◎「猫も杓子(シャクシ)も」
【原】「生まれて死ぬるなりけりおしなべて釈迦も達磨も猫も杓子も」
何もかも、誰もかれも皆ということ。
「猫」は「神主」を表す「禰子(ねこ)」、「杓子」は「僧侶」を表す「釈氏
・釈子(シャクシ)」で、「禰子も釈氏も(神主も僧侶も)」が変化したとす
る説。
「猫」は「女子(メコ)」、「杓子」は「弱子(ジャクシ)」で、「女子も弱
子も(女も子供も)」が変化したとする説。
「猫」は「寝子(ネコ)」、「杓子」は「赤子(セキシ)」で、「寝子も赤子
も(寝る子も赤ん坊も)」が変化したとする説。
「杓子」は「しゃもじ」のことで、主婦が使うものであることから「主婦」を
表し、「猫も主婦も家族総出で」ということから出たとする説。
猫はどこにでもいる動物であり、杓子も毎日使う道具であることから、「あり
ふれたもの」の意味から出たとする説。
など複数あり、こじつけと思えるものも多いが、正確な語源ははっきりしませ
ん。
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