☆ 易経 ☆


えききょう
 中国、周代の占いの書。五経の一。経文と解説書である「十翼」をあわせて一二
編。陰と陽を六つずつ組み合わせた六四卦(け)によって自然と人生との変化の法
則を説く。「十翼」は、これに儒家的な倫理や宇宙観を加えて解説してある。古来
、伏羲(ふつき)氏が卦を画し、周の文王が卦辞を、周公が爻辞(こうじ)を、

が「十翼」をつくったといわれるが根拠はない。周易。易。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−
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◎「鬼神は盈(ミ)つるを害して謙(ケン)に福(サイワイ)す。」

  鬼神は満ち足りていて高慢な者には災いをもたらし、謙虚な者には幸福をもた
  らすということ。つまり、充足して心がおごっていれば、人間を超越した存在
  にすら嫌われるということ。すなわち、謙虚であることの大切さを説いた語。

  【鬼神(きじん)】〔「きしん」とも〕
   (1)荒々しく恐ろしい神。
   (2)人の目に見えず、超人的な力をもつ存在。
   (3)鬼。
   (4)天地万物の霊魂。死者の霊魂と天地の神霊。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−

◎「金蘭(キンラン)の契(チギ)り」
  or「金蘭(キンラン)の交(マジ)わり」
  【原】「二人同レ心、其利断レ金、同心之言、其臭如レ蘭」
                                −繋辞上−
  親友が心を同じくするそのかたさは、かたい金をも断ち切るほどであり、友情
  のまことの美しさはかおりの高い蘭のようであるということ。つまり、親友の
  固い交わりのこと。

  【金蘭(きんらん)】
   (1)〔易経(繋辞上)「二人同レ心、其利断レ金、同心之言、其臭如レ蘭
       」より〕友情の大変にあついこと。親しくかたい交わり。
   (2)ラン科の多年草。草原や疎林内に生える。高さ50センチメートル内
      外。狭い楕円形ないし披針形の葉を互生。春、茎頂に黄色の半開の小
      花を一〇個内外つける。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−

金蘭(キンラン)
− 金蘭(キンラン) −


◎「君子豹変(ヒョウヘン)」
                                −・革卦−
  君子は過ちに気づくとすぐに改め、自らを向上させるということ。また、まる
  で節操がなく、主張や態度がころころと変わること。

  【豹変(ひょうへん)】
   〔「易経(革卦)」より。豹の毛が季節によって抜けかわり、斑紋も美しく
   なることから〕性質・主張などが急激に変化すること。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−

◎「言行(ゲンコウ)は君子の枢機(スウキ)なり」

  君子たるに最も大切な要素は、発言と行動である。だから君子たるものは、常
  日頃から、発言と行動にはくれぐれも慎重でなければならないということ。

  【枢機(すうき)】
   〔「枢」は開き戸のくるる、「機」は弩(いしゆみ)のはじきがね〕
   (1)物事の肝心なところ。最も大切なところ。肝要。枢要。
   (2)大切な政務。
   (3)てづる。縁故。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−

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◎「霜(シモ)を履んで堅氷(ケンピョウ)至る」

  霜を踏んで歩く季節を経ると、やがて氷の張る季節がくるということ。つまり
  、物事が起こるには前兆があるということ。すなわち、前兆があればそのため
  の対策を怠るなということ。

  【堅氷(けんひょう)】
   堅く張ったこおり。あつごおり。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−

◎「進むを知りて退くを知らず。」

  前に進むことだけを考えて、時には退くことも必要だという事を知らないとい
  うこと。

◎「積善(セキゼン)の家には必ず余慶(ヨケイ)あり。
  積不善(セキフゼン)の家には必ず全殃(ヨオウ)あり。」

  【積善(せきぜん)】
   〔「しゃくぜん」とも〕善行を多くつみ重ねること。また、そのつみ重ねた
   善行。
  【余慶(よけい)】
   (1)祖先の善行によって子孫が得る幸運。
   (2)おかげ。余光。
  【余殃(よおう)】
   祖先の悪事の報いとして子孫にまでも及ぶ災難。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−

◎「前言(ゼンゲン)往行(オウコウ)を識(シル)して
  以(モ)ってその徳(トク)を蓄(ヤシナ)う」
  【原文】識前言往行 以蓄其徳

  優れた古人(コジン)の言葉や行動を学び、見習って努力することで、人物と
  しての徳が身につくということ。

  【前言(ぜんげん)】
   (1)前に言った言葉。
   (2)昔の人の残した言葉。先言。
   (3)将来のことを述べること。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−

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◎「治に居て乱を忘れず」
                                 −伝下−
  世の中が平和な時でも、世が乱れた時の場合を考えて、その用意を忘れない様
  にすること。つまり、いつでも万一の時の用意を忘れないこと。

◎「同気(ドウキ)相求(アイモト)める」
                                 −乾卦−
  同じ気質のものは自然に寄り集まるということ。

  【同気(どうき)】
   (1)同じ気質。また、気のあった仲間。同類。
   (2)兄弟。同胞(どうほう)。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−

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◎「能事畢る(ノウジオワル)」
                        −繋辞伝(ケイジデン)上−
  なすべき仕事は全部終わったということ。

  【能事(のうじ)】
   なすべきこと。なしとげるべき事柄。
  【畢んぬ(おわんぬ)】
   (連語)
   〔動詞「おわる」の連用形に完了の助動詞「ぬ」の付いた「おわりぬ」の転
   〕多く動詞の連用形に付いて、動作の完了したことを表す。…し終わった。
   …してしまった。
                      −三省堂提供「大辞林第二版」−

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◎「始めが大事」

  何ごとも始めが重要だから、最初によく考えてから行えということ。

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