笠をわすれる」
雨が上がると、かぶっていた笠のありがたみを忘れる。つまり、苦難の出来事
が過ぎると、人はその時に感じた教訓や感謝の気持ちを忘れてしまうというこ
と。
◎「雨降って地固まる」
埋めた地面が雨にあうと固まるように、もめごとの後に理解が深まったりして、
悪い事態が好転すること。
◎「雨夜の月」
あるのだが、見ることの出来ないもののこと。
◎「過ちの功名(コウミョウ)」
「怪我の功名(コウミョウ)」に同じ。
間違ってしたことや何気なくしたことから、偶然に好結果が生まれること。
【功名(こうみょう)】
手柄を立てて、名誉を手に入れること。また、その手柄。こうめい。
−三省堂提供「大辞林第二版」−
◎「ある人に魚を一匹与えれば、
その人は一日食える。
魚の取り方を教えれば、
その人は一生を通して食える。」 −中国のことわざ−
◎「合わぬ蓋(フタ)あれば合う蓋あり」
蓋にも合う合わないがあるように、人と人、物と物にはぴったりとはまるもの
と合わないものがあるものだということ。
◎「鮟鱇(アンコウ)の餌(エ)待ち」
エサを待つあんこうのように、ぼんやりと口を開けていること。
【鮟鱇(あんこう)】
(1)アンコウ目アンコウ科の海魚の総称。全長1.5メートルを超えるも
のがある。体形は楽器の琵琶(びわ)に似て、頭は著しく大きくて平
たく、口がきわめて大きい。背部前方にある背びれが変形した釣り竿
(ざお)のようなものを動かし、小魚をおびきよせて食べる。非常に
貪食で、大量の餌(えさ)をとる。冬、肉のほか皮や内臓などを鍋料
理などにして美味。肉が柔らかく扱いにくいので、つるして調理する
。熱帯から温帯にかけての深海に広く分布。日本産の種ではアンコウ
(クツアンコウ)・キアンコウが代表的。アンコ。[季]冬。《―の
骨まで凍ててぶち切らる/加藤楸邨》
(2)〔動作が鈍いところから〕愚鈍な人。とんまな人。
(3)「呼(よ)び樋(どい)」に同じ。
cf.【呼び樋(よびどい)】
軒樋(のきどい)と竪樋(たてどい)とを結ぶ樋。上部は漏斗(ろうと)状
に広がり、その形から鮟鱇(あんこう)ともいう。
−三省堂提供「大辞林第二版」−

|
|
− 鮟鱇(アンコウ) −
|
◎「案ずるより産むが易し」
出産はあれこれと心配するけれども、容易に済むことが多いこと。つまり、物
事は、前もってあれこれと心配するよりも、実際には案外たやすくうまくゆく
ものであるということ。
|
|