☆ 説苑 ☆


ぜいえん
 中国、前漢代の説話集。二〇巻。劉向(りゆうきよう)編。儒教的立場から様々
の伝説・故事を収録。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
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◎「怒りには則ち理を思い、
  危うきには義を忘れず。」

  腹が立ったときには道理について思いめぐらし、危機に遭遇しても道義にそむ
  く行動はしないということ。

◎「屋烏(オクウ)の愛」
                                 −貴徳−
  人を愛すると、その家の上にとまっている烏までもいとおしくなるということ
  。
  【屋烏(おくう)】
   屋根にとまっている烏(からす)。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−

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◎「木から落ちた猿」

  よりどころをなくして、途方にくれること。また、自分の持ち場を離れて無力
  になること。得意な分野で失敗すること。

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◎「直(チョク)にして枉(マ)ぐる能(アタ)わざれば共に大に任ずべからず」

  あまりに正義感や自分の信念に忠実すぎて妥協することができない者には、重
  大な仕事を任せることはできない。つまり、人間は融通がきかなければだめだ
  ということ。

  【曲げる/枉げる(まげる)】
   (1)まっすぐな物・平らな物を、まがった状態にする。《曲》
   (2)ある意図に基づいて、事実や規則をゆがめる。
   (3)自分の主義・主張をむりに変える。気持ちなどを抑える。
   (4)(「駕(が)を枉げる」の形で)貴人がわざわざ来訪する。
   (5)〔「質(しち)」と発音が同じ「七」の第二画がまがっていることか
      らか〕品物を質に入れる。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−

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◎「福はかすかなるより生じ、
  禍はおろそかにするより生ず。」

  些細な親切が思わぬ幸運を呼び、また、小さな油断が思わぬ失敗を招くので、
  普段の心がけが大切だということ。

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◎「良薬は口に苦けれども病に利あり、
  忠言(チュウゲン)は耳に逆らえども行いに利あり」

  苦くて飲みにくくてもよい薬は病気に効く。また、他人の忠告は聞くのが不快
  でも正しい行動をする際には役に立つということ。つまり、人は口当りのよい
  もの、耳ざわりのよい言葉にひかれるが、それだけでは自分を益するものを得
  ることはできないということ。

  【忠言(ちゅうげん)】
   まごころをこめていさめること。忠告の言葉。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−

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